第20回/“本番に強くなる”ドリルを取り入れよう!
元日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ、現在アメリカの日本食レストランチェーンCEO。異色の経歴を持つTOSHI HIRATAが30年のレッスン経験の集大成を語る。超DEEPな骨太スイング論をアメリカからお届け!
配信日時: 2017年6月9日 05時41分
漫然と練習場のマットから打っていても、コースでは通用しない
先週はゴルフスイングの根幹とも言える、腕の正しい使い方を第19回/ドローが簡単に打てる【左右対称ドリル】で学びました。初心者や中級者の方を対象にレッスンしたつもりが、思いの外大きな反響が多かったのが上級者の皆さんでした。
「もう一度自分自身のスイングを見直すよいきっかけになった」
「このドリルの重要さを改めて認識しました」
「今回はとてもわかりやすく、ベテランビギナーの私にはとても有効なドリルです」
「木を見て森を見ず……自分を再確認しました」
そして女性ゴルファーからは
「これならついていけるかも?と、帰宅して練習場で試してみました。出来ているかどうかはわからないけれど...意識してるだけでも随分違う気がします。続けてみまーす(^^♪」
などなど、私自身「レッスンの有り方」というものを改めて考えさせられる機会となりました。そこで、今週は皆さんが最も苦手としている『コースで通用する打法』について書きます。
普段芝から練習する機会がなく、練習場がメインの日本のゴルファーは、いざコースへの出陣となると、いささか緊張するようです。普段の練習の成果、実力はまったくと言っていいほど出すことが出来ません。
このジレンマは、練習場所属プロだった私には痛いほどわかるのです。コース所属プロよりも球数を打っている練習場所属プロは、ショットにおいては勝ります。でも、コースに出ると、コース所属のプロには歯が立ちません。そこで私はコースに出なくともコース特有の条件を作り上げて練習しました。今回は私がプロだった頃のスイング形成の根幹とも言えるドリルたちを紹介します。
以前にも言いましたが、プロゴルファーを目指す15歳になる息子がいます。私達の住むジョージア州の海岸線はフラットなコースばかりですが、少し離れれば海抜が高く、アップダウンのあるコースも多く存在します。彼には通常のスイングが通用しないローリングヒルズのコースへの対応のため、12歳の頃からドリルを用いて練習させてきました。もちろん、そういったドリルは今日の彼のスイング形成にも大きく貢献しました。
「もう一度自分自身のスイングを見直すよいきっかけになった」
「このドリルの重要さを改めて認識しました」
「今回はとてもわかりやすく、ベテランビギナーの私にはとても有効なドリルです」
「木を見て森を見ず……自分を再確認しました」
そして女性ゴルファーからは
「これならついていけるかも?と、帰宅して練習場で試してみました。出来ているかどうかはわからないけれど...意識してるだけでも随分違う気がします。続けてみまーす(^^♪」
などなど、私自身「レッスンの有り方」というものを改めて考えさせられる機会となりました。そこで、今週は皆さんが最も苦手としている『コースで通用する打法』について書きます。
普段芝から練習する機会がなく、練習場がメインの日本のゴルファーは、いざコースへの出陣となると、いささか緊張するようです。普段の練習の成果、実力はまったくと言っていいほど出すことが出来ません。
このジレンマは、練習場所属プロだった私には痛いほどわかるのです。コース所属プロよりも球数を打っている練習場所属プロは、ショットにおいては勝ります。でも、コースに出ると、コース所属のプロには歯が立ちません。そこで私はコースに出なくともコース特有の条件を作り上げて練習しました。今回は私がプロだった頃のスイング形成の根幹とも言えるドリルたちを紹介します。
以前にも言いましたが、プロゴルファーを目指す15歳になる息子がいます。私達の住むジョージア州の海岸線はフラットなコースばかりですが、少し離れれば海抜が高く、アップダウンのあるコースも多く存在します。彼には通常のスイングが通用しないローリングヒルズのコースへの対応のため、12歳の頃からドリルを用いて練習させてきました。もちろん、そういったドリルは今日の彼のスイング形成にも大きく貢献しました。
【万能ドリル】で、特にショートゲームが上達する
私は通常、息子に細かいレッスンはしません。彼の持っているニュートラルな感性を阻害したくないからです。私のスイングとはかけ離れたスイングになったのも、そういった影響からです。今回は彼の年少時代のドリルも含めて紹介していきたいと思います。
◆【万能ドリル】(左足1本打ち)
左足1本でスイングするドリルですが、名前の通りスイング形成にも役立つし、バンカー、ショートゲーム、左足下がりの傾斜ショットなどに抜群の効果を発揮します。今ではかなりポピュラーになった感がありますが、私がこのドリルを知ったのはもう25年も前のこと。今ではアメリカでも有名になったマーク・マラスカプロから習ったものです。ジャック・ニクラスゴルフスクールが日本で開講した時に派遣されてきた若手プロでした。やり方の流れは下記です。
【1】動画のように左足1本で構えて下さい。
(右足は倒れない支えとして、斜め後方にツマ先立ち)
【2】バックスイングは若干コンパクトに。アゴの下くらい。
【3】左右対称ドリルの要領で、スイングは対象形に振る。
【4】フォローでしっかりと右手が伸びるか? が大切。
◆【万能ドリル】(左足1本打ち)
左足1本でスイングするドリルですが、名前の通りスイング形成にも役立つし、バンカー、ショートゲーム、左足下がりの傾斜ショットなどに抜群の効果を発揮します。今ではかなりポピュラーになった感がありますが、私がこのドリルを知ったのはもう25年も前のこと。今ではアメリカでも有名になったマーク・マラスカプロから習ったものです。ジャック・ニクラスゴルフスクールが日本で開講した時に派遣されてきた若手プロでした。やり方の流れは下記です。
【1】動画のように左足1本で構えて下さい。
(右足は倒れない支えとして、斜め後方にツマ先立ち)
【2】バックスイングは若干コンパクトに。アゴの下くらい。
【3】左右対称ドリルの要領で、スイングは対象形に振る。
【4】フォローでしっかりと右手が伸びるか? が大切。
【傾斜地ドリル】もオススメです!
動画では傾斜地で行っていますが、皆さんは練習場で行っても構いません。アプローチ練習にこの形を取り入れることで、すくい打ちを防げます。
すくい打ちが癖になってしまっているプレーヤーは「ボールを上げたい」という気持ちから右肩が下がり右体重でインパクトを迎えてしまいますが、このドリルでそれをやるとバランスが崩れて倒れてしまいます。バンカー練習が出来る練習場なら、このドリルで練習しましょう! ボールが簡単に上がってくれます。
FBの『フオーラム型レッスン』ではアメリカのゴルフの話題、WEBレッスンに対しての質問、そしてワンポイントレッスンも受け付けています。それではSEE YOU NEXT WEEK!!
TOSHI HIRATA/26歳からゴルフを始め、29歳でプロ入会。日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロとして日本で活動していたが、ツアープロの道を模索、武者修行のため渡米したまま移住。現在はアメリカの日本食レストランチェーン『Seasons Of Japan』のCEOを務める。過去には米国ゴルフチャンネルの解説者の経験や、様々な発信をWEBで行っている。ジョージア州在住
すくい打ちが癖になってしまっているプレーヤーは「ボールを上げたい」という気持ちから右肩が下がり右体重でインパクトを迎えてしまいますが、このドリルでそれをやるとバランスが崩れて倒れてしまいます。バンカー練習が出来る練習場なら、このドリルで練習しましょう! ボールが簡単に上がってくれます。
FBの『フオーラム型レッスン』ではアメリカのゴルフの話題、WEBレッスンに対しての質問、そしてワンポイントレッスンも受け付けています。それではSEE YOU NEXT WEEK!!
TOSHI HIRATA/26歳からゴルフを始め、29歳でプロ入会。日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロとして日本で活動していたが、ツアープロの道を模索、武者修行のため渡米したまま移住。現在はアメリカの日本食レストランチェーン『Seasons Of Japan』のCEOを務める。過去には米国ゴルフチャンネルの解説者の経験や、様々な発信をWEBで行っている。ジョージア州在住