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【辻にぃ見聞】見ごたえあるショットメーカー対決、最後に勝負を分けたのは
【辻にぃ見聞】見ごたえあるショットメーカー対決、最後に勝負を分けたのは
配信日時: 2016年11月15日 06時35分
イ・ボミ(韓国)が笠りつ子とのプレーオフを制し、「伊藤園レディス」を連覇。2年連続の賞金女王をほぼ確実なものとした。実力者たちが上位で争い、見ごたえのある戦いとなったこの試合を上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏と共に振り返る。
熱戦となった伊藤園レディスをフォトギャラリーでプレーバック
●高いミート率を生み出す右足の“蹴り”と左足の“受け”
終ってみれば賞金ランク首位を走るボミが優勝。ランク2位の申ジエが3位タイ、ランク3位の笠が2位と実力者たちの活躍が目立った。これは「今年の最終日はピンポジションが特に難しかったですね。これだけ左右や前後にふられたのは初めてでは?ショットの精度の高い選手が上にくるのも納得です」。パーオン率1位のボミ、2位の笠。2人のショットメーカーが優勝争いを演じたのもある意味必然だった。
2人は同じショットメーカーだが、違うところも似たところもあるという。「ボミさんは中弾道のドローヒッター、笠さんは高弾道でどちらかと言えばフェードヒッター。笠さんはピンがふられてもスペースに落とせる高さがあります。ボミさんは笠さんほど球は止まりませんが、バツグンのコースマネージメントの能力で攻めてくるタイプ。2人ともショットメーカーですが、球質が違いますね」。
また同じなのは高いミート率とスイングの質。「すごいヘッドスピードではないけど、ドライバーが250ヤード以上飛ぶのはボールへのエネルギーロスが少ないから。2人とも右足を蹴りこんでヘッドスピードを上げていますが、左足がその力をしっかりと受け止めているから腰が入る。笠さんはインパクトゾーンで左のかかとが浮いていますがつま先は一切ひらいていません。右からのパワーを左でしっかりと受け止めているからパワー効率が良くて打点がずれない。見た目以上に2人が飛ぶのはこの高いミート率を生み出すスイングがあるから。やはりショットが良い人は下半身が絞られていますよね。しっかりと両足の指先が地面を掴んでいるからだと思います」。強靭な下半身を持つ2人のショットーメーカーが、賞金女王かけて直接対決をしたのが先週だった。
熱戦となった伊藤園レディスをフォトギャラリーでプレーバック
●高いミート率を生み出す右足の“蹴り”と左足の“受け”
終ってみれば賞金ランク首位を走るボミが優勝。ランク2位の申ジエが3位タイ、ランク3位の笠が2位と実力者たちの活躍が目立った。これは「今年の最終日はピンポジションが特に難しかったですね。これだけ左右や前後にふられたのは初めてでは?ショットの精度の高い選手が上にくるのも納得です」。パーオン率1位のボミ、2位の笠。2人のショットメーカーが優勝争いを演じたのもある意味必然だった。
2人は同じショットメーカーだが、違うところも似たところもあるという。「ボミさんは中弾道のドローヒッター、笠さんは高弾道でどちらかと言えばフェードヒッター。笠さんはピンがふられてもスペースに落とせる高さがあります。ボミさんは笠さんほど球は止まりませんが、バツグンのコースマネージメントの能力で攻めてくるタイプ。2人ともショットメーカーですが、球質が違いますね」。
また同じなのは高いミート率とスイングの質。「すごいヘッドスピードではないけど、ドライバーが250ヤード以上飛ぶのはボールへのエネルギーロスが少ないから。2人とも右足を蹴りこんでヘッドスピードを上げていますが、左足がその力をしっかりと受け止めているから腰が入る。笠さんはインパクトゾーンで左のかかとが浮いていますがつま先は一切ひらいていません。右からのパワーを左でしっかりと受け止めているからパワー効率が良くて打点がずれない。見た目以上に2人が飛ぶのはこの高いミート率を生み出すスイングがあるから。やはりショットが良い人は下半身が絞られていますよね。しっかりと両足の指先が地面を掴んでいるからだと思います」。強靭な下半身を持つ2人のショットーメーカーが、賞金女王かけて直接対決をしたのが先週だった。