第25回/短尺ドライバーで今よりもっと飛距離UPを狙える!
元日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ、現在アメリカの日本食レストランチェーンCEO。異色の経歴を持つTOSHI HIRATAが30年のレッスン経験の集大成を語る。超DEEPな骨太スイング論をアメリカからお届け!
配信日時: 2017年8月3日 06時13分
今回は避けて通れないギアの話し。そして流行りの短尺1Wの実験について話します
私の運営するFBフォーラムの方で先行レッスンしていたドライバーのシャフト短尺検証もようやく結論が出ました。しかしながら今回は専門家の意見も聞きながら慎重にレッスンを進めていきたいと思います。
アルバネットでも石川遼選手のドライバー短尺化が記事になったことを覚えておられる方も多いかと思います。
個人的にはここ2、3年は44.25インチのシャフトを使用してきました。理由は簡単で、PGAツアープレーヤーの平均シャフトは44.25インチだと知っていたからです。もちろん、それだけが理由ではありませんが、シャフトを切るという行為を後押ししてくれたことは間違いありません。
しかし昨今、それ以上短くするPGAツアープロたちが急激に増えてきました。またまた気になった私は探究を開始したわけですが、そこには想像以上の大きなメリット、デメリットが待ち受けていました。
「結論から申し上げます!」
アマチュアプレーヤーにとってドライバーを短尺化することはメリットの方が断然に大きいという事です。近い将来、日本のメーカーは市販の短尺化を進めるべきでしょう!しかし、ここに来ておられる皆さんはその先駆けになっていただきたいと思います。
それではこれからメリット、デメリットを書いていきますが、その前にフリークエンシーマシン(シャフトの振動数計)で測定したこの数値をご覧ください。
44.25 inch Projext X HZRDUS-S (279cpm)
44.25 inch Speeder 757-X (268cpm)
44.25 inch Graphite Design 9003-X (270cpm)
44.00 inch Mitsubishi Tensei Ck Pro White70-X (271cpm)
44.00 inch Mitsubishi Tensei CK Pro Blue 70-S (258cpm)
44.00 inch DI7-S(257cpm)
43.50 inch DI6-S (256cpm)
43.25 inch DI7-X (278cpm)
43.00 inch Speeder 757-X (281cpm)
この数値はすべて同じヘッドで計測したものです。気付かれた方も多いかもしれませんが、同じフレックスでも各社バラバラな振動数です。特に『プロジェクトX HZRDUS』のSシャフトにおいては他社のXシャフトよりも振動数が多く、硬いシャフトに仕上がっています。
アルバネットでも石川遼選手のドライバー短尺化が記事になったことを覚えておられる方も多いかと思います。
個人的にはここ2、3年は44.25インチのシャフトを使用してきました。理由は簡単で、PGAツアープレーヤーの平均シャフトは44.25インチだと知っていたからです。もちろん、それだけが理由ではありませんが、シャフトを切るという行為を後押ししてくれたことは間違いありません。
しかし昨今、それ以上短くするPGAツアープロたちが急激に増えてきました。またまた気になった私は探究を開始したわけですが、そこには想像以上の大きなメリット、デメリットが待ち受けていました。
「結論から申し上げます!」
アマチュアプレーヤーにとってドライバーを短尺化することはメリットの方が断然に大きいという事です。近い将来、日本のメーカーは市販の短尺化を進めるべきでしょう!しかし、ここに来ておられる皆さんはその先駆けになっていただきたいと思います。
それではこれからメリット、デメリットを書いていきますが、その前にフリークエンシーマシン(シャフトの振動数計)で測定したこの数値をご覧ください。
44.25 inch Projext X HZRDUS-S (279cpm)
44.25 inch Speeder 757-X (268cpm)
44.25 inch Graphite Design 9003-X (270cpm)
44.00 inch Mitsubishi Tensei Ck Pro White70-X (271cpm)
44.00 inch Mitsubishi Tensei CK Pro Blue 70-S (258cpm)
44.00 inch DI7-S(257cpm)
43.50 inch DI6-S (256cpm)
43.25 inch DI7-X (278cpm)
43.00 inch Speeder 757-X (281cpm)
この数値はすべて同じヘッドで計測したものです。気付かれた方も多いかもしれませんが、同じフレックスでも各社バラバラな振動数です。特に『プロジェクトX HZRDUS』のSシャフトにおいては他社のXシャフトよりも振動数が多く、硬いシャフトに仕上がっています。
つまり、メーカーが表示しているフレックスはあくまでも参考にして、しっかりと振動数をご自身で調べることが大切です。ここは余談になりますが、振動数がクラブ間で揃っていないとクラブによって打つタイミングが変わってしまいます。
クラブは短くなるほどに振動数は上がるものですが、1W−3W−5W−アイアンセットへとスムースな流れで振動数を揃えるべきなのです。これはマニアックなテーマでもありますので、機会があれば後日詳しくレッスンします。
さて、最後の数値に43.00inch Speeder757-X(281cpm)がありますが、これはもともと3Wのシャフトでした。
クラブは短くなるほどに振動数は上がるものですが、1W−3W−5W−アイアンセットへとスムースな流れで振動数を揃えるべきなのです。これはマニアックなテーマでもありますので、機会があれば後日詳しくレッスンします。
さて、最後の数値に43.00inch Speeder757-X(281cpm)がありますが、これはもともと3Wのシャフトでした。
これにDRのシャフトとして計測すると、とんでもなく硬いシャフトになってしまうのです。しかしヘッド重量が16g重い3W(214g)のヘッドをつけて計測すると、振動数274cpmになり、フェアウェイウッドとしては良いバランスになります。
余ったアンダースペックのドライバーがあるなら、カットして短尺化するのもアリ!
もしこのシャフトをDRに装着するにはヘッドに16gものウェイトをつけなければシャフトは適正にしなってくれません。でも、クラブの総重量が345g近くになってとんでもなく重いものになります。それでは本末転倒ですよね。
シャフトカットしても適正な振動数を得るためにはシャフトのフレックスを一段下げる必要があります。つまり今までSシャフトを使用してきた人はRシャフトに、RシャフトはR2シャフトに下げることによって適正振動数が得られます。
「そこまでしてシャフトカットをするメリットはあるのか?」そんなご意見もあるかと思いますが、多いのあるのです。スライサーが多いアマチュアプレーヤーにとってシャフトを2インチもカットすれば、醜いバナナスライスとはおさらばです。あれだけ難しかったキャスティングさえも容易に直せるようになります。
もちろん、スマッシュファクター(ミート率)は100%上がります。これで、アマチュアの皆さんはシャフトカットで飛距離が伸びるということなるわけですが...簡単に結論付ける訳には行きませんので、ここで専門家の意見を聞くことにしましょう!
日本プロゴルフ協会のプロでもある、永松利朗くんは現在ヤマハで野村敏京選手のサポートも行っている私の古い友人です。私が練習場の専属プロだった頃、同じ練習場のリペアマンだった彼はウッドの削り出しをもできる優秀な職人でした。
しかしゴルフの腕前もプロ級だったために私が強く薦め日本プロゴルフ協会に入会した経緯もあります。そんな彼に今回のレッスンを並行してやってもらうとともにヤマハが独自で開発したシャフトフィッテイングのプログラムの紹介もやっていただこうと思っています。それでは来週彼を交えてレッスンを行いたいと思います。それではSEE YOU SOON!!
なお、人数限定(240名)で運営しております私のFBの『フオーラム型レッスン』は現在締め切らせていただきました。また空きがあり次第公募させて頂きます。
TOSHI HIRATA/26歳からゴルフを始め、29歳でプロ入会。日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロとして日本で活動していたが、ツアープロの道を模索、武者修行のため渡米したまま移住。現在はアメリカの日本食レストランチェーン『Seasons Of Japan』のCEOを務める。過去には米国ゴルフチャンネルの解説者の経験や、様々な発信をWEBで行っている。ジョージア州在住
シャフトカットしても適正な振動数を得るためにはシャフトのフレックスを一段下げる必要があります。つまり今までSシャフトを使用してきた人はRシャフトに、RシャフトはR2シャフトに下げることによって適正振動数が得られます。
「そこまでしてシャフトカットをするメリットはあるのか?」そんなご意見もあるかと思いますが、多いのあるのです。スライサーが多いアマチュアプレーヤーにとってシャフトを2インチもカットすれば、醜いバナナスライスとはおさらばです。あれだけ難しかったキャスティングさえも容易に直せるようになります。
もちろん、スマッシュファクター(ミート率)は100%上がります。これで、アマチュアの皆さんはシャフトカットで飛距離が伸びるということなるわけですが...簡単に結論付ける訳には行きませんので、ここで専門家の意見を聞くことにしましょう!
日本プロゴルフ協会のプロでもある、永松利朗くんは現在ヤマハで野村敏京選手のサポートも行っている私の古い友人です。私が練習場の専属プロだった頃、同じ練習場のリペアマンだった彼はウッドの削り出しをもできる優秀な職人でした。
しかしゴルフの腕前もプロ級だったために私が強く薦め日本プロゴルフ協会に入会した経緯もあります。そんな彼に今回のレッスンを並行してやってもらうとともにヤマハが独自で開発したシャフトフィッテイングのプログラムの紹介もやっていただこうと思っています。それでは来週彼を交えてレッスンを行いたいと思います。それではSEE YOU SOON!!
なお、人数限定(240名)で運営しております私のFBの『フオーラム型レッスン』は現在締め切らせていただきました。また空きがあり次第公募させて頂きます。
TOSHI HIRATA/26歳からゴルフを始め、29歳でプロ入会。日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロとして日本で活動していたが、ツアープロの道を模索、武者修行のため渡米したまま移住。現在はアメリカの日本食レストランチェーン『Seasons Of Japan』のCEOを務める。過去には米国ゴルフチャンネルの解説者の経験や、様々な発信をWEBで行っている。ジョージア州在住