第14回/誰も言わなかった【背すじの真実2】 背すじを伸ばすと劇的変化が!
元日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ、現在アメリカの日本食レストランチェーンCEO。異色の経歴を持つTOSHI HIRATAが30年のレッスン経験の集大成を語る。超DEEPな骨太スイング論をアメリカからお届け!
配信日時: 2017年4月26日 11時53分
前回のおさらい【背すじ真っすぐアドレス】の作り方
前回は背すじを伸ばすことでボールとの正しい位置関係を知ることが出来ましたが、今回はスイングにおいても劇的な変化をもたらしてくれることにも注目していきます。その前に、前回の手順をもう一度再確認しておきましょう。
【1】クラブを持って『気をつけ』の姿勢を作ってください。
【2】年齢に応じて可能な限り背すじを伸ばして胸を張りましょう。
【3】両腕を地面と平行に前に出し、腕を伸ばして下さい。
【4】そのまま胸を張ったままクラブと両腕を下ろしてください。
【5】腕は途中で止まるはずです。
【6】そのまま、太モモの付け根から前傾してアドレスしてください。
【5】は個人差がありますが、胸を張った状態ではクラブのグリップエンドが身体につくことはないでしょう。上腕二頭筋や胸筋に筋肉が付いている男性ならなおさらのこと、腕はロックされたように止まります。実はそこがあなたのナチュラルな身体とクラブとの距離関係なのです。
【6】も個人差がありますが、グリップ1個から3個くらいの体とグリップエンドとのスペースが生まれます。そしてこの距離はクラブが変わっても変わることはありません。シャフトが長いDRでは前傾姿勢が浅くなり、ショートアイアンでは深くなります。
ここからバックスイングに移りましょう。
ロックされた両腕は【ベルトドリル】で固定されたように動いていきます。なぜなら、背すじを伸ばしたことにより、両腕の三角形が崩れなくなるのです。運動生理学的になぜそうなるのか私は専門家でないため解説しかねますが、背すじが伸ばされると肩甲骨がロックされ、腕が自由に動かなくなるという現象が見られます。
そのため、バックスイングは無条件で肩の捻転から始めなけれななりません。つまり、【手だけでクラブを上げること】が不可能になるわけです。私の場合はテークバックのスタートを「左肩」に任せますが、身体の硬い人は腰の捻転から始めても差し支えありません。ハーフウェイバック(クラブ飛球線と平行の位置)の場所までは身体に沿って腕を動かしていきます。
【1】クラブを持って『気をつけ』の姿勢を作ってください。
【2】年齢に応じて可能な限り背すじを伸ばして胸を張りましょう。
【3】両腕を地面と平行に前に出し、腕を伸ばして下さい。
【4】そのまま胸を張ったままクラブと両腕を下ろしてください。
【5】腕は途中で止まるはずです。
【6】そのまま、太モモの付け根から前傾してアドレスしてください。
【5】は個人差がありますが、胸を張った状態ではクラブのグリップエンドが身体につくことはないでしょう。上腕二頭筋や胸筋に筋肉が付いている男性ならなおさらのこと、腕はロックされたように止まります。実はそこがあなたのナチュラルな身体とクラブとの距離関係なのです。
【6】も個人差がありますが、グリップ1個から3個くらいの体とグリップエンドとのスペースが生まれます。そしてこの距離はクラブが変わっても変わることはありません。シャフトが長いDRでは前傾姿勢が浅くなり、ショートアイアンでは深くなります。
ここからバックスイングに移りましょう。
ロックされた両腕は【ベルトドリル】で固定されたように動いていきます。なぜなら、背すじを伸ばしたことにより、両腕の三角形が崩れなくなるのです。運動生理学的になぜそうなるのか私は専門家でないため解説しかねますが、背すじが伸ばされると肩甲骨がロックされ、腕が自由に動かなくなるという現象が見られます。
そのため、バックスイングは無条件で肩の捻転から始めなけれななりません。つまり、【手だけでクラブを上げること】が不可能になるわけです。私の場合はテークバックのスタートを「左肩」に任せますが、身体の硬い人は腰の捻転から始めても差し支えありません。ハーフウェイバック(クラブ飛球線と平行の位置)の場所までは身体に沿って腕を動かしていきます。