PGAツアー
米国男子
全英オープン
日程 2019年7月18日-7月21日賞金総額 ―
TV/ネット放送予定「完敗」稲森佑貴がリンクスで突きつけられた日本選手にとっての“壁”
「完敗」稲森佑貴がリンクスで突きつけられた日本選手にとっての“壁”
所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya
配信日時: 2019年7月21日 21時39分
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -15 | シェーン・ローリー |
2 | -9 | トミー・フリートウッド |
3 | -7 | トニー・フィナウ |
4 | -6 | ブルックス・ケプカ |
4 | -6 | リー・ウェストウッド |
6 | -5 | リッキー・ファウラー |
6 | -5 | ダニー・ウィレット |
6 | -5 | タイレル・ハットン |
6 | -5 | ロバート・マッキンタイア |
10 | -4 | パトリック・リード |
<全英オープン 最終日◇21日◇ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)◇7344ヤード・パー71>
最後の最後に、ロイヤルポートラッシュがその“本性”を現した。強い風、そして雨の中でのプレーとなった「全英オープン」最終日。稲森佑貴は、この日「80」を叩き、「まったく歯がたたなかった」と意気消沈した。前日までのトータルイーブンパーから、9オーバーまでスコアを落とし、予選を通過した73人のうち最下位の72位タイで大会を終えた。
シェーン・ローリーのクラブを優勝直後に撮影【写真】
持ち味が完全に封じられた。ここまで正確無比なティショットで、飛距離の差をカバーしてきた稲森だったが、不規則に吹くリンクスの強い風を前にし、打つ手を失った。「ティショットが荒れに荒れた。左からの風のときどうしょうもないくらい右へ行ってしまって…。今日はやばいなと思った」。
1番からフェアウェイを外してボギー発進。5番では、ピンまで残り60ヤードの左ラフからのセカンドショットが、大きくグリーンを越えていった。ここは、グリーンのすぐ後ろが崖になっているのが特徴のホール。落ちた場所もきつい傾斜で、ピンを見ることができない場所だった。「風もフォローだし、距離感がつかめなかった。手前を嫌って強めに打ったらOBになってしまった」と、ここでトリプルボギーを喫した。
前半だけで5つスコアを落とすと、後半も6ボギー(2バーディ)と修正が効かず。「フェアウェイどうのという問題ではなかった。風を読み切らないと本当にキープするのが難しい。飛んでる最中に(風向きが)変わったりするので、それはどうしょうもなかったですけど、読み切らないと…」。この日のフェアウェイキープ率は42.86%。初日が71.43%、2日目が64.29%、3日目が78.57%だったことを考えると大幅に落ち込んだ。これまでに味わったことのない風に、生命線を奪われた。
最後の最後に、ロイヤルポートラッシュがその“本性”を現した。強い風、そして雨の中でのプレーとなった「全英オープン」最終日。稲森佑貴は、この日「80」を叩き、「まったく歯がたたなかった」と意気消沈した。前日までのトータルイーブンパーから、9オーバーまでスコアを落とし、予選を通過した73人のうち最下位の72位タイで大会を終えた。
シェーン・ローリーのクラブを優勝直後に撮影【写真】
持ち味が完全に封じられた。ここまで正確無比なティショットで、飛距離の差をカバーしてきた稲森だったが、不規則に吹くリンクスの強い風を前にし、打つ手を失った。「ティショットが荒れに荒れた。左からの風のときどうしょうもないくらい右へ行ってしまって…。今日はやばいなと思った」。
1番からフェアウェイを外してボギー発進。5番では、ピンまで残り60ヤードの左ラフからのセカンドショットが、大きくグリーンを越えていった。ここは、グリーンのすぐ後ろが崖になっているのが特徴のホール。落ちた場所もきつい傾斜で、ピンを見ることができない場所だった。「風もフォローだし、距離感がつかめなかった。手前を嫌って強めに打ったらOBになってしまった」と、ここでトリプルボギーを喫した。
前半だけで5つスコアを落とすと、後半も6ボギー(2バーディ)と修正が効かず。「フェアウェイどうのという問題ではなかった。風を読み切らないと本当にキープするのが難しい。飛んでる最中に(風向きが)変わったりするので、それはどうしょうもなかったですけど、読み切らないと…」。この日のフェアウェイキープ率は42.86%。初日が71.43%、2日目が64.29%、3日目が78.57%だったことを考えると大幅に落ち込んだ。これまでに味わったことのない風に、生命線を奪われた。