片山晋呉の “黒い” 情熱、形に!
片山晋呉の “黒い” 情熱、形に!
配信日時: 2017年2月9日 04時53分
グローブライドは2017年モデルの「オノフ黒」を3月3日に発売する。今作は、ギアやスイングへの探究心のかたまり、片山晋呉の意見が全面的に入ったモデルだといい、「各クラブの役割が明確で、やさしいクラブを」との片山の考え方に基づいて設計されているのだとか。
「(今作は)飛ばす、狙うなど各クラブの役割が明確で、自分がイメージするショットが打てるクラブ。なおかつ、やさしいクラブ。自分自身も難しいクラブは使わない。難しいクラブをアマチュアが使っても良い結果がでるはずない。アマチュアこそ、やさしくクラブを使うべき」
と、そのクラブ哲学と今作の特長を語った片山。確かに、若かりし頃からショートウッドの多用や、アマチュア向きのブランドを男子プロでも採り入れてきた。超合理主義者であり、新しいものに貪欲かつ柔軟に取り組む“パイオニア”としての姿勢を今も貫いている。
さて、実際のクラブの特長だが、ドライバーには前作になかった『パワートレンチ』と呼ぶ太くて深い溝がソールに2本、クラウンに1本入った。これにより、たわんで復元する効果が得られてミスヒットしたときでも初速が落ちづらく、飛距離ロスを軽減するのだとか。
特筆すべきはFWで、3Wはチタンフェースで飛距離にこだわり抜いた。ドライバーと同じ『パワートレンチ』が入った上、ソールのほとんどがタングステン合金で、スーパー低・深重心。この構造がもたらす飛距離性能については片山自身が証明しており、昨年の日本オープンではドライバーを抜き、このプロトタイプのスプーンで、300ヤードドライブを何度も披露。その後の試合でも、若手選手のドライバー並に飛ばすなど、異常な飛びがツアーでは話題になっていた。
また、5Wと7Wは、得も言われぬ“いい顔”で、「グリーンにしっかり止める」この番手に求められる機能を追求。こちらはボールを拾いやすく、しっかりスピンが入るため、キャリーが安定して方向性よく狙える仕様になっている。
その他、アイアンからウェッジまでフルリニューアルされているのだが、片山自身が「ここまで自分の意見がすべて入ったクラブは始めて」と語るとおり、片山イズムがすべて形になっている。実物を見た感想としては、とにかく「カッコイイデザインで、安心感あるちょうどいいサイズかつ、メチャクチャいい顔」。FW、UT、アイアンは特に目標にスクエアに構えやすく、ネックのつながりがとてもキレイ。弾道イメージが沸き立つ仕上がりは、「さすが片山晋呉!」と誰もが思うはずだ。
体格に恵まれない片山は練習方法やギアの追求など、44歳の今も創意工夫で高いパフォーマンスを維持している。そのこだわり、情熱が形になった『オノフ黒』。キャリアの長い人や、上達意欲の高いゴルファーは、構えてみるだけで、完成度の高さを理解するはずだ。
「(今作は)飛ばす、狙うなど各クラブの役割が明確で、自分がイメージするショットが打てるクラブ。なおかつ、やさしいクラブ。自分自身も難しいクラブは使わない。難しいクラブをアマチュアが使っても良い結果がでるはずない。アマチュアこそ、やさしくクラブを使うべき」
と、そのクラブ哲学と今作の特長を語った片山。確かに、若かりし頃からショートウッドの多用や、アマチュア向きのブランドを男子プロでも採り入れてきた。超合理主義者であり、新しいものに貪欲かつ柔軟に取り組む“パイオニア”としての姿勢を今も貫いている。
さて、実際のクラブの特長だが、ドライバーには前作になかった『パワートレンチ』と呼ぶ太くて深い溝がソールに2本、クラウンに1本入った。これにより、たわんで復元する効果が得られてミスヒットしたときでも初速が落ちづらく、飛距離ロスを軽減するのだとか。
特筆すべきはFWで、3Wはチタンフェースで飛距離にこだわり抜いた。ドライバーと同じ『パワートレンチ』が入った上、ソールのほとんどがタングステン合金で、スーパー低・深重心。この構造がもたらす飛距離性能については片山自身が証明しており、昨年の日本オープンではドライバーを抜き、このプロトタイプのスプーンで、300ヤードドライブを何度も披露。その後の試合でも、若手選手のドライバー並に飛ばすなど、異常な飛びがツアーでは話題になっていた。
また、5Wと7Wは、得も言われぬ“いい顔”で、「グリーンにしっかり止める」この番手に求められる機能を追求。こちらはボールを拾いやすく、しっかりスピンが入るため、キャリーが安定して方向性よく狙える仕様になっている。
その他、アイアンからウェッジまでフルリニューアルされているのだが、片山自身が「ここまで自分の意見がすべて入ったクラブは始めて」と語るとおり、片山イズムがすべて形になっている。実物を見た感想としては、とにかく「カッコイイデザインで、安心感あるちょうどいいサイズかつ、メチャクチャいい顔」。FW、UT、アイアンは特に目標にスクエアに構えやすく、ネックのつながりがとてもキレイ。弾道イメージが沸き立つ仕上がりは、「さすが片山晋呉!」と誰もが思うはずだ。
体格に恵まれない片山は練習方法やギアの追求など、44歳の今も創意工夫で高いパフォーマンスを維持している。そのこだわり、情熱が形になった『オノフ黒』。キャリアの長い人や、上達意欲の高いゴルファーは、構えてみるだけで、完成度の高さを理解するはずだ。