ブリヂストンスポーツの『TOUR B X』ってどんなボール?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年4月3日 08時00分
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「誰でも使えるところが魅力!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。ブリヂストンスポーツ『TOUR B X ボール』の印象をお伝えします。
『TOUR B X ボール』は、ブリヂストンスポーツが誇るフラッグシップとなるツアーボールです。モデルチェンジをした新しいバージョンを2020年2月21日に発売されました。
今回のモデルチェンジで2代目になります。『TOUR B 330X』というツアーボールから継続し、どんどん進化をしてきました。元々は、2年に一度、秋にモデルチェンジの発表があるスケジュールでしたが、初代の『TOUR B X ボール』とタイガーの使用球である『TOUR B XS ボール』の市場での評判が良く、半年ほどスケジュールが遅れたようです。
新しい『TOUR B X ボール』は、まず、見た目での変化があります。「デュアルディンプル」が目立たなくなったのです。『TOUR B X』の特徴でもあったディンプルの中にもう一つディンプルがある二重ディンプルが、角が滑らかになってわかりにくくなりました。
良いボールだけど、パットのときに、二重ディンプルが見えると気持ちが悪いから使えない、というゴルファーがいたのは事実です。二重ディンプルが目立たなくなったことで、『TOUR B X ボール』を使えるゴルファーは増えると思われます。
ツアーボールで手触りを求めるゴルファーがけっこういます。ツルツルしているとボールが止まりにくく感じるのです。『TOUR B X ボール』は、「スリップレス・バイト・コーティング」で、スピンがかかりそうな質感をまとっています。
内部は見えませんが、コアをギリギリまで大きくして、ドライバーでより大きく潰れるようになったそうです。また、カバーのウレタンに衝撃吸収剤を混ぜた画期的な変更もあるそうです。フルショットで飛距離性能を向上させると、副作用的にショートゲームで強いボールが出てしまう現象を解消するために、新しいカバー素材は機能するのです。
ヴィクトリアゴルフ世田谷店では、お客様にモニターになってもらって『TOUR B X ボール』を実際にコースで打ってもらいました。
アプローチで死に球が打てるようになった、とか、狙い通りの感想の中に、少し飛距離性能は落ちたように感じるという感想もありました。元々、このボールのファンで、使用球にしているお客様は、次々に購入して、気に入っていただいているようです。ただし、姉妹ボールの『TOUR B XS ボール』のほうが売れています。
自分で打った見た感想としては、寄せは詳細にはわかりませんが、低反発なインパクト感を感じます。お客様からネガティブな感想がありましたが、ドライバーは距離が出ている気がします。低スピンで、飛ばせるボールです。
ツアーボールなのに誰でも使えるのが『TOUR B X ボール』の大いなる魅力です。ツアーボールを使ってみたいという全てのゴルファー、ドライバーのスピン量が多くて困っているというゴルファーにもオススメです。
ツアーボールとしての完成度の高さは、新しくなって、益々上がったと思います。『TOUR B X ボール』は、迷わずに使える万能なボールです。
『TOUR B X ボール』は、ブリヂストンスポーツが誇るフラッグシップとなるツアーボールです。モデルチェンジをした新しいバージョンを2020年2月21日に発売されました。
今回のモデルチェンジで2代目になります。『TOUR B 330X』というツアーボールから継続し、どんどん進化をしてきました。元々は、2年に一度、秋にモデルチェンジの発表があるスケジュールでしたが、初代の『TOUR B X ボール』とタイガーの使用球である『TOUR B XS ボール』の市場での評判が良く、半年ほどスケジュールが遅れたようです。
新しい『TOUR B X ボール』は、まず、見た目での変化があります。「デュアルディンプル」が目立たなくなったのです。『TOUR B X』の特徴でもあったディンプルの中にもう一つディンプルがある二重ディンプルが、角が滑らかになってわかりにくくなりました。
良いボールだけど、パットのときに、二重ディンプルが見えると気持ちが悪いから使えない、というゴルファーがいたのは事実です。二重ディンプルが目立たなくなったことで、『TOUR B X ボール』を使えるゴルファーは増えると思われます。
ツアーボールで手触りを求めるゴルファーがけっこういます。ツルツルしているとボールが止まりにくく感じるのです。『TOUR B X ボール』は、「スリップレス・バイト・コーティング」で、スピンがかかりそうな質感をまとっています。
内部は見えませんが、コアをギリギリまで大きくして、ドライバーでより大きく潰れるようになったそうです。また、カバーのウレタンに衝撃吸収剤を混ぜた画期的な変更もあるそうです。フルショットで飛距離性能を向上させると、副作用的にショートゲームで強いボールが出てしまう現象を解消するために、新しいカバー素材は機能するのです。
ヴィクトリアゴルフ世田谷店では、お客様にモニターになってもらって『TOUR B X ボール』を実際にコースで打ってもらいました。
アプローチで死に球が打てるようになった、とか、狙い通りの感想の中に、少し飛距離性能は落ちたように感じるという感想もありました。元々、このボールのファンで、使用球にしているお客様は、次々に購入して、気に入っていただいているようです。ただし、姉妹ボールの『TOUR B XS ボール』のほうが売れています。
自分で打った見た感想としては、寄せは詳細にはわかりませんが、低反発なインパクト感を感じます。お客様からネガティブな感想がありましたが、ドライバーは距離が出ている気がします。低スピンで、飛ばせるボールです。
ツアーボールなのに誰でも使えるのが『TOUR B X ボール』の大いなる魅力です。ツアーボールを使ってみたいという全てのゴルファー、ドライバーのスピン量が多くて困っているというゴルファーにもオススメです。
ツアーボールとしての完成度の高さは、新しくなって、益々上がったと思います。『TOUR B X ボール』は、迷わずに使える万能なボールです。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。