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【記者の目】やっぱり大阪では“つかみ”が大事!?明暗を分けた1番ホール
【記者の目】やっぱり大阪では“つかみ”が大事!?明暗を分けた1番ホール
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2018年3月20日 03時02分
つかみ。それはお笑いの用語であり、一番初めのギャグやボケがうけるかどうかすべるかで、その後のお客さんの心をつかめるか、つかめないかが決まるとされる。その一番始めのギャグのことを指す。それはゴルフの世界でも同じこと。バーディが先にくれば気持ちに余裕が出てきて乗っていけるし、ボギーがくれば焦りが生まれる。
【関連写真】Tポイントレディスの激闘を1000枚を超える写真で振り返る!
お笑いのメッカ・大阪で12年ぶりに行われた「Tポイントレディス」では、そんな“つかみ”が大きな明暗を分けた。それがパー4としては国内女子ツアー歴代二位タイの長さを誇る一番ホール。通常営業時はパー5として使用されているホールだが、今大会ではパー4として使用された。距離だけでなく、二打目地点が左足下がりとなっていてボールを上げづらくグリーンを捉えづらいのもポイント。
さらに難易度を上げるのが本来はパー5だけあって、短い番手で打つサードショットを想定してつくられたグリーン周り。花道がとても狭く両脇はバンカーが行く手を阻む。そう簡単にバーディを獲れない、お笑い用語で言えば中々笑わない『重い客』だ。
そんな重い客を一番つかんだのは優勝した鈴木愛。第一ラウンドは残り190ヤードから手前4mにつけてバーディ。さらに首位から出た2日目は、ティショットを大きく左に曲げたが斜面を転がり、平らな左ラフまで落ちてくる幸運にも恵まれパーをセーブ。続く二番のチップインバーディで完全に流れを掌握した。
一方、一打差二位から出た酒井美紀はつかみきることができなかった。初日は鈴木同様バーディを奪い優勝争いに加わったが、二日目は二打目をグリーン奥にこぼすと寄せられず。ボギーとすると、悪い流れを引きずったのか次の2番ではアプローチをミス。連続ボギーとすると、その後反撃を見せたが時すでに遅し。2014年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来の優勝はならなかった。
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さらに難易度を上げるのが本来はパー5だけあって、短い番手で打つサードショットを想定してつくられたグリーン周り。花道がとても狭く両脇はバンカーが行く手を阻む。そう簡単にバーディを獲れない、お笑い用語で言えば中々笑わない『重い客』だ。
そんな重い客を一番つかんだのは優勝した鈴木愛。第一ラウンドは残り190ヤードから手前4mにつけてバーディ。さらに首位から出た2日目は、ティショットを大きく左に曲げたが斜面を転がり、平らな左ラフまで落ちてくる幸運にも恵まれパーをセーブ。続く二番のチップインバーディで完全に流れを掌握した。
一方、一打差二位から出た酒井美紀はつかみきることができなかった。初日は鈴木同様バーディを奪い優勝争いに加わったが、二日目は二打目をグリーン奥にこぼすと寄せられず。ボギーとすると、悪い流れを引きずったのか次の2番ではアプローチをミス。連続ボギーとすると、その後反撃を見せたが時すでに遅し。2014年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来の優勝はならなかった。