ISPSハンダ・ヴィック・オープン
日程 2019年2月7日-2月10日賞金総額 ―
TV/ネット放送予定山口すず夏が繰り返す“一打の重み” 上位フィニッシュも悔しさが勝る
山口すず夏が繰り返す“一打の重み” 上位フィニッシュも悔しさが勝る
配信日時: 2019年2月10日 07時01分
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -8 | セリーヌ・ビュティエ |
2 | -6 | サラ・ケンプ |
2 | -6 | Charlotte Thomas |
2 | -6 | スヒョン・オー |
5 | -5 | アサハラ・ムノス |
5 | -5 | キャサリン・カーク |
5 | -5 | 野村 敏京 |
8 | -4 | ローレン・スティーブンソン |
8 | -4 | ジョディ・エワート |
8 | -4 | キム・カウフマン |
<ISPSハンダ・ヴィック・オープン 3日目◇9日◇13thビーチゴルフリンクス ビーチ、クリークコース(オーストラリア)>
プロデビュー戦は、“一打の重み”をよりいっそう痛感した4日間となった。出場156人中22番目に入った山口すず夏だが、「最後のですべてが台無しです」と悔しさが先に出る。
【LPGA動画】プロデビューを果たした山口すず夏の最新スイング!
3日目の終了後、上位35位までで2度目のカットが行われる本大会。トータルイーブンパーでフィニッシュした山口すず夏は、その時点で52位。7番・パー3で打ったトリプルボギーを「計算ミスです」と悔やんだが、午後組が強まる風に苦戦して次々スコアを崩していった。「家に帰ってみたら、どんどん順位が上がっていきました」と、27位タイで最終日に駒を進めた。
つかんだチャンスをものにするべく、最終日は前半を3バーディ・ノーボギーでラウンド。後半13番を迎えた時点で、8位タイまでスコアボードを駆け上がった。このままトップ10を圏内に捉えていくかに思われたが、17番でボギーを打つと、続く最終18番・パー5では3打目がグリーン右のバンカーにつかまるなどして痛恨のダブルボギー。5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「71」、トータル1アンダー・22位タイでデビュー戦を締めくくった。
「自分でプレッシャーを感じているなと気づいていました。バーディチャンスもいくつかあったのに決めきることができなくて、最後にガタガタときてしまったと思います」と苦い表情。これまで、練習ラウンドから自身にプレッシャーをかけて行うほど“一打の重み”にこだわってきた。プロになれば1打差で賞金も大きく変わってくる。通常のトーナメントでも数百万、海外メジャーともなれば数千万の差が開くこともある。ホールアウト直後には思わず「これで100万円くらい変わる…」とこぼすほど、一打の重みがこれまで以上にのしかかった。
「スコアは納得いきませんが、デビュー戦は楽しかったです。来週はもったいないミスをしないよう、しっかり上位を目指して頑張りたいです」。はやくもプロとしての自覚を背負うルーキーの戦いは、始まったばかりだ。(文・谷口愛純)
プロデビュー戦は、“一打の重み”をよりいっそう痛感した4日間となった。出場156人中22番目に入った山口すず夏だが、「最後のですべてが台無しです」と悔しさが先に出る。
【LPGA動画】プロデビューを果たした山口すず夏の最新スイング!
3日目の終了後、上位35位までで2度目のカットが行われる本大会。トータルイーブンパーでフィニッシュした山口すず夏は、その時点で52位。7番・パー3で打ったトリプルボギーを「計算ミスです」と悔やんだが、午後組が強まる風に苦戦して次々スコアを崩していった。「家に帰ってみたら、どんどん順位が上がっていきました」と、27位タイで最終日に駒を進めた。
つかんだチャンスをものにするべく、最終日は前半を3バーディ・ノーボギーでラウンド。後半13番を迎えた時点で、8位タイまでスコアボードを駆け上がった。このままトップ10を圏内に捉えていくかに思われたが、17番でボギーを打つと、続く最終18番・パー5では3打目がグリーン右のバンカーにつかまるなどして痛恨のダブルボギー。5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「71」、トータル1アンダー・22位タイでデビュー戦を締めくくった。
「自分でプレッシャーを感じているなと気づいていました。バーディチャンスもいくつかあったのに決めきることができなくて、最後にガタガタときてしまったと思います」と苦い表情。これまで、練習ラウンドから自身にプレッシャーをかけて行うほど“一打の重み”にこだわってきた。プロになれば1打差で賞金も大きく変わってくる。通常のトーナメントでも数百万、海外メジャーともなれば数千万の差が開くこともある。ホールアウト直後には思わず「これで100万円くらい変わる…」とこぼすほど、一打の重みがこれまで以上にのしかかった。
「スコアは納得いきませんが、デビュー戦は楽しかったです。来週はもったいないミスをしないよう、しっかり上位を目指して頑張りたいです」。はやくもプロとしての自覚を背負うルーキーの戦いは、始まったばかりだ。(文・谷口愛純)