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【辻にぃ見聞】ニューヒロイン松森彩夏は天性のショットメーカー
【辻にぃ見聞】ニューヒロイン松森彩夏は天性のショットメーカー
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2016年10月17日 10時37分
プロ4年目の松森彩夏のツアー初優勝で幕を閉じた「富士通レディース」。松森は初日こそイーブンパーだったものの、2日目に自己ベストスコアとなる“64”を叩きだして最終組に入ると、最終日も4つスコアを伸ばして笠りつ子、堀琴音との1打差をひっくり返して初のタイトルを引き寄せた。ゴルフ界のニューヒロインを“天性のショットメーカー”と評するのが、上田桃子らを指導するツアープロコーチの辻村明志(つじむら・はるゆき)氏だ。ジュニア時代から松森を知る存在の一人が語る、新星の強さとは。
優勝カップを手に笑顔を見せる松森彩夏
■スイングで悩んだことがない?
「まず、僕は彼女のスイングは日本一だと思っています。イ・ボミプロやアン・ソンジュプロにはまだまだショットの精度ではおよびませんが、スイングの美しさは二人の上をいく日本一だと思います。スイングの円に“角”もなければ“つまり”も一切ない。スイングってリキみが出た瞬間に円に“角”ができるんですけど、長身と手足の長さを活かした大きなスイングの円を描けるのが最大の特徴ですよね」。
辻村氏が松森を小学5年生から指導する青山裕美コーチに聞いたところによると、松森はスイングで大きな悩みを抱えたことがほとんどないという。「青山さんが見ていた中で、中学3年生から高校生になる時、背格好が変化したことでスイングが一度バラバラに悩んだそうですが、それ以外で悩んでいるのを見たことがないそうです。天性的なものもあると思うけど、バックスイングもリズムが良くて、テークバックで良い位置にトップがおさまったら、ナイスショットが確定しているような雰囲気がある」。まさに生まれながらのショットメーカーだ。
■課題のアプローチ、パットの向上
ただ、ショットには非凡な才能を見せる一方で小技に課題を抱えていた。2015年はパーオン率が36位だったのに対し、パーセーブ率は60位。辻村氏いわく「18ホールで15ホールパーオンしても残りの3つ全部ボギーにする感じ(笑)」。
パッティングに関しては「日本女子オープン」でスイッチしたミルドコレクションTX DYPEモデル 2Mに好感触を得たことが大きかった。「プロゴルファーってパターがハマる時が必ずあるんですけど、構えやすさと打感が大事。優勝争いはショットでいけるけど勝ち負けはパターで決まりますからね。最後のところで信頼できるパターがあったのが勝敗を分けたと思いますね」。
優勝カップを手に笑顔を見せる松森彩夏
■スイングで悩んだことがない?
「まず、僕は彼女のスイングは日本一だと思っています。イ・ボミプロやアン・ソンジュプロにはまだまだショットの精度ではおよびませんが、スイングの美しさは二人の上をいく日本一だと思います。スイングの円に“角”もなければ“つまり”も一切ない。スイングってリキみが出た瞬間に円に“角”ができるんですけど、長身と手足の長さを活かした大きなスイングの円を描けるのが最大の特徴ですよね」。
辻村氏が松森を小学5年生から指導する青山裕美コーチに聞いたところによると、松森はスイングで大きな悩みを抱えたことがほとんどないという。「青山さんが見ていた中で、中学3年生から高校生になる時、背格好が変化したことでスイングが一度バラバラに悩んだそうですが、それ以外で悩んでいるのを見たことがないそうです。天性的なものもあると思うけど、バックスイングもリズムが良くて、テークバックで良い位置にトップがおさまったら、ナイスショットが確定しているような雰囲気がある」。まさに生まれながらのショットメーカーだ。
■課題のアプローチ、パットの向上
ただ、ショットには非凡な才能を見せる一方で小技に課題を抱えていた。2015年はパーオン率が36位だったのに対し、パーセーブ率は60位。辻村氏いわく「18ホールで15ホールパーオンしても残りの3つ全部ボギーにする感じ(笑)」。
パッティングに関しては「日本女子オープン」でスイッチしたミルドコレクションTX DYPEモデル 2Mに好感触を得たことが大きかった。「プロゴルファーってパターがハマる時が必ずあるんですけど、構えやすさと打感が大事。優勝争いはショットでいけるけど勝ち負けはパターで決まりますからね。最後のところで信頼できるパターがあったのが勝敗を分けたと思いますね」。