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話題の同一レングスアイアン、ブライソン・デシャンボーのセッティングを徹底分析!

text by kazuhiro koyama

2016年04月19日

デシャンボーの極太グリップの意味

 

そして、グリップが強烈に太いのも特徴的だ。『Jumbomax』というブランドの極太グリップを使用しているのだが、電車の手すりくらいの太さがある。バッバ・ワトソンのグリップが、グリップの下巻きテープを10巻以上にしているのはよく知られているが、太さだけならそれを上回る極太ぶりだ。通常のグリップは、50g前後が多い中、このグリップの重量は120gを超えているという。

 『Jumbomax』の極太グリップは、海外のドラコン選手も使用している。左へのミスが出にくいのでハードヒット出来る上、カウンターバランスになるので、ドラコン用の長尺仕様にするのに有利なのだ。しかし、デシャンボーはドラコン選手のような理由でこのグリップを装着しているのではないだろう。

 超アップライトなライ角と極太のグリップ。それが意味するのは、手首の動きを極力抑えたいという意図だ。極太グリップをハンドアップに構えると、手首は固定され、フレキシブルに動くことができなくなる。もちろん、スイング中に全くコッキングがないわけではないが、デシャンボーのスイングは手首の動きが非常に少ない。コッキングが上手く出来ないと言われる一般アマチュアとは対照的だ。


かつてのジャック・ニクラウスやアーノルド・パーマー、リー・トレビノらの時代と異なり、スイングに大きな個性がなくなりつつある現代のツアープロ。その中で、デシャンボーの個性はとびきりの光彩を放っている。『RBCヘリテイジ』でプロデビューした彼のこれからの活躍が待ち遠しい。

コヤマカズヒロ / ゴルフコラムニスト

雑誌・WEB媒体にレッスンなどのゴルフ記事を執筆。
99年に大手ゴルフショップチェーンの立ち上げに参画。
ゴルフギアに関しては、性能面はもちろん製造・流通まで
幅広い知識のある異色のライター。
1974年 広島生まれ

 
 
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