【第16回】葭葉ルミがゴルフレッスン ドライバーの世界一の飛距離は腕を振ること
美人プロたちにコースでミスしないための即効対策を伝授。葭葉ルミの特別レッスンをお届けします。
配信日時: 2017年7月29日 11時00分
インパクトの瞬間には左肩にクラブがあるイメージ
こんにちわ、葭葉ルミです。今回は全米女子オープンなど、私が最近ドライバーの飛ばしで気をつけていることをお伝えしたいと思います。最近飛距離アップできた原因の一つに腕を振ることを意識するようになったことが要因に挙げられます。以前は手を使わないようにという意識もけっこう強かったのですが、最近はトップでクラブを担ぎ上げたら、インパクトの瞬間には左肩くらいにクラブがあるポジションになっているイメージで腕を積極的に振っています。
積極的に腕を振ってクラブを加速させる
どういうことかというとインパクトの瞬間には腕を積極的に使ってスイングが終わってしまっている感覚です。クラブを振っていく意識を持つことで、よりインパクト以降もヘッドスピードを上げられるようになるのが目的です。ウェッジのハーフスイングのようにトップで右肩あたりにクラブを上げたら、一気に左肩のポジションまでクラブを振っていくことで、フィニッシュまでスイングを加速するようにスイングできます。スイングはイメージで常に加速するように振らなければ、実際にはヘッドスピードを上げることはできないのです。そのために腕を振ってクラブの運動量を多くすることで、インパクトで最大限強い力を発揮できるようになるのです。
体を回すと上体が開いたり突っ込んだりとミスに
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体を回そうとすると上体が開いたり、突っ込んだりする
インパクトや左足前あたりでの最大限スイングスピードを出す意識では、ヘッドスピードは上がりません。私はオフに重いバット素振りなどを目いっぱいおこなうことで、全力で振ることを重視しました。フィニッシュまで最大限ヘッドスピードを上げるイメージがもっと大切です。インパクトでスイングは終わりでなくもっとより先に向かって両腕を振っていくことで、ヘッドが加速して飛距離アップができるのです。体の回転で打つことをは大切ですが、逆に体の回転を意識しすぎると逆に上体が開いてしまい、振り遅れの原因ともなるので、注意しましょう。それに上体が突っ込む要因ともなってしまいます。やはり頭は右に残さないとヘッドスピードを上げれないので、気をつけて試してみて下さい。
葭葉ルミプロフィール
葭葉ルミ
(富士住建)
1993年生まれ。2度目の挑戦となった12年のプロテストに合格、14年にはQTの資格でフル参戦すると序盤から優勝争いに加わるなど実力を発揮して初シードを獲得。そして16年の「ニッポンハムレディスクラシック」で初優勝を挙げた。ゆったりとしたスイングからは想像できない飛距離が持ち味。趣味は釣りで、事務所が同じ森美穂らと転戦先で気分転換している。今季平均飛距離1位を記録。全米女子オープンではレクシー・トンプソンを抜いて世界一のドライビングディスタンスをマークした。
(富士住建)
1993年生まれ。2度目の挑戦となった12年のプロテストに合格、14年にはQTの資格でフル参戦すると序盤から優勝争いに加わるなど実力を発揮して初シードを獲得。そして16年の「ニッポンハムレディスクラシック」で初優勝を挙げた。ゆったりとしたスイングからは想像できない飛距離が持ち味。趣味は釣りで、事務所が同じ森美穂らと転戦先で気分転換している。今季平均飛距離1位を記録。全米女子オープンではレクシー・トンプソンを抜いて世界一のドライビングディスタンスをマークした。