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【辻にぃ見聞】初優勝を生んだ穴井詩の“フルスイング”を支える練習法
【辻にぃ見聞】初優勝を生んだ穴井詩の“フルスイング”を支える練習法
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2016年9月5日 10時39分
穴井詩の優勝で幕を閉じた「ゴルフ5レディス」。ノーボギーで迫ってくる申ジエ(韓国)、イ・ボミ(韓国)という2人の実力者に3打差をつけて退け、プロ初勝利。プロ入りから契約を結んでいる株式会社アルペンが主催する大会で見せた“最大の恩返し”について、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が『深層』を語った。
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■ディスクに乗ってバランスの良いスイングを作り出す
「なんといっても彼女の特徴は飛距離を活かした高いパーオン率。今年はトップ10から外れてしまっていますが、2014年は8位、2015年は7位と軒並み高い数字を記録しています。長いアイアンでもグリーンに乗せていくことができ、かつスピンをかけて止めることができるからこその順位だと思います。それが最大の武器です」(辻村氏)
その飛距離を生み出しているのは豪快なフルスイング。ただし、力一杯振ることはスイングのバランスを失いかねないといった側面もある。それを補っているのは練習法だという。
「彼女がプロ入り後から取り組んでいるのが、それぞれの足をバランスディスク(※編集部注:ビニール製で、大きさはだいたい直径30センチくらい、重さが1kg前後の円盤のようなもの)。中に空気が入れられるようになっていて、その上に乗るとフワフワとしていてバランスがとりにくい状態になる)の上に乗せて、ドライバーを5割ほどの力で打つというものです。バランスの良いスイングをしないとまず打つことができない練習で、低重心のスイングを作っているのです。思い切り振り抜いたときに下半身が粘れずに暴れてしまうと、上体が高くなり無駄な動きが目立つようになります。この練習を繰り返すことで、足裏でしっかりと重さを感じ無駄のない静かなスイングができるようになっているのです」。
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■ディスクに乗ってバランスの良いスイングを作り出す
「なんといっても彼女の特徴は飛距離を活かした高いパーオン率。今年はトップ10から外れてしまっていますが、2014年は8位、2015年は7位と軒並み高い数字を記録しています。長いアイアンでもグリーンに乗せていくことができ、かつスピンをかけて止めることができるからこその順位だと思います。それが最大の武器です」(辻村氏)
その飛距離を生み出しているのは豪快なフルスイング。ただし、力一杯振ることはスイングのバランスを失いかねないといった側面もある。それを補っているのは練習法だという。
「彼女がプロ入り後から取り組んでいるのが、それぞれの足をバランスディスク(※編集部注:ビニール製で、大きさはだいたい直径30センチくらい、重さが1kg前後の円盤のようなもの)。中に空気が入れられるようになっていて、その上に乗るとフワフワとしていてバランスがとりにくい状態になる)の上に乗せて、ドライバーを5割ほどの力で打つというものです。バランスの良いスイングをしないとまず打つことができない練習で、低重心のスイングを作っているのです。思い切り振り抜いたときに下半身が粘れずに暴れてしまうと、上体が高くなり無駄な動きが目立つようになります。この練習を繰り返すことで、足裏でしっかりと重さを感じ無駄のない静かなスイングができるようになっているのです」。