三菱ケミカルの試打レポ後編「ヤマハ『UD+2』も真っ青なぶっ飛びシャフトが…」(筒)
三菱ケミカルの試打レポ後編「ヤマハ『UD+2』も真っ青なぶっ飛びシャフトが…」(筒)
配信日時: 2017年7月4日 12時18分
4日、三菱ケミカルの新商品発表会&試打会が行われたが、既報のとおり『ディアマナRF』は試打レポ済みだが、その他にも驚きのシャフトがあった。試打レポ後編をお届けする。
■『DG』フィーリングな『OTツアー』シリーズが登場!
「10月に『OT Tour hybrid/iron』シリーズを発売いたします。スムーズなしなりを確保しながら余計なシャフト変形を防ぎ、高重量帯のカーボンシャフト特有のハード感を払拭して、高弾道と着弾のバラつきの低減を実現する『OT』シリーズに、モア・アスリートバージョンの『OT Tour hybrid/iron』シリーズが加わります。先端部分の剛性を高めて、方向安定性をさらに強化。番手別設計により、アスリートが求めるより繊細な重量フローセッティングを可能としています」(三菱ケミカル広報)
筒康博氏のファーストインプレッションは下記のとおり。
「番手別設計になったアスリート向けの『OTツアー』シリーズは、手元がやや緩い剛性と先端部の強くしなやかなコントロール性の高さが『DG(ダイナミックゴールド)』に似ています。
決して硬い振り心地ではないのに、インパクトゾーンでしっかりと復元される挙動はこのシャフトの製法と素材がなしえたものだと思います。しなり戻りが速いわけではなく、あくまで元のまっすぐな状態への復元の速さにこだわった結果、シャープで操作性の高いシャフトに仕上がりました。
また、振動の減衰が驚異的に早く、ラフやミスヒットに対するプレーヤーへの負担が小さく、プロをはじめとしたエリートゴルファーにとって非常に嬉しい性能です。反発性能に優れたアイアンヘッドに装着した場合は、初速性能はそのまま、柔らかい打感を体感できる二次的な効果もありがたいです」(筒)
『DG』ユーザーの筆者(HS50m/s)も『OTツアー100/110』を打たせてもらったが、「軽量カーボンなんて」と思いきや、全く違和感なく一発目からナイスショットが打てた。重量帯を下げて『OTツアー80/90』を打ってみても、『DG』に似たフィーリングで軽量な分、ラクに超高弾道が打てる。「DG育ちだけど、重すぎてしんどい」なんて人にはピッタリのシャフトではないだろうか。
■『インプレスUD+2』も真っ青なぶっ飛びシャフト『フブキAiII』
「FUBUKIシリーズに、2017年秋、待望の新モデル『AiII』シリーズが誕生します。同シリーズは『V』シリーズに引き続き採用したタングステンウェートがインパクト効率を高めるImpact Stabilization Technologyと、ヘッドスピードの減速を抑えるAcceleration Technologyとの融合により、プレーヤーのポテンシャルを引き出してやさしく飛距離アップを狙えるモデルとなっています。
また、価格も抑えることで、これまで“カスタムシャフトは自分にとっては難しい”ととらえていた人にもリーチする製品です。FW用モデル『AiIIFW』シリーズと、IRON用『AiII IRON』シリーズも同時発売し、トータルでシャフトセッティングを構築可能なラインナップとなっています。ドライバーからアイアンまで、やさしく、高弾道で飛距離アップを目指す事が可能です」(同社)
こちらもドライバー用から筒氏が打ったファーストインプレッションを。
「飛ばし屋がインパクトゾーンで“押し込む”技術を、この『フブキ AiII』は
シャフトがやってくれます。振り心地は前作のように先中しなりではなく、中間から手元にかけてマイルドなしっかり感があります。
先端の加速感でインパクトをする中に【更にあたりを厚くする】動きを感じました。そのせいか、重い弾道でゆっくり伸びるショットが出やすいですね。前作の『フブキAi』はヤマハ『RMX』シリーズで純正採用されて好評でしたが、これから他メーカーの純正カスタムに採用間違いなしじゃないでしょうか?」(筒)
続いてアイアン用のインプレッションだが、このモデルが凄かった。ヘッドはヤマハ『RMX216』が入っていたのだが、高弾道で飛距離を伸ばす人が続出。ぶっ飛びアイアン『UD+2』のようなビッグボールで「すぐに使いたい」と筒氏はお持ち帰りを希望するほどだった。
「いま使っているアイアンヘッドを“+2番手”にしてしまうとんでもないシャフトに出会ってしまいました。中間部やや手元よりにタメを作るしなやかさと、ボールの先のターフまで打ち抜いてしまうほどの分厚い走りとしっかりした先端部の挙動を感じます。
これは今までのカーボンシャフトとは別格。重量バリエーションも豊富で硬さも幅広くラインナップされているのが嬉しいですね。今のアイアンに不満があるなら是非シャフト交換をお勧めします。高さも飛距離もシャフトの力で大きくアップできるはずです」(筒)
少々褒めすぎな気も否めないが、筆者が打ってもビッグボール連発だった。普通、高く上がれば上がるほど球が飛ばなくなりがちだが、高打ち出し・低スピンなのか、距離につながる点は確かに出色のものだった。ハードヒットすると飛びすぎて距離感を失う可能性もあるが、非力な人は試打して損はないだろう。
■『DG』フィーリングな『OTツアー』シリーズが登場!
「10月に『OT Tour hybrid/iron』シリーズを発売いたします。スムーズなしなりを確保しながら余計なシャフト変形を防ぎ、高重量帯のカーボンシャフト特有のハード感を払拭して、高弾道と着弾のバラつきの低減を実現する『OT』シリーズに、モア・アスリートバージョンの『OT Tour hybrid/iron』シリーズが加わります。先端部分の剛性を高めて、方向安定性をさらに強化。番手別設計により、アスリートが求めるより繊細な重量フローセッティングを可能としています」(三菱ケミカル広報)
筒康博氏のファーストインプレッションは下記のとおり。
「番手別設計になったアスリート向けの『OTツアー』シリーズは、手元がやや緩い剛性と先端部の強くしなやかなコントロール性の高さが『DG(ダイナミックゴールド)』に似ています。
決して硬い振り心地ではないのに、インパクトゾーンでしっかりと復元される挙動はこのシャフトの製法と素材がなしえたものだと思います。しなり戻りが速いわけではなく、あくまで元のまっすぐな状態への復元の速さにこだわった結果、シャープで操作性の高いシャフトに仕上がりました。
また、振動の減衰が驚異的に早く、ラフやミスヒットに対するプレーヤーへの負担が小さく、プロをはじめとしたエリートゴルファーにとって非常に嬉しい性能です。反発性能に優れたアイアンヘッドに装着した場合は、初速性能はそのまま、柔らかい打感を体感できる二次的な効果もありがたいです」(筒)
『DG』ユーザーの筆者(HS50m/s)も『OTツアー100/110』を打たせてもらったが、「軽量カーボンなんて」と思いきや、全く違和感なく一発目からナイスショットが打てた。重量帯を下げて『OTツアー80/90』を打ってみても、『DG』に似たフィーリングで軽量な分、ラクに超高弾道が打てる。「DG育ちだけど、重すぎてしんどい」なんて人にはピッタリのシャフトではないだろうか。
■『インプレスUD+2』も真っ青なぶっ飛びシャフト『フブキAiII』
「FUBUKIシリーズに、2017年秋、待望の新モデル『AiII』シリーズが誕生します。同シリーズは『V』シリーズに引き続き採用したタングステンウェートがインパクト効率を高めるImpact Stabilization Technologyと、ヘッドスピードの減速を抑えるAcceleration Technologyとの融合により、プレーヤーのポテンシャルを引き出してやさしく飛距離アップを狙えるモデルとなっています。
また、価格も抑えることで、これまで“カスタムシャフトは自分にとっては難しい”ととらえていた人にもリーチする製品です。FW用モデル『AiIIFW』シリーズと、IRON用『AiII IRON』シリーズも同時発売し、トータルでシャフトセッティングを構築可能なラインナップとなっています。ドライバーからアイアンまで、やさしく、高弾道で飛距離アップを目指す事が可能です」(同社)
こちらもドライバー用から筒氏が打ったファーストインプレッションを。
「飛ばし屋がインパクトゾーンで“押し込む”技術を、この『フブキ AiII』は
シャフトがやってくれます。振り心地は前作のように先中しなりではなく、中間から手元にかけてマイルドなしっかり感があります。
先端の加速感でインパクトをする中に【更にあたりを厚くする】動きを感じました。そのせいか、重い弾道でゆっくり伸びるショットが出やすいですね。前作の『フブキAi』はヤマハ『RMX』シリーズで純正採用されて好評でしたが、これから他メーカーの純正カスタムに採用間違いなしじゃないでしょうか?」(筒)
続いてアイアン用のインプレッションだが、このモデルが凄かった。ヘッドはヤマハ『RMX216』が入っていたのだが、高弾道で飛距離を伸ばす人が続出。ぶっ飛びアイアン『UD+2』のようなビッグボールで「すぐに使いたい」と筒氏はお持ち帰りを希望するほどだった。
「いま使っているアイアンヘッドを“+2番手”にしてしまうとんでもないシャフトに出会ってしまいました。中間部やや手元よりにタメを作るしなやかさと、ボールの先のターフまで打ち抜いてしまうほどの分厚い走りとしっかりした先端部の挙動を感じます。
これは今までのカーボンシャフトとは別格。重量バリエーションも豊富で硬さも幅広くラインナップされているのが嬉しいですね。今のアイアンに不満があるなら是非シャフト交換をお勧めします。高さも飛距離もシャフトの力で大きくアップできるはずです」(筒)
少々褒めすぎな気も否めないが、筆者が打ってもビッグボール連発だった。普通、高く上がれば上がるほど球が飛ばなくなりがちだが、高打ち出し・低スピンなのか、距離につながる点は確かに出色のものだった。ハードヒットすると飛びすぎて距離感を失う可能性もあるが、非力な人は試打して損はないだろう。