大幅なギア変更で波に乗るダスティン・ジョンソン
大幅なギア変更で波に乗るダスティン・ジョンソン
配信日時: 2017年2月21日 08時09分
ダスティン・ジョンソンがPGAツアー「ジェネシス・オープン」(2月16日〜19日・リビエラCC・カリフォルニア州)で2位に5打差をつけ圧勝、世界ランキング1位を戴冠した。この試合の優勝予想であるパワーランク1位どおりの活躍を見せたわけだが、意外なことに、大幅な用具変更を行った末の勝利であった。下記は、テーラーメイドが発表した内容だ。
「ダスティン・ジョンソンは新『M1460ドライバー』&新『M1フェアウェイウッド』(3月9日発売)、『Spider TOUR BLACKパター』&『TP5xボール』(4月上旬発売)など、最新モデルを使用、最終ラウンドでは平均321ヤードのドライビング・ディスタンスを記録。最終日に36ホールをプレーする厳しいスケジュールの中でもスコアを伸ばし、後続に5打差をつけるトータル17アンダーの独走で今季初勝利。通算13勝目は、現役プロでは最長となる、ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズに次ぐ、デビュー以来10シーズン連続勝利を記録するとともに、キャリア初となる世界ゴルフランキング1位へ浮上する一勝となりました」
また、PGAツアーの用品レポートによると、この試合直前にパターグリップを『スーパーストロークCounterCore Pistol GT 1.0』へ変更を行い、ファーマーズインシュランスオープンで投入した新『M1 FW』のシャフトをトゥルーテンパー『Project X HZRDUS(ハザーダス)』に変更。聞きなれない『Project X HZRDUS(ハザーダス)』だが、かなりの高剛性かつ超低スピンが特長で、ロフトの大きな3W HLは早速武器になった模様。そして開幕時のドライバーは旧『M2』だったが、この試合でついに新『M1 460』にヘッドを変更。T字型のスライド式ウェートも、一番上がる位置(ヘッド後方)、一番つかまらない位置(トゥ側)に設定し、安定したハイフェードを打っていた。下記に今季のジョンソンの主な用具変更をまとめたが、少ない出場の中、毎試合のように最新モデルを投入し、マスターズへ向け急ピッチで仕上げていることが見て取れる。
【ジェネシスオープン(2/16〜19)変更ギア】 ※優勝
◆ドライバー/テーラーメイド 新M1 460(スピーダーエボリューション2.0ツアースペック661X)、11度 ※ヘッド変更
◆3W/テーラーメイド 新M1 HL(プロジェクトX HZRDUS T1100)、16度 ※シャフトを変更
◆パター/テーラーメイド スパイダーツアー(CounterCore Pistol GT 1.0) ※グリップ変更
【ファーマーズインシュランスオープン(1/26〜29)変更ギア】 ※91位
◆3W/テーラーメイド 新M1 HL(アルディラRIP ALPHA90X)、16度 ※ヘッドを変更
◆ボール/テーラーメイド TP5x
【SBSトーナメントオブチャンピオンズ(1/5〜8)変更ギア】 ※6位
◆アイアン/テーラーメイド ツアープリファードMB '14(PW、DG ツアーイシューX100)
◆ウェッジ/テーラーメイド ミルドグラインド(52&60度、KBSツアー130X)
意外なところでいうと『ミルドグラインドウェッジ』、『TP5x』ボールといったショートゲームのフィーリングに多大な影響を及ぼす部分もわずか数試合ですんなりアジャストしている点。ツアープロはボールやウェッジなどの変更には慎重を期すし、用具変更がリスクとなるケースも多々ある。ところが、この辺りも替えてすぐ結果を出せたのはマスターズに向けて間違いなく好材料だといえる。先々週のジョーダン・スピース、そして今回のジョンソン。松山英樹の強力なライバルたちが、マスターズに向けいよいよ本腰を入れだした。
「ダスティン・ジョンソンは新『M1460ドライバー』&新『M1フェアウェイウッド』(3月9日発売)、『Spider TOUR BLACKパター』&『TP5xボール』(4月上旬発売)など、最新モデルを使用、最終ラウンドでは平均321ヤードのドライビング・ディスタンスを記録。最終日に36ホールをプレーする厳しいスケジュールの中でもスコアを伸ばし、後続に5打差をつけるトータル17アンダーの独走で今季初勝利。通算13勝目は、現役プロでは最長となる、ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズに次ぐ、デビュー以来10シーズン連続勝利を記録するとともに、キャリア初となる世界ゴルフランキング1位へ浮上する一勝となりました」
また、PGAツアーの用品レポートによると、この試合直前にパターグリップを『スーパーストロークCounterCore Pistol GT 1.0』へ変更を行い、ファーマーズインシュランスオープンで投入した新『M1 FW』のシャフトをトゥルーテンパー『Project X HZRDUS(ハザーダス)』に変更。聞きなれない『Project X HZRDUS(ハザーダス)』だが、かなりの高剛性かつ超低スピンが特長で、ロフトの大きな3W HLは早速武器になった模様。そして開幕時のドライバーは旧『M2』だったが、この試合でついに新『M1 460』にヘッドを変更。T字型のスライド式ウェートも、一番上がる位置(ヘッド後方)、一番つかまらない位置(トゥ側)に設定し、安定したハイフェードを打っていた。下記に今季のジョンソンの主な用具変更をまとめたが、少ない出場の中、毎試合のように最新モデルを投入し、マスターズへ向け急ピッチで仕上げていることが見て取れる。
【ジェネシスオープン(2/16〜19)変更ギア】 ※優勝
◆ドライバー/テーラーメイド 新M1 460(スピーダーエボリューション2.0ツアースペック661X)、11度 ※ヘッド変更
◆3W/テーラーメイド 新M1 HL(プロジェクトX HZRDUS T1100)、16度 ※シャフトを変更
◆パター/テーラーメイド スパイダーツアー(CounterCore Pistol GT 1.0) ※グリップ変更
【ファーマーズインシュランスオープン(1/26〜29)変更ギア】 ※91位
◆3W/テーラーメイド 新M1 HL(アルディラRIP ALPHA90X)、16度 ※ヘッドを変更
◆ボール/テーラーメイド TP5x
【SBSトーナメントオブチャンピオンズ(1/5〜8)変更ギア】 ※6位
◆アイアン/テーラーメイド ツアープリファードMB '14(PW、DG ツアーイシューX100)
◆ウェッジ/テーラーメイド ミルドグラインド(52&60度、KBSツアー130X)
意外なところでいうと『ミルドグラインドウェッジ』、『TP5x』ボールといったショートゲームのフィーリングに多大な影響を及ぼす部分もわずか数試合ですんなりアジャストしている点。ツアープロはボールやウェッジなどの変更には慎重を期すし、用具変更がリスクとなるケースも多々ある。ところが、この辺りも替えてすぐ結果を出せたのはマスターズに向けて間違いなく好材料だといえる。先々週のジョーダン・スピース、そして今回のジョンソン。松山英樹の強力なライバルたちが、マスターズに向けいよいよ本腰を入れだした。