ドライバーでスライスするなら左手首は伸ばしてテークバック【16回目】
植村啓太氏が、どうしてもスライスして飛ばせないという人のために特別にレッスン。ドライバーやアイアンで球がつかまらない人必見です
配信日時: 2017年7月13日 13時57分
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左手の甲が右腰の位置で空を向いていないか?
左手首が空を向くようとフェースは開いてスライスになる
インパクトでフェースの開いて右に球が飛んでスライスする人は、テークバックで右腰にヘッドがあるときの左手首の角度をチェックしてみましょう。構えた位置から右腰までテークバックすると、左手首の角度というのは非常に変わりやすくなっています。ちなみに左手首が右腰の位置で甲側に手首が曲がると、フェースが開いてしまいます。左手首が空を向くようになってしまうのです。アドレスではフェースがスクエアなのに、インパクトでフェースが開く人はテークバックで左手首に角度がつきすぎているからかもしれません。
左手の甲が地面を向くと、フェースはクローズになる
この時、わかりやすいのは左手片手でテークバックしてみて、右腰で止めて見ると、よく分かります。その時に左手首を動かしてみましょう。手の甲が地面を向くと、フェースは地面を向くため、フェースは閉じる方向に動きます。左手の甲を伸ばせば伸ばすほど、フェースはクローズになります。左手首に角度をつけるほどフェースはオープンになります。
左手首が空を向くようにトップを作るとドローボールに
アドレスで左手首の角度はグリップの仕方によって変わります。フックグリップだと左手首に角度をつけて、手の甲が空を向きます。また、ウィークグリップだと左手首の角度はあまりつけずに手の甲が目標へ真っすぐ向きます。スイング中にそこからどうやって動くかによってフェースの開き具合が変わります。左手の甲がトップで地面を向きすぎてしまうとフェースは大きく開いて、スクエアに当たりにくくなります。スライスする人は、テークバックからトップで左手首を真っすぐ伸ばす、つまり、トップで左手首が空を向くようにトップを作ると、クローズフェースになって球がつかまってドローボールになります。
右手首を意識して動かしても問題ない
左手だと意識しづらいという人は、アドレスからテークバックで右手首を意識して動かしても問題ありません。トップで右手の平が上を向くような形にすると、トップでフェースはクローズになることを体感してみましょう。右手の平が自分の顔を向くようになってしまうと、フェースは開いてしまうので、この動きに注意して練習することです。まずは自分のフェースが右腰でどこを向いているかを知ることが大事ですね。
植村啓太氏プロフィール
植村啓太
(K's Island Golf Academy)
1977年5月27日生まれ。16歳からゴルフを始め、23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。現在では立山光広、菊池純、額賀辰徳のコーチを担当。また慶應義塾大学体育会ゴルフ部のテクニカルコーチを務め、自身が主宰する「K's Island Golf Academy」を世田谷にあるオークラランドでスタート。現在は代官山にメンバーシップアカデミーの「代官山スタジオ」をオープン。また大阪にあるゴルフ&ボディスタジオ「GOLDIA」で、自身初のプロデュースを手掛ける。
(K's Island Golf Academy)
1977年5月27日生まれ。16歳からゴルフを始め、23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。現在では立山光広、菊池純、額賀辰徳のコーチを担当。また慶應義塾大学体育会ゴルフ部のテクニカルコーチを務め、自身が主宰する「K's Island Golf Academy」を世田谷にあるオークラランドでスタート。現在は代官山にメンバーシップアカデミーの「代官山スタジオ」をオープン。また大阪にあるゴルフ&ボディスタジオ「GOLDIA」で、自身初のプロデュースを手掛ける。