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【石川遼・復活優勝へ】“プレーへの情熱”失わずに初優勝を挙げた石川遼世代
【石川遼・復活優勝へ】“プレーへの情熱”失わずに初優勝を挙げた石川遼世代
配信日時: 2018年3月1日 00時36分
2017年、米国でのツアーカードを失い、18年は日本ツアーでプレーすることを決めた石川遼。15歳で「マンシングウェアオープンKSBカップ」を制して一躍ときの人となった当時から11年、今年で27歳を迎える。
【連続写真】スイング改造中の石川遼、問題は右サイドに!?
同世代として松山英樹(26歳)、リッキー・ファウラー(米国、29歳)、ローリー・マキロイ(北アイルランド、28歳)など、欧米ツアーの上位で活躍する面々が浮かぶが、もう一人、どん底からはいあがった選手がいる。昨年秋、プロ5年目にして初優勝を挙げたのがパトリック・キャントレー(米国)だ。
年齢は石川より一つ下の1992年生まれ。19歳、当時大学生だった11年には、アマチュアで出場した「全米オープン」で21位に入ってローアマに輝いた。翌週の米国男子ツアー「トラベラーズ選手権」2日目には、アマチュアながら“60”をマークする驚異的な活躍を見せて世界を震撼させた。翌12年の「マスターズ」でも同じくアマチュアだった松山英樹を逆転し、ローアマを獲得。世界アマチュアランキング1位の座を55週守り抜くなど輝かしい成績を残し、満を持して同年、プロ転向を果たした。
翌13年3月には、下部ツアーのウェブ・ドットコム・ツアー「コロンビア選手権」で早くもプロ初優勝。そのキャリアは順風満帆に思えたが、挫折は突然だった。初優勝から約2カ月後、5月の「クラウンプラザ招待atコロニアル」の2日目に突如背中の痛みに襲われ、耐え切れずに棄権。医者からの診断は「腰椎の疲労骨折」だった。
ここまで見ると、プロ、アマでのキャリアの違いこそあれ、石川と共通する部分が見えてくる。数々の栄光の末にたどり着いた憧れの地で挫折を味わったのだ。石川にしてみれば、日本ツアーで賞金王にまでなった。それが米ツアーでは通用しない。自問自答の日々を送る。見失いかけた自身のゴルフを立て直そうとするあまりハードな練習を続け、今度は腰を痛めてツアーを9カ月離脱してしまう。
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同世代として松山英樹(26歳)、リッキー・ファウラー(米国、29歳)、ローリー・マキロイ(北アイルランド、28歳)など、欧米ツアーの上位で活躍する面々が浮かぶが、もう一人、どん底からはいあがった選手がいる。昨年秋、プロ5年目にして初優勝を挙げたのがパトリック・キャントレー(米国)だ。
年齢は石川より一つ下の1992年生まれ。19歳、当時大学生だった11年には、アマチュアで出場した「全米オープン」で21位に入ってローアマに輝いた。翌週の米国男子ツアー「トラベラーズ選手権」2日目には、アマチュアながら“60”をマークする驚異的な活躍を見せて世界を震撼させた。翌12年の「マスターズ」でも同じくアマチュアだった松山英樹を逆転し、ローアマを獲得。世界アマチュアランキング1位の座を55週守り抜くなど輝かしい成績を残し、満を持して同年、プロ転向を果たした。
翌13年3月には、下部ツアーのウェブ・ドットコム・ツアー「コロンビア選手権」で早くもプロ初優勝。そのキャリアは順風満帆に思えたが、挫折は突然だった。初優勝から約2カ月後、5月の「クラウンプラザ招待atコロニアル」の2日目に突如背中の痛みに襲われ、耐え切れずに棄権。医者からの診断は「腰椎の疲労骨折」だった。
ここまで見ると、プロ、アマでのキャリアの違いこそあれ、石川と共通する部分が見えてくる。数々の栄光の末にたどり着いた憧れの地で挫折を味わったのだ。石川にしてみれば、日本ツアーで賞金王にまでなった。それが米ツアーでは通用しない。自問自答の日々を送る。見失いかけた自身のゴルフを立て直そうとするあまりハードな練習を続け、今度は腰を痛めてツアーを9カ月離脱してしまう。