「バンカーが出ない」人が陥っている、3つの大きな勘違い。実はそんなに難しくないぞ!
YouTubeのチャンネル登録多数の教える達人、長岡良実プロ。師匠は「我孫子一門」を育てたことで知られる(故)林 由郎プロで、習志野CCで腕を磨いたプロゴルファーだ。高い技術を持ち、理論的な説明でレッスンの分かりやすさに定評がある長岡プロのゴルフ知識が凄い!
配信日時: 2017年7月28日 03時54分
目次 / index
「球の手前から入れてるのに出ない人は、今回の3つの勘違いを疑ってください」by長岡良実プロ
【編集部リコメンド】
・すぐに試せる度 ★★★★★
・誰でも試せる度 ★★★★★
・ミス改善度 ★★★★★
↓長岡プロ連載の大人気タイトル↓
⇒プロとアマの体重移動はこんなに違う! 難しいけど身につけて
⇒ドライバー、アベレージゴルファーはフェースの真ん中で構えちゃダメ!
⇒ドライバーの裏ネタ。ティアップの指し方で少し球筋が変わる!
こんにちは、プロゴルファーの長岡良実です。地元・茨城を中心に、千葉など二か所で『NAGAOKA GOLFスクール』を開校しています。そんな皆さんに、末永くゴルフを楽しんでもらうため、お手伝いをさせてもらっています。
よく皆さんから「バンカーからうまく出せないが、どうすればいい?」ってよく聞かれるので、今回はバンカーショットが苦手な人が陥ってしまう大きな勘違いについて説明をしたいと思います。
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こんにちは、プロゴルファーの長岡良実です。地元・茨城を中心に、千葉など二か所で『NAGAOKA GOLFスクール』を開校しています。そんな皆さんに、末永くゴルフを楽しんでもらうため、お手伝いをさせてもらっています。
よく皆さんから「バンカーからうまく出せないが、どうすればいい?」ってよく聞かれるので、今回はバンカーショットが苦手な人が陥ってしまう大きな勘違いについて説明をしたいと思います。
大勘違い【1】そんなにスタンスもフェースも開かなくても出せる
バンカーはまず状況の見極めですね。きれいなライなのか、沈んでいるのか、目玉なのか、それによってまた打ち方は変わりますが、今回は一番よくある普通のバードバンカーでの状況の話をします。(アゴがボクの腰くらいでそんなに上げる必要はないという状況)
この状況なら、むちゃくちゃオープンスタンスに構える必要はなく、少し開くぐらいのイメージで全然OK。スタンスはフェースを開く分、少し目標より左を向くイメージがあるといいと思います。若干オープンスタンスというのは、フェースを1時くらいに開くなら、ほんの少し1ピンぐらい1ピンぐらい左を向くくらいで十分。バンカーが苦手な人に多い1つめの勘違いは【フェースもスタンスも開きすぎる】こと。そんなに大げさに考える必要はないんですね。
この状況なら、むちゃくちゃオープンスタンスに構える必要はなく、少し開くぐらいのイメージで全然OK。スタンスはフェースを開く分、少し目標より左を向くイメージがあるといいと思います。若干オープンスタンスというのは、フェースを1時くらいに開くなら、ほんの少し1ピンぐらい1ピンぐらい左を向くくらいで十分。バンカーが苦手な人に多い1つめの勘違いは【フェースもスタンスも開きすぎる】こと。そんなに大げさに考える必要はないんですね。
大勘違い【2】ハンドファーストでV字に強く突き刺しちゃダメ。丸〜くU字で振れば勝手に出る
次に気をつけるのは、【ハンドファーストで当てない】ということです。
ボールの状況がいいときにハンドファーストで当てるということはダウンブローで打ち込んでいくような格好になってしまうのです。よくバンカーが苦手な人を見ると地面にクラブを突き刺して終わりの人が多く、「ボール手前の砂を打っているのに出ない」という人がいます。こういう人は、インパクトの瞬間、当て方がかなりハンドファーストになっているのが分かると思います。この【ボールの手前に強く打ち込めばいい】という考えが2つめの大きな勘違いです。
強く突き刺すのではなくて、丸くなるべくなだらかに自分を中心にクラブのヘッドが丸くU字に動くようなイメージです。もちろん手首ですくってしまうような打ち方ではないんですが、普通にクラブをちゃんとターンさせつつ、丸く振るようなイメージです。あとは【スイングの途中で力を抜かない】ということです。【ボールの前後5センチぐらいの砂を全部飛ばしてあげる】ように丸く振れば、ボールはフワッと出て行きます。
ボールの状況がいいときにハンドファーストで当てるということはダウンブローで打ち込んでいくような格好になってしまうのです。よくバンカーが苦手な人を見ると地面にクラブを突き刺して終わりの人が多く、「ボール手前の砂を打っているのに出ない」という人がいます。こういう人は、インパクトの瞬間、当て方がかなりハンドファーストになっているのが分かると思います。この【ボールの手前に強く打ち込めばいい】という考えが2つめの大きな勘違いです。
強く突き刺すのではなくて、丸くなるべくなだらかに自分を中心にクラブのヘッドが丸くU字に動くようなイメージです。もちろん手首ですくってしまうような打ち方ではないんですが、普通にクラブをちゃんとターンさせつつ、丸く振るようなイメージです。あとは【スイングの途中で力を抜かない】ということです。【ボールの前後5センチぐらいの砂を全部飛ばしてあげる】ように丸く振れば、ボールはフワッと出て行きます。
大勘違い【3】球を上げたくても右足体重はNG。腰を少し左に寄せて構えよう
下半身で気をつけることは、アドレスでどうしても「球を上げたい」意識で右足寄りに体重がかかってしまう人が多いです。そうしますとインパクトで腰が右にズレてしまってヒザが前に出てしまう状態に…。こうなると手前をダフりすぎるため、下半身は構えた位置よりも少し左に寄せておくっていう感覚があるといいと思います。バンカーでは【球を上げたい構えをする】のは大勘違いなんですね。
こういう風に「ハ」の字のスタンスじゃなくて、腰を少し左に寄せた状態で構えて、シャフトは地面に対して直角。そして丸く振り抜く。だから打ち終わった後も下半身が左寄りになっているのが分かると思います。これを上げようとして最初から腰が右にズレたり、もしくはアドレスは良くてもダウンスイングで腰が戻ってしまわないようになるべく気をつけてください。
まとめると、【1】フェースとスタンスをそんなに開く必要なく、腰を左寄りにセットしておいて、【2】その腰の感覚のまま丸く振ると。【3】あとはスイングを緩めないでそのまま当たるように気をつければ、苦手なバンカーでもちゃんと出ると思います。この動画を見てバンカーを得意にして楽しいゴルフをやってくださいね!
【長岡良実/プロフィール】
ながおか・よしみ/1972年生まれ、茨城県出身。ゴルフを始めたのは14歳。きっかけは父親に連れられて見に行ったトーナメントで当時のトップ選手、セベ・バレステロスからボールをプレゼントされたことから。以後、ジュニアの競技で活躍したのち習志野カントリークラブの研修生を経て1999年プロテスト合格。高い技術を持ち、理論的な説明でレッスンの分かりやすさには定評があり、茨城校として南が丘ゴルフガーデン、千葉校としてナガミネゴルフセンターで指導を行っている
こういう風に「ハ」の字のスタンスじゃなくて、腰を少し左に寄せた状態で構えて、シャフトは地面に対して直角。そして丸く振り抜く。だから打ち終わった後も下半身が左寄りになっているのが分かると思います。これを上げようとして最初から腰が右にズレたり、もしくはアドレスは良くてもダウンスイングで腰が戻ってしまわないようになるべく気をつけてください。
まとめると、【1】フェースとスタンスをそんなに開く必要なく、腰を左寄りにセットしておいて、【2】その腰の感覚のまま丸く振ると。【3】あとはスイングを緩めないでそのまま当たるように気をつければ、苦手なバンカーでもちゃんと出ると思います。この動画を見てバンカーを得意にして楽しいゴルフをやってくださいね!
【長岡良実/プロフィール】
ながおか・よしみ/1972年生まれ、茨城県出身。ゴルフを始めたのは14歳。きっかけは父親に連れられて見に行ったトーナメントで当時のトップ選手、セベ・バレステロスからボールをプレゼントされたことから。以後、ジュニアの競技で活躍したのち習志野カントリークラブの研修生を経て1999年プロテスト合格。高い技術を持ち、理論的な説明でレッスンの分かりやすさには定評があり、茨城校として南が丘ゴルフガーデン、千葉校としてナガミネゴルフセンターで指導を行っている