“BRIDGESTONE GOLF”をフルラインナップで打ってみた!<2>【TANABEE試打番外編】
“BRIDGESTONE GOLF”をフルラインナップで打ってみた!<2>【TANABEE試打番外編】
配信日時: 2014年7月20日 09時49分
前回レポートしたアイアンに引き続き、「BRIDEGESTONE GOLF(ブリヂストンゴルフ)」の新しいFWとUTの試打インプレッションを発表したいと思います。
まずは商品説明ですが、『J15F』と『J15HY』は共通する点が多いので、一緒に商品説明をしていきます。共にブラックを基調として大きくBマークの入ったデザインが印象的なクラブですが、ブリヂストンスポーツが掲げるテーマは“2打目も飛びのレッドゾーンへ”。つまり、後ほど公開するドライバー同様、FWとUTも飛距離性能を追求して開発されています。
大きな特長としては、ボディ、フェース共に高強度の素材を採用し“ヘッド全体が反発する”クラブに仕上げていることです。「高強度ハイパーマレージング鋼AM355ボディ」がフェース周辺の薄肉化とヘッドの最適なたわみを実現。そして、同社史上最も薄く設計された「高強度ハイパーステンレス455フェース」が強い反発性能をもたらしてくれます。
前作「GR」で採用された「パワースリット」は最新作でも搭載され、初速の向上と高い打ち出しを実現。ヘッドのあらゆる箇所に飛距離を伸ばすための工夫が詰め込まれています。また、個人的に注目したいのはUTの『J15HY』でロフト17度の1番から27度の7番まで幅広い番手がカバーされていることです。これはアイアンにすると6番アイアンに相当する番手までUTが用意されているということですから、パワーのない女性やご年配の方に最適。「あらゆるゴルファーに“最高のゴルフ体験”」というテーマはこういう面でも生かされてるように感じました。
それでは試打した感触をレポートしていきましょう。
最初は『J15HY』。今回は「N.S.PRO950GH」のSを装着したモデルでロフト21度(H3)と17度(H1)を試打しました。まず一番に驚いたのはフェースの反発力の強さでした。弾きの良いフェースがボールを鋭く打ち出していきます。前作の「GR」でも従来のモデルより反発力が増した印象がありましたが、今回はそれ以上。スイートエリアも広く、幅広い層のプレーヤーに対応できるヘッドだと感じました。
そして強く打ち出されたボールはそのまま“ライナー”で前に前に伸びていきます。ロフト17度のモデルでは「230」と表示された練習場奥のネットにダイレクトで届きました。かなり打ち出しの高さとスピン量のバランスが良く、いかにも飛びそうな弾道だと感じました。
ちなみに補足しておくと、17度のモデルはさすがにパワーのある人向けでボールを上げにくい感覚がありましたが、21度以下のモデルについてはしっかりボールが上がってくれます。それでいて、球質は前述したようなライナー系の弾道になるので、様々なレベルのプレーヤーがやさしく飛ばせるクラブだと言えます。ソールの抜けも良いので、フェアウェイからも心強い武器になりそうです。
次に『J15F』にいきましょう。今回は15度のスプーンをシャフト違いで試打しました。最初は純正シャフトの「TourAD J15-11W」(S)ですが、これはヘッドと一緒に開発されただけあり『J15F』との相性が抜群。クラブバランスが良く、やさしくボールをつかまえることができ、中弾道の強い球でボールが伸びていきました。扱いやすさという点ではこの純正シャフトがおススメです。
次に三菱レイヨンが発表した「DiamanaR」(60S)と「FUBUKI AT」(60S)でそれぞれ試打しました。共に先端が走るタイプのシャフトですが、明らかな違いが出たのは球筋です。純正シャフトと同じく中弾道に飛び出した「FUBUKI AT」に対し、「DiamanaR」は高弾道に飛び出しました。球質はどちらもライナー系の強いボールでしたので、シャフト自体の振り心地や求めるボールの高さで選択したら良いかと思います。
まとめると、UTとFWはいずれも“ライナー系の強弾道”になることが特徴的でした。ぐんぐん前に伸びていく弾道で、かなりの飛距離が期待できそうです。一方で、つかまりが良さなどヘッド自体がそこまで難しいモデルではないことも印象的でした。「TOURSTAGE」のXシリーズなどは打ちこなすにはある程度の技術が求められましたが、「ブリヂストンゴルフ」のクラブはもっと広いレベルのプレーヤーをターゲットにしているようです。
今はプロもやさしさを求める時代ですし、そういう意味でも新しい「ブリヂストンゴルフ」のクラブは好印象ですね。第3回ではドライバーの試打レポートを公開します。
<3>ニュードライバーの試打レポートはこちら
<1>アイアンの試打レポートはこちら
まずは商品説明ですが、『J15F』と『J15HY』は共通する点が多いので、一緒に商品説明をしていきます。共にブラックを基調として大きくBマークの入ったデザインが印象的なクラブですが、ブリヂストンスポーツが掲げるテーマは“2打目も飛びのレッドゾーンへ”。つまり、後ほど公開するドライバー同様、FWとUTも飛距離性能を追求して開発されています。
大きな特長としては、ボディ、フェース共に高強度の素材を採用し“ヘッド全体が反発する”クラブに仕上げていることです。「高強度ハイパーマレージング鋼AM355ボディ」がフェース周辺の薄肉化とヘッドの最適なたわみを実現。そして、同社史上最も薄く設計された「高強度ハイパーステンレス455フェース」が強い反発性能をもたらしてくれます。
前作「GR」で採用された「パワースリット」は最新作でも搭載され、初速の向上と高い打ち出しを実現。ヘッドのあらゆる箇所に飛距離を伸ばすための工夫が詰め込まれています。また、個人的に注目したいのはUTの『J15HY』でロフト17度の1番から27度の7番まで幅広い番手がカバーされていることです。これはアイアンにすると6番アイアンに相当する番手までUTが用意されているということですから、パワーのない女性やご年配の方に最適。「あらゆるゴルファーに“最高のゴルフ体験”」というテーマはこういう面でも生かされてるように感じました。
それでは試打した感触をレポートしていきましょう。
最初は『J15HY』。今回は「N.S.PRO950GH」のSを装着したモデルでロフト21度(H3)と17度(H1)を試打しました。まず一番に驚いたのはフェースの反発力の強さでした。弾きの良いフェースがボールを鋭く打ち出していきます。前作の「GR」でも従来のモデルより反発力が増した印象がありましたが、今回はそれ以上。スイートエリアも広く、幅広い層のプレーヤーに対応できるヘッドだと感じました。
そして強く打ち出されたボールはそのまま“ライナー”で前に前に伸びていきます。ロフト17度のモデルでは「230」と表示された練習場奥のネットにダイレクトで届きました。かなり打ち出しの高さとスピン量のバランスが良く、いかにも飛びそうな弾道だと感じました。
ちなみに補足しておくと、17度のモデルはさすがにパワーのある人向けでボールを上げにくい感覚がありましたが、21度以下のモデルについてはしっかりボールが上がってくれます。それでいて、球質は前述したようなライナー系の弾道になるので、様々なレベルのプレーヤーがやさしく飛ばせるクラブだと言えます。ソールの抜けも良いので、フェアウェイからも心強い武器になりそうです。
次に『J15F』にいきましょう。今回は15度のスプーンをシャフト違いで試打しました。最初は純正シャフトの「TourAD J15-11W」(S)ですが、これはヘッドと一緒に開発されただけあり『J15F』との相性が抜群。クラブバランスが良く、やさしくボールをつかまえることができ、中弾道の強い球でボールが伸びていきました。扱いやすさという点ではこの純正シャフトがおススメです。
次に三菱レイヨンが発表した「DiamanaR」(60S)と「FUBUKI AT」(60S)でそれぞれ試打しました。共に先端が走るタイプのシャフトですが、明らかな違いが出たのは球筋です。純正シャフトと同じく中弾道に飛び出した「FUBUKI AT」に対し、「DiamanaR」は高弾道に飛び出しました。球質はどちらもライナー系の強いボールでしたので、シャフト自体の振り心地や求めるボールの高さで選択したら良いかと思います。
まとめると、UTとFWはいずれも“ライナー系の強弾道”になることが特徴的でした。ぐんぐん前に伸びていく弾道で、かなりの飛距離が期待できそうです。一方で、つかまりが良さなどヘッド自体がそこまで難しいモデルではないことも印象的でした。「TOURSTAGE」のXシリーズなどは打ちこなすにはある程度の技術が求められましたが、「ブリヂストンゴルフ」のクラブはもっと広いレベルのプレーヤーをターゲットにしているようです。
今はプロもやさしさを求める時代ですし、そういう意味でも新しい「ブリヂストンゴルフ」のクラブは好印象ですね。第3回ではドライバーの試打レポートを公開します。
<3>ニュードライバーの試打レポートはこちら
<1>アイアンの試打レポートはこちら