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【辻にぃ見聞】調子が悪ければ“李知姫の後ろで練習”!ショット巧者が憧れるリズム
【辻にぃ見聞】調子が悪ければ“李知姫の後ろで練習”!ショット巧者が憧れるリズム
所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi
配信日時: 2016年9月26日 10時27分
李知姫がツアー史上3人目・外国勢としては初の生涯獲得賞金10億円を突破する快挙を達成することとなった『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』。今回の勝利で2年連続複数回優勝、ベテランの域に到達してもなお勝利を積み上げられる彼女の強さの『深層』を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏に解説してもらった。
“不調の少ない”安定感!李知姫のスイング連続写真(計10枚)
■16年間でパーオン率TOP10内14度、知姫の後ろの打席で練習すれば上手くなる!?
ツアーデビューした2000年に『LPGA新人戦 加賀電子カップ』で勝利、ツアー本格参戦となった2001年から賞金シードを上位で守り続けている息の長いプロだが、誰もが認める魅力はショット力。16年間でパーオン率トップ10に入ること14度(※1位が2度)。記録が示すように“ショットメーカーが憧れるショットメーカー”との印象を失うことなく、ツアーの中核選手として活躍しているが、辻村氏からその凄さを象徴するエピソードが…。
「強さを語る上で一番のポイントは“リズムとテンポ”。実は…練習場で彼女が打ち込んでいると、“リズムが良くないな”と感じているほかの選手が後ろの打席に入って、知姫のリズムを参考にすることが多いんです。スイング理論の植え付けや、微調整はコーチの指導で良い方向に導くことが可能ですが、リズムを教え込むことは最も難しく、そのプロの核となる部分。私も実際にコーチングとして指導する選手に知姫の凄さを伝えたことがあります。
赤堀奈々(※2012年引退)を教えていた2011年頃ですが、2人でレストランで“スイングリズムがいい選手ランキング”と話し合って“練習場で探そう”と改めてつぶさに観察したときに、今季シーズンを通して安定した成績で現在賞金ランク2位につける笠りつ子も候補にあがりましたが“やはり知姫が一番かな”と行き着きました。
“不調の少ない”安定感!李知姫のスイング連続写真(計10枚)
■16年間でパーオン率TOP10内14度、知姫の後ろの打席で練習すれば上手くなる!?
ツアーデビューした2000年に『LPGA新人戦 加賀電子カップ』で勝利、ツアー本格参戦となった2001年から賞金シードを上位で守り続けている息の長いプロだが、誰もが認める魅力はショット力。16年間でパーオン率トップ10に入ること14度(※1位が2度)。記録が示すように“ショットメーカーが憧れるショットメーカー”との印象を失うことなく、ツアーの中核選手として活躍しているが、辻村氏からその凄さを象徴するエピソードが…。
「強さを語る上で一番のポイントは“リズムとテンポ”。実は…練習場で彼女が打ち込んでいると、“リズムが良くないな”と感じているほかの選手が後ろの打席に入って、知姫のリズムを参考にすることが多いんです。スイング理論の植え付けや、微調整はコーチの指導で良い方向に導くことが可能ですが、リズムを教え込むことは最も難しく、そのプロの核となる部分。私も実際にコーチングとして指導する選手に知姫の凄さを伝えたことがあります。
赤堀奈々(※2012年引退)を教えていた2011年頃ですが、2人でレストランで“スイングリズムがいい選手ランキング”と話し合って“練習場で探そう”と改めてつぶさに観察したときに、今季シーズンを通して安定した成績で現在賞金ランク2位につける笠りつ子も候補にあがりましたが“やはり知姫が一番かな”と行き着きました。