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剛柔一体、そして道具が作り上げた葭葉ルミのドライビングディスタンス1位【翔太のスタッツNo.1】
剛柔一体、そして道具が作り上げた葭葉ルミのドライビングディスタンス1位【翔太のスタッツNo.1】
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2018年1月11日 09時13分
鈴木愛の賞金女王、MVPの2冠達成で幕を閉じた2017年シーズン。各スタッツの1位になった選手を2017年に1年間、青木瀬令奈のキャディ、コーチを務めた大西翔太氏に解説してもらった。
【連続写真】全米女子OPドラディス1位!葭葉ルミの秘密を“V字”に見た
2017年から計測が開始されたドライビングディスタンス(ティショットの平均飛距離。※ラウンドごとに2ホールで計測するが、風による影響が出ないように、反対方向に向かう2ホールで計測する。打球がフェアウェイに残るか否かにかかわらず、止まったところまでの距離が測られる)部門で、川岸史果、穴井詩といった並居る飛ばし屋たちを抑えて初代1位に輝いたのは葭葉ルミ。ツアーで唯一となる260ヤード台を叩きだした。
大西氏は葭葉が2017年から急に飛ばすようになった理由について『スイング』と『クラブ』の2点を要因に挙げる。
「2017年の葭葉さんはとにかく振れていました。しかも、最初から“振っていくぞ”といった感じではなく、ゆっくり振っているように見える“ビュン”といった鋭い振り。何故そういうスイングができるかと言ったら、体全体を上手くしならせながら、大きい筋肉を使って振っているからです」
そのベースを作ったのが長くて重い素振り用の棒だ。「葭葉さんは昨年のオフ、竹ぼうきや野球のマスコットバットなどを振る練習を行いました。手だけで長いものは振れません。下半身主導でウエイトを上手く動かすスイングを、その鍛錬で身に付けたのではないでしょうか。素振り棒を手にして、アドレスの状態でリキミが一切ない、綺麗に上体のチカラを抜けているカタチを作り、大きな筋肉を柔らかく、しなやかに使える準備をして振っています。大きな筋肉を使いながら振っているので、バックスイング時の上体の大きな捻転にもつながります」
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2017年から計測が開始されたドライビングディスタンス(ティショットの平均飛距離。※ラウンドごとに2ホールで計測するが、風による影響が出ないように、反対方向に向かう2ホールで計測する。打球がフェアウェイに残るか否かにかかわらず、止まったところまでの距離が測られる)部門で、川岸史果、穴井詩といった並居る飛ばし屋たちを抑えて初代1位に輝いたのは葭葉ルミ。ツアーで唯一となる260ヤード台を叩きだした。
大西氏は葭葉が2017年から急に飛ばすようになった理由について『スイング』と『クラブ』の2点を要因に挙げる。
「2017年の葭葉さんはとにかく振れていました。しかも、最初から“振っていくぞ”といった感じではなく、ゆっくり振っているように見える“ビュン”といった鋭い振り。何故そういうスイングができるかと言ったら、体全体を上手くしならせながら、大きい筋肉を使って振っているからです」
そのベースを作ったのが長くて重い素振り用の棒だ。「葭葉さんは昨年のオフ、竹ぼうきや野球のマスコットバットなどを振る練習を行いました。手だけで長いものは振れません。下半身主導でウエイトを上手く動かすスイングを、その鍛錬で身に付けたのではないでしょうか。素振り棒を手にして、アドレスの状態でリキミが一切ない、綺麗に上体のチカラを抜けているカタチを作り、大きな筋肉を柔らかく、しなやかに使える準備をして振っています。大きな筋肉を使いながら振っているので、バックスイング時の上体の大きな捻転にもつながります」