ALBA724号〜宮本勝昌「腰が前に出ると手元が浮く…左肩を後ろに回し続けましょう」
ALBA724号〜宮本勝昌「腰が前に出ると手元が浮く…左肩を後ろに回し続けましょう」
配信日時: 2017年12月19日 23時00分
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ALBA724号(5月2週号)の巻頭特集は「ドライバーで狙う感覚がわかった!」。もしドライバーをピッチングウェッジのように狙ううちできたら…。左右がハザードでもプレッシャーを感じずに気持ちよく振り抜けるはず。曲がる理由と曲げないための必要スキルを、徹底的に研究した企画だ。
手元を低く動かすと…「フェース真っすぐ」が長くなる
プロとアマチュアの違いで今回注目したいのは、インパクトでの手の高さ。
アマチュアはアドレス時よりもかなり手元が高く浮き、体から離れてしまう。さらにスイングの遠心力からトゥダウンが加わり、フェースは右を向いて下りてくる。そのまま右に出るか、体が反応して手首を無理矢理返してチーピンになるか。これが右へ左へ、七色のミスが出る仕組みだ。
「マン振りで曲がるのはわかる。でも、力7割で振っても曲がる…」という声も、手元の浮きが原因。たま〜に真っすぐ飛んだとしても、それが続くことはまずない。悲しい現実だ。
アマチュアはアドレス時よりもかなり手元が高く浮き、体から離れてしまう。さらにスイングの遠心力からトゥダウンが加わり、フェースは右を向いて下りてくる。そのまま右に出るか、体が反応して手首を無理矢理返してチーピンになるか。これが右へ左へ、七色のミスが出る仕組みだ。
「マン振りで曲がるのはわかる。でも、力7割で振っても曲がる…」という声も、手元の浮きが原因。たま〜に真っすぐ飛んだとしても、それが続くことはまずない。悲しい現実だ。
目指したいのは、イ・ボミのような手元が低いインパクト。つまり、右手とシャフトに角度がついた状態で、これならフェースが真っすぐな時間が長い。曲がり幅が極端に小さくなるから、ドライバーで“狙う”感覚を持てるようになる。
手元が低いと…「フェースは開かない」
手元を低い位置に下ろせると、ヘッドが体の回転と同調するのでインパクトがスクエアになる。しかも、ボールの前後は真っすぐ動くので、フェースの開閉がゆっくりになり、ボールを押す時間が長くなる。これが曲がらない要因。
手元が浮くと…「フェースは開いて下りてくる」
フェースが開いたまま当たると右に飛ぶ。それがわかっているから手を返すという悪循環がアマチュアの典型的なパターン。真っすぐ飛ぶには一瞬のタイミングがピタリと合うしかない。
曲がり倒す理由!手元が浮く3大原因って?
プロのように手元を低い位置に下ろすにはNGな動きが3つある。
原因の1つ目は胸が開くこと。飛ばそうとすると体が早々とターゲット方向を向いてしまう。結果、クラブが寝て、さらにヘッドの重さに引っ張られて手元は浮きやすくなる。ヘッドが下がるとクラブの動きは制御できないので手打ちになる。
2つ目は右肩が下がること。アッパー軌道を意識していると、ヘッドを下から入れたくなる。すると右肩が下がりやすい。ダウンスイングで右肩が下がるから、クラブが寝て、手元が浮く原因になる。右肩は高い位置をキープさせるのが正解だ。
3つ目は腰が前に出ること。ダウンスイングで腰が前に出ると、手元が低く通るスペースがなくなる。同じように、右ヒザが前に出るのも、手元が浮いて、クラブが下から入る動きを誘発する。下半身の使い方を間違えると、このパターンに陥ってしまう。
本誌では、胸が開く悪癖を直す解決方法を星野陸也、B>右肩が開く悪癖を直す解決方法を稲森佑貴が解説してくれているが、本コラムでは宮本勝昌が教えてくれた腰が前に出る悪癖の解決方法を紹介しよう。
原因の1つ目は胸が開くこと。飛ばそうとすると体が早々とターゲット方向を向いてしまう。結果、クラブが寝て、さらにヘッドの重さに引っ張られて手元は浮きやすくなる。ヘッドが下がるとクラブの動きは制御できないので手打ちになる。
2つ目は右肩が下がること。アッパー軌道を意識していると、ヘッドを下から入れたくなる。すると右肩が下がりやすい。ダウンスイングで右肩が下がるから、クラブが寝て、手元が浮く原因になる。右肩は高い位置をキープさせるのが正解だ。
3つ目は腰が前に出ること。ダウンスイングで腰が前に出ると、手元が低く通るスペースがなくなる。同じように、右ヒザが前に出るのも、手元が浮いて、クラブが下から入る動きを誘発する。下半身の使い方を間違えると、このパターンに陥ってしまう。
本誌では、胸が開く悪癖を直す解決方法を星野陸也、B>右肩が開く悪癖を直す解決方法を稲森佑貴が解説してくれているが、本コラムでは宮本勝昌が教えてくれた腰が前に出る悪癖の解決方法を紹介しよう。
宮本勝昌(みやもと・かつまさ)/72年生まれ。静岡県出身。開幕戦では惜しくも優勝を逃したが、存在感はアピール。重く、コントロールの効いた球は今年も健在だ
腰が前に出る…を解決するには「左肩を後ろに回し続けましょう」
体の正面にスペースを作る
「腰がダウンスイングでボールに向かうと、右ヒザが前に出て手元が浮く原因になります。こうなるのは体の左サイドが止まっているから。切り返しで、左肩を背中側に動かし続ける意識を持つと、体の正面にクラブを下ろせるスペースができる。すると、手元を体の近くに下ろせるので、クラブを引きつけるように振り抜くことができます(宮本)」
「腰がダウンスイングでボールに向かうと、右ヒザが前に出て手元が浮く原因になります。こうなるのは体の左サイドが止まっているから。切り返しで、左肩を背中側に動かし続ける意識を持つと、体の正面にクラブを下ろせるスペースができる。すると、手元を体の近くに下ろせるので、クラブを引きつけるように振り抜くことができます(宮本)」
【OK】邪魔な左肩は後ろに引くは正解
切り返しで左肩を背中側に回すと、体の正面にクラブを下ろすスペースができる。インパクトで詰まらないから、ヘッドを低く長く動かせるようになる。体の回転を止めないことが重要なポイント。
【NG】左サイドが止まると腕が詰まってしまう
一見、良さそうに見えるインパクトの形だが、左サイドが止まっているせいで、クラブを振り抜くスペースがない。腰や右ヒザがボールに向かってしまうのは、体の左サイドを止めてしまっているから。
この特集が掲載されたのは…
ALBA724号…表紙はローリー・マキロイ
●巻頭特集…ドライバーで狙う感覚がわかった!
●特別付録…アルバ的!観るならここでしょ、女子ツアー
●ギア企画…中古ショップで500円で買える!?ツアープロがなかなか手放せない契約外の1本
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●巻頭特集…ドライバーで狙う感覚がわかった!
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