本間ゴルフの『T//WORLD TR20-P アイアン』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年5月15日 08時00分
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「やさしい本格派アイアンだ!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。本間ゴルフ『T//WORLD TR20-P アイアン』の印象をお伝えします。
『TR20-P アイアン』は、本間ゴルフが2020年3月20日に発売したクラブです。プロ・上級者用の『TW』ブランドの後継ブランドとして『T//WORLD TR20』が誕生しました。ツアープレーヤーやトップアマの意見を集約して、アメリカで発想されたアイディアを酒田工場で匠が具現化したのが『T//WORLD TR20』です。『TW747』のテクノロジーを引き継いで、更に完成度を高めたのが『TR20』なのです。
『TR20』には、二つのアイアンがあります。『TR20-V アイアン』は、軟鉄鍛造の本格的なキャビティアイアンです。プロ仕様というのに相応しいアイアンです。今回取り上げる『TR20-P アイアン』は、7番アイアンのロフトが30度と1番手分立っています。やさしさとビッグキャリー性能を兼ね備えた鍛造ポケットキャビティアイアンということなのです。
『TR20-P アイアン』は、厳密にはヘッドの外側を軟鉄で製造して、トウ側下部にタングステンを入れて、「Lカップフェース」になったフェース部分を圧着した構造です。一見すると、ごく普通のキャビティバッグに見えますが、実は中身も素材も最先端なのです。
『TR20-P アイアン』はお客様の反応は良いほうなのですが、なんといっても、ぶっ飛び系アイアンでないアイアンを試打するお客様が少ないので、明確なデータが出ていません。
自分で打ってみました。
まず、『TR20-P アイアン』は、顔が良いです。ヘッドの大きさもちょうど良く、ストレートで、構えやすいのです。ゴルフ歴が浅くとも、センスのあるゴルファーなら『TR20-P アイアン』にはシビれるはずです。打感も最高です。やはり、ホンマのアイアンだと感心しました。
『TR20-P アイアン』は、ロフトがちょうど良いのです。オーソドックスなロフトのアイアンに比べると、1番手飛びます。ボールも上がりやすく、やさしさもあるのです。本格的なアイアンを使いたいが、難しいアイアンは遠慮したいという矛盾した希望を持ったゴルファーにオススメします。
最後に、もう一つ。
『TR20-P アイアン』のバックフェースがホンマらしくてシンプルで、個人的には大好きです。自分のバックにアイアンが入ると、バックフェースは、想像以上に人の目に触れます。最小限の演出で、機能美みたいな雰囲気が出ているのです。機会があったら、打ってみるべきです。
『TR20-P アイアン』は、本間ゴルフが2020年3月20日に発売したクラブです。プロ・上級者用の『TW』ブランドの後継ブランドとして『T//WORLD TR20』が誕生しました。ツアープレーヤーやトップアマの意見を集約して、アメリカで発想されたアイディアを酒田工場で匠が具現化したのが『T//WORLD TR20』です。『TW747』のテクノロジーを引き継いで、更に完成度を高めたのが『TR20』なのです。
『TR20』には、二つのアイアンがあります。『TR20-V アイアン』は、軟鉄鍛造の本格的なキャビティアイアンです。プロ仕様というのに相応しいアイアンです。今回取り上げる『TR20-P アイアン』は、7番アイアンのロフトが30度と1番手分立っています。やさしさとビッグキャリー性能を兼ね備えた鍛造ポケットキャビティアイアンということなのです。
『TR20-P アイアン』は、厳密にはヘッドの外側を軟鉄で製造して、トウ側下部にタングステンを入れて、「Lカップフェース」になったフェース部分を圧着した構造です。一見すると、ごく普通のキャビティバッグに見えますが、実は中身も素材も最先端なのです。
『TR20-P アイアン』はお客様の反応は良いほうなのですが、なんといっても、ぶっ飛び系アイアンでないアイアンを試打するお客様が少ないので、明確なデータが出ていません。
自分で打ってみました。
まず、『TR20-P アイアン』は、顔が良いです。ヘッドの大きさもちょうど良く、ストレートで、構えやすいのです。ゴルフ歴が浅くとも、センスのあるゴルファーなら『TR20-P アイアン』にはシビれるはずです。打感も最高です。やはり、ホンマのアイアンだと感心しました。
『TR20-P アイアン』は、ロフトがちょうど良いのです。オーソドックスなロフトのアイアンに比べると、1番手飛びます。ボールも上がりやすく、やさしさもあるのです。本格的なアイアンを使いたいが、難しいアイアンは遠慮したいという矛盾した希望を持ったゴルファーにオススメします。
最後に、もう一つ。
『TR20-P アイアン』のバックフェースがホンマらしくてシンプルで、個人的には大好きです。自分のバックにアイアンが入ると、バックフェースは、想像以上に人の目に触れます。最小限の演出で、機能美みたいな雰囲気が出ているのです。機会があったら、打ってみるべきです。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。