ツアーで見つけた旬ギアネタ【有村智恵の後半巻き返しの武器】
ツアーで見つけた旬ギアネタ【有村智恵の後半巻き返しの武器】
配信日時: 2017年6月29日 04時20分
「アース・モンダミンカップ」が終了して女子ツアー前半戦が終わり、現在賞金ランク64位と苦しんでいる有村智恵。今季は契約メーカーをヤマハに変えて5年ぶりの優勝を目指したが、なかなか結果が出すことができていない。そんな有村に前半戦総括と後半戦キーとなるギアについて聞いてみた。
「前半戦は初日にショットなどでできていたことで、なかなか2日目、3日目と続かなくなっています。自分でやろうと思ってもできていないので、結果が出せなくなっているのが現実です。私のポイントとなるアイアンショットでも、インパクトで上体が浮いてしまい、方向性がブレてしまっています。そこを修正してなんとか粘って優勝争いを増やしてチャンスを物にしていくことが大事だと思っています」(有村)
有村が今季から使用するのがヤマハの「RMX116」アイアン。「とにかく打感が軟らかくて、思ったとおりの弾道、距離感が出ているので、気に入っています」と有村は語る。軟鉄鍛造で深いキャビティバックを実現したうえ、やさしさとともに通常の鍛造工程の後に真空炉にヘッドを入れて加熱し、冷やすことでプロが求める打感を生み出している。
使用アイアンは、有村仕様に仕上げられているのはいうまでもない。「私のアイアンはメーカー担当者の方と相談して、フェースがやや閉じる気味の顔に設計をしてもらっています。シャフトの指し方を工夫しているのですが、フェードヒッターの私は球をつかまえたいので、この顔で弾道のイメージが沸きやすくなります」(有村)。球をつかまえてやや左へ打ち出してラインを出す有村が、安心して振れる形状を作り出している。一方、使用シャフトは「NSPRO750(R)」と極めて軽く軟らかいモデルを使用している。「昔からそうなんですが、柔らかくないとリズムを取ってスイングできないのです。その方がヘッドを感じられてスイングできますし、しっかり振りぬけるのです」(有村)。コンパクトなスイングから、シャフトのしなりを生かして球をつかまえに行くことで、正確なショットを可能にしているのだ。
現在パーオン率66位とアイアンショットの精度に苦しむ彼女だが、使用アイアンとスイング精度が噛み合ったときに2012年以来のツアー優勝が見えてくるだろう。
「前半戦は初日にショットなどでできていたことで、なかなか2日目、3日目と続かなくなっています。自分でやろうと思ってもできていないので、結果が出せなくなっているのが現実です。私のポイントとなるアイアンショットでも、インパクトで上体が浮いてしまい、方向性がブレてしまっています。そこを修正してなんとか粘って優勝争いを増やしてチャンスを物にしていくことが大事だと思っています」(有村)
有村が今季から使用するのがヤマハの「RMX116」アイアン。「とにかく打感が軟らかくて、思ったとおりの弾道、距離感が出ているので、気に入っています」と有村は語る。軟鉄鍛造で深いキャビティバックを実現したうえ、やさしさとともに通常の鍛造工程の後に真空炉にヘッドを入れて加熱し、冷やすことでプロが求める打感を生み出している。
使用アイアンは、有村仕様に仕上げられているのはいうまでもない。「私のアイアンはメーカー担当者の方と相談して、フェースがやや閉じる気味の顔に設計をしてもらっています。シャフトの指し方を工夫しているのですが、フェードヒッターの私は球をつかまえたいので、この顔で弾道のイメージが沸きやすくなります」(有村)。球をつかまえてやや左へ打ち出してラインを出す有村が、安心して振れる形状を作り出している。一方、使用シャフトは「NSPRO750(R)」と極めて軽く軟らかいモデルを使用している。「昔からそうなんですが、柔らかくないとリズムを取ってスイングできないのです。その方がヘッドを感じられてスイングできますし、しっかり振りぬけるのです」(有村)。コンパクトなスイングから、シャフトのしなりを生かして球をつかまえに行くことで、正確なショットを可能にしているのだ。
現在パーオン率66位とアイアンショットの精度に苦しむ彼女だが、使用アイアンとスイング精度が噛み合ったときに2012年以来のツアー優勝が見えてくるだろう。