JLPGAツアー
国内女子 ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!
【どこよりも早いスイング解説2018】勝みなみのスイングがダイナミックに変わった!理由は下半身にアリ
【どこよりも早いスイング解説2018】勝みなみのスイングがダイナミックに変わった!理由は下半身にアリ
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2018年3月1日 03時40分
「ダイキンオーキッドレディス」で開幕した2018年の国内女子ツアー。ツアープロコーチの辻村明志氏が会場で見ていて「気になった!」という選手のスイングをどこよりも早く解説してもらった。
【連続写真】コンパクトからダイナミックに!勝みなみの最新スイング
第1回は昨年のプロテストに合格、QTランキング26位で今季前半戦の出場権を獲得している勝みなみ。アマチュア時代にプロトーナメントで勝利するなど、15歳から注目されてきたルーキーの“今”のスイングとは?
スイングの前に「このオフでしっかりトレーニングしてきたなと感じました。優勝してからプロの試合に出続けていたことで、体力の大切さを一番知っているのでしょう。一年戦える体づくりとパワーアップの両方を取り組んだなと思います。体を見たら分かる」と驚いたという辻村氏。そのトレーニングの成果がスイングにもしっかりと現れていると続ける。
「昨年の勝さんは試合を重ねている中で“下半身が使いきれていないな”という部分を感じていました。技術的なことだけでなく、疲れもあり、下の回転が半回転で終わってしまっていたのです。それが今年のスイングを見ると、最後までその鍛えた下半身を使えています。トップからダウンスイング以降、左足に付くところまで右ヒザを送れているのです。つまりそれは、しっかりと下半身を回せているということ。スイング自体は大きく変わっていませんが、よりダイナミックなスイングになりました。飛距離も伸びているように感じましたし、何よりも打球が強くなっていましたね」
力強さを手にしたルーキーを辻村氏も期待する。「勝さんをこれまで見ていて、元々アイアンやパターがうまい選手ということで、ちょっとドライバーに力強さが足りないかなと思って見ていました。その点をしっかりオフで埋めてきたなという感じですね。“体重が思ったよりも増えた”と話していたみたいですが、シーズン中に落ちることを踏まえれば、むしろ良かったとも思えます。開幕としては最高の状態ですね。今年、楽しみな選手の一人といえると思います」。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年フル参戦した。その後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。上田の出場試合に帯同。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
【連続写真】コンパクトからダイナミックに!勝みなみの最新スイング
第1回は昨年のプロテストに合格、QTランキング26位で今季前半戦の出場権を獲得している勝みなみ。アマチュア時代にプロトーナメントで勝利するなど、15歳から注目されてきたルーキーの“今”のスイングとは?
スイングの前に「このオフでしっかりトレーニングしてきたなと感じました。優勝してからプロの試合に出続けていたことで、体力の大切さを一番知っているのでしょう。一年戦える体づくりとパワーアップの両方を取り組んだなと思います。体を見たら分かる」と驚いたという辻村氏。そのトレーニングの成果がスイングにもしっかりと現れていると続ける。
「昨年の勝さんは試合を重ねている中で“下半身が使いきれていないな”という部分を感じていました。技術的なことだけでなく、疲れもあり、下の回転が半回転で終わってしまっていたのです。それが今年のスイングを見ると、最後までその鍛えた下半身を使えています。トップからダウンスイング以降、左足に付くところまで右ヒザを送れているのです。つまりそれは、しっかりと下半身を回せているということ。スイング自体は大きく変わっていませんが、よりダイナミックなスイングになりました。飛距離も伸びているように感じましたし、何よりも打球が強くなっていましたね」
力強さを手にしたルーキーを辻村氏も期待する。「勝さんをこれまで見ていて、元々アイアンやパターがうまい選手ということで、ちょっとドライバーに力強さが足りないかなと思って見ていました。その点をしっかりオフで埋めてきたなという感じですね。“体重が思ったよりも増えた”と話していたみたいですが、シーズン中に落ちることを踏まえれば、むしろ良かったとも思えます。開幕としては最高の状態ですね。今年、楽しみな選手の一人といえると思います」。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年フル参戦した。その後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。上田の出場試合に帯同。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。