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今から890年前の1123年にここを治めていた領主から市民が自由に使える土地としてもらったのがそもそもの始まりだったといわれている。日本はそのころ鎌倉幕府が開かれる前、平安時代の話だ。その頃から市民は棒でボールのようなものを打ってここで遊んでいたようだ。ちなみに正式にゴルフ場として認可されたのは1552年。

1762年までは22ホールのコースだったが、この年18ホールに変更された。これが他のゴルフ場の基本になった。

かっては1番ティから17番グリーンへ打ち、次は18番ティから16番グリーンへプレーした。セント・アンドリュースはタテに細長い土地に作られており、9番ホールはクラブハウスから最も遠くなっている。9番まで行ったら、そこからまた戻る仕組み。プレーヤーは同じフェアウェイを往復するのですれ違うことがあった。危険だからと少し広くなったのは19世紀になってから。今も同じグリーンを共有するホールが7つもあるのはこの名残。

初めて全英オープンがセント・アンドリュースで開催されたのは1873年。今年は7,305ヤードに設定されているが、その時は今よりも1,000ヤード短かった。というのも当時のボールではティショットは飛んでも170ヤード、今の半分しか飛ばなかったのでこれで十分だったのだ。現在は距離を伸ばすために、新たに土地を買収したホールも多い。13番、14番は隣のイーデンコースの土地を買ってティグランドを後ろに伸ばした。

セント・アンドリュースでのコースレコードは1800年まではジェームス・ダレンの94。この後、ヤング・トム・モリスが初めて80を切り、1927年にはボビー・ジョーンズが68で回った。現在のコースレコードはカーティス・ストレンジの62。

セント・アンドリュースで開催された全英オープンで2度勝っているのは、J・H・テイラー、ジェームス・ブライド、ジャック・二クラス、タイガー・ウッズ。3度勝った選手はまだ誰もいない。もし、タイガーが勝てばここで3勝した初めての選手になる。


セント・アンドリュースを特徴づけているのがあちこちで口を開け選手たちを待ち受けるバンカー。それらには名前がついているものがあり、特に有名なのが17番のロード・バンカー、別名トミーズ・バンカーだ。1978年大会で優勝を目前にしながら、このバンカーに入れ“9”を叩いた中嶋常幸のエピソードから名づけられた。





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