平均飛距離「4.6y」増の国内男子ツアー。激伸び選手はどこの何を使ってた?
平均飛距離「4.6y」増の国内男子ツアー。激伸び選手はどこの何を使ってた?
配信日時: 2019年12月9日 02時11分
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、石川遼の今季3勝目で幕を閉じた。これにてレギュラーツアーの全日程を終了したため、本日のスタッツ部門の表彰式の前に、「ドライビングディスタンス」に関する数字を紐解いてみたい。まず、記録の残る100人前後の平均飛距離を昨年と比べてみよう。
・2019年……287.36ヤード(100人平均)
・2018年……282.86ヤード(97人平均)
ツアーのほぼ全選手の平均で、4.6ヤードも飛距離が伸びていた。昨年は平均300ヤードを越えたのが3人だけ(額賀辰徳、竹内廉、I・H・ホ)だったが、今年はなんと13人。(C・キム、幡地隆寛、R・ジョン、キムソンヒョン、池村寛世、永野竜太郎、S・ビンセント、中里光之介、石川遼、額賀辰徳、塚田陽亮、星野陸也、A・クウェイル)
■ボトムも上がり、参入組も飛ぶ外国人が増えた
また、平均290ヤード以上を記録した選手が、昨年は19人しかいなかったのに対し、今年は38人と倍増していた。また、ボトムの方を見てみても、平均280ヤード未満の選手が昨年は37人もいたのに対し、今年は25人に減っていた。また昨年と今年を比較できる72人の選手のうち、昨年との比較分布は下記のようになっている。
◎10ヤード以上増……3人
◎8〜9.9ヤード増……8人
○5〜7.9ヤード増……7人
○3〜4.9ヤード増……11人
△0.1〜2.9ヤード増……22人
▽0.1〜2ヤード減……9人
▼2.1〜4ヤード減……8人
▼それ以上減………4人
また、今年から国内男子ツアーに参戦、復帰した28人の平均飛距離を見ると、「291.56ヤード」となった。これは平均315ヤード超のチャン・キム、幡地隆寛を始め、16人もの外国人選手を中心に飛距離の出る選手が大量に流入したことが大きく影響しており、平均280ヤード未満の選手はわずか4名しかいなかった。
■伸ばしているのはやはりキャロウェイのアレ…
では、平均8ヤードを超す大幅な飛距離アップをはたした選手たちは、どんなドライバーを使っていたのか? 確認できる範囲で調べてみると、下記のようにキャロウェイが圧倒する結果となっていた。
W・J・リー、+12.01y(タイトリスト917D2)
石川遼、+11.57y(EPIC FLASH SZ◆◆◆)
D・ブランスドン、+11.32y(タイトリストTS2)
A・クウェイル、+9.77y(EPIC FLASH SZ)
A・キュー、+9.77y(EPIC FLASH SZ)
中里光之介、+9.67y(EPIC FLASH SZ◆◆)
永野竜太郎、+9.56y(PING G410 LST)
片山晋呉、+9.45y(EPIC FLASH SZ)
S・ノリス、+9.17y(EPIC FLASH SZ)
岩田寛、+9.03y(EPIC FLASH SZ)
M・グリフィン、+8.49y(テーラーメイドM6)
昨年より大幅に飛距離を伸ばした選手のトップ11人のうち、実に7人がキャロウェイ『エピックフラッシュサブゼロ』を使用しており、改めて【フェースの真ん中部分に当たると、ぶっ飛ぶ】という、まことしやかな噂を証明した形。キャロウェイの1Wはジェイルブレイクテクノロジー以降は「プロのための高反発」と例える人も多いが、やはり打点の狂わない選手には圧倒的な飛距離性能をもたらすことが分かった。
・2019年……287.36ヤード(100人平均)
・2018年……282.86ヤード(97人平均)
ツアーのほぼ全選手の平均で、4.6ヤードも飛距離が伸びていた。昨年は平均300ヤードを越えたのが3人だけ(額賀辰徳、竹内廉、I・H・ホ)だったが、今年はなんと13人。(C・キム、幡地隆寛、R・ジョン、キムソンヒョン、池村寛世、永野竜太郎、S・ビンセント、中里光之介、石川遼、額賀辰徳、塚田陽亮、星野陸也、A・クウェイル)
■ボトムも上がり、参入組も飛ぶ外国人が増えた
また、平均290ヤード以上を記録した選手が、昨年は19人しかいなかったのに対し、今年は38人と倍増していた。また、ボトムの方を見てみても、平均280ヤード未満の選手が昨年は37人もいたのに対し、今年は25人に減っていた。また昨年と今年を比較できる72人の選手のうち、昨年との比較分布は下記のようになっている。
◎10ヤード以上増……3人
◎8〜9.9ヤード増……8人
○5〜7.9ヤード増……7人
○3〜4.9ヤード増……11人
△0.1〜2.9ヤード増……22人
▽0.1〜2ヤード減……9人
▼2.1〜4ヤード減……8人
▼それ以上減………4人
また、今年から国内男子ツアーに参戦、復帰した28人の平均飛距離を見ると、「291.56ヤード」となった。これは平均315ヤード超のチャン・キム、幡地隆寛を始め、16人もの外国人選手を中心に飛距離の出る選手が大量に流入したことが大きく影響しており、平均280ヤード未満の選手はわずか4名しかいなかった。
■伸ばしているのはやはりキャロウェイのアレ…
では、平均8ヤードを超す大幅な飛距離アップをはたした選手たちは、どんなドライバーを使っていたのか? 確認できる範囲で調べてみると、下記のようにキャロウェイが圧倒する結果となっていた。
W・J・リー、+12.01y(タイトリスト917D2)
石川遼、+11.57y(EPIC FLASH SZ◆◆◆)
D・ブランスドン、+11.32y(タイトリストTS2)
A・クウェイル、+9.77y(EPIC FLASH SZ)
A・キュー、+9.77y(EPIC FLASH SZ)
中里光之介、+9.67y(EPIC FLASH SZ◆◆)
永野竜太郎、+9.56y(PING G410 LST)
片山晋呉、+9.45y(EPIC FLASH SZ)
S・ノリス、+9.17y(EPIC FLASH SZ)
岩田寛、+9.03y(EPIC FLASH SZ)
M・グリフィン、+8.49y(テーラーメイドM6)
昨年より大幅に飛距離を伸ばした選手のトップ11人のうち、実に7人がキャロウェイ『エピックフラッシュサブゼロ』を使用しており、改めて【フェースの真ん中部分に当たると、ぶっ飛ぶ】という、まことしやかな噂を証明した形。キャロウェイの1Wはジェイルブレイクテクノロジー以降は「プロのための高反発」と例える人も多いが、やはり打点の狂わない選手には圧倒的な飛距離性能をもたらすことが分かった。