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【コラム後編】同じ予選落ちでも…1年越しで見えた石川遼の成長
【コラム後編】同じ予選落ちでも…1年越しで見えた石川遼の成長
配信日時: 2014年1月15日 03時05分
開幕を翌日に控えた日、石川はやけに余裕のコメントを残していた。「最低でも明日は70位ぐらいでスタートできればいい。自分は2日目から4日目にかけて良くなっていくタイプ。初日から高い目標を立ててやるよりは、一打一打冷静に、ゆっくりゆっくりやれればいいと思います」
【コラム前編】同じ予選落ちでも…1年越しで見えた石川遼の成長
腰や股関節の不安が軽減したことによって、13年シーズン終盤から昨年10月に開幕した13-14年シーズンと、石川は好調を持続してきた。第2戦シュライナーズホスピタルでは自己最高位に並ぶ2位に入り、かつてのように予選落ちに怯えることなくPGAツアーで戦えている自負のようなものが芽生えているのだろう。
「毎日、ビッグスコアを目指すというよりは、初日、2日目は周りの選手も見ながら、“今日は全体的にどれぐらい伸びるのかな”とか探り探りやっていきたい。その日のコースコンディションによって、“この風ならスコアが伸びる”“これだけの強風ならスコアは伸びない”と判断して、全体の流れに乗り遅れないようにしたい。その判断を間違って、伸びそうだからと攻めすぎると墓穴を掘ってしまう。1シーズン戦って、昨年の終盤は、そういう判断が当たるようになってきましたね」
ソニーオープンの会場であるワイアラエCCは、海沿いにありながら木々が林立し、石川が苦手とする林間コースの様相を呈す。初日を3オーバー、118位タイと出遅れた石川は、2日目もスコアを伸ばすことができず、2度目のソニーオープンもわずか2日間の戦いに終わった。
だが、一年前との違い、それは予選落ちが濃厚となっても、自分のゴルフを貫こうとしている点だ。昨シーズンは思ったように2日目にスコアを伸ばせないと、ひとつのミスをきっかけに連続してボギーを叩き、糸の切れた凧のようになる石川がいた。8月のリノタホオープンでは、自分への不甲斐なさから芝生の上に寝っ転がってしまったこともあった。
【コラム前編】同じ予選落ちでも…1年越しで見えた石川遼の成長
腰や股関節の不安が軽減したことによって、13年シーズン終盤から昨年10月に開幕した13-14年シーズンと、石川は好調を持続してきた。第2戦シュライナーズホスピタルでは自己最高位に並ぶ2位に入り、かつてのように予選落ちに怯えることなくPGAツアーで戦えている自負のようなものが芽生えているのだろう。
「毎日、ビッグスコアを目指すというよりは、初日、2日目は周りの選手も見ながら、“今日は全体的にどれぐらい伸びるのかな”とか探り探りやっていきたい。その日のコースコンディションによって、“この風ならスコアが伸びる”“これだけの強風ならスコアは伸びない”と判断して、全体の流れに乗り遅れないようにしたい。その判断を間違って、伸びそうだからと攻めすぎると墓穴を掘ってしまう。1シーズン戦って、昨年の終盤は、そういう判断が当たるようになってきましたね」
ソニーオープンの会場であるワイアラエCCは、海沿いにありながら木々が林立し、石川が苦手とする林間コースの様相を呈す。初日を3オーバー、118位タイと出遅れた石川は、2日目もスコアを伸ばすことができず、2度目のソニーオープンもわずか2日間の戦いに終わった。
だが、一年前との違い、それは予選落ちが濃厚となっても、自分のゴルフを貫こうとしている点だ。昨シーズンは思ったように2日目にスコアを伸ばせないと、ひとつのミスをきっかけに連続してボギーを叩き、糸の切れた凧のようになる石川がいた。8月のリノタホオープンでは、自分への不甲斐なさから芝生の上に寝っ転がってしまったこともあった。