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“OBを打った”17番の攻め方に鈴木愛の強さを見た【辻にぃ見聞】
“OBを打った”17番の攻め方に鈴木愛の強さを見た【辻にぃ見聞】
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2017年5月15日 22時18分
鈴木愛の今季初優勝で幕を閉じた「ほけんの窓口レディース」。プロアマを棄権せざるを得ないほどの左ひざ痛を抱えながらも、2日目に30ホールを戦い抜き首位に立つとそのまま逃げ切った。そんな鈴木の圧勝劇を上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が振り返る。
【関連写真】狂乱のミニスカ旋風から鈴木愛の完勝劇まで!フォトギャラリーで振り返る!
■短くてもスコアが出ないコース 距離以上の難しさをどう制するか
6,308ヤードとツアーでも短い部類に入る福岡カンツリー倶楽部 和白コース。加えて地面が固くランが出るため数字以上に長さを感じないコースだが、アップダウンにドッグレッグと戦略性が高く、2桁のスコアが出たのはコース変更後6回中2回、それも10アンダーというスコアが難しさを物語っている。
「とても難易度が高いコースで、ハーフで4回くらい100ヤード前後のショットが求められる。また、砲台グリーンが多くピンの根本が見えないグリーンに打っていかなければいけない場面も多いので、残り100ヤードでもピタッと止めるのは難しい。歴代優勝者がイ・ボミ選手、申ジエ選手と言った実力者ばかりなのもうなずけます(辻村氏)」。飛距離が無くても決してフロックでは勝てないのが今大会だ。
■OBを打った17番の攻め方に鈴木愛の強さを見た
そんなコース変更後海外選手しか勝っていなかった今大会を、日本勢で初めて勝った鈴木愛。彼女を辻村氏は“自分を良く知っているプレーヤー”と表現する。
「鈴木選手のためのような大会でしたね。しっかりと“鈴木愛のスタイル”を持っているから、他の選手の攻め方に惑わされません。自分の状態とコースを照らし合わせて最善の選択ができていました」。その強さが際立ったのがOBを打った17番の攻め方だ。「2位に4打差をつけた勝ちゲーム。ティショットでスプーンを選択してもおかしくありません。ですが展開に関係なく彼女はドライバーを握りました。ドライバーの調子が良いから下の段を狙っていきました。結果としてOBとなりましたが、2打目も1Wを逃げずに握りしっかりと振っていました。ミスを優先的に考えず、じぶんのやるべきことをやっているのです。ゴルフに対する頭の良さを感じますね。常にゴルフのことを考えているからだと思います」
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■短くてもスコアが出ないコース 距離以上の難しさをどう制するか
6,308ヤードとツアーでも短い部類に入る福岡カンツリー倶楽部 和白コース。加えて地面が固くランが出るため数字以上に長さを感じないコースだが、アップダウンにドッグレッグと戦略性が高く、2桁のスコアが出たのはコース変更後6回中2回、それも10アンダーというスコアが難しさを物語っている。
「とても難易度が高いコースで、ハーフで4回くらい100ヤード前後のショットが求められる。また、砲台グリーンが多くピンの根本が見えないグリーンに打っていかなければいけない場面も多いので、残り100ヤードでもピタッと止めるのは難しい。歴代優勝者がイ・ボミ選手、申ジエ選手と言った実力者ばかりなのもうなずけます(辻村氏)」。飛距離が無くても決してフロックでは勝てないのが今大会だ。
■OBを打った17番の攻め方に鈴木愛の強さを見た
そんなコース変更後海外選手しか勝っていなかった今大会を、日本勢で初めて勝った鈴木愛。彼女を辻村氏は“自分を良く知っているプレーヤー”と表現する。
「鈴木選手のためのような大会でしたね。しっかりと“鈴木愛のスタイル”を持っているから、他の選手の攻め方に惑わされません。自分の状態とコースを照らし合わせて最善の選択ができていました」。その強さが際立ったのがOBを打った17番の攻め方だ。「2位に4打差をつけた勝ちゲーム。ティショットでスプーンを選択してもおかしくありません。ですが展開に関係なく彼女はドライバーを握りました。ドライバーの調子が良いから下の段を狙っていきました。結果としてOBとなりましたが、2打目も1Wを逃げずに握りしっかりと振っていました。ミスを優先的に考えず、じぶんのやるべきことをやっているのです。ゴルフに対する頭の良さを感じますね。常にゴルフのことを考えているからだと思います」