GPS VSレーザー距離計 〜レーザー距離計かGPSか悩む人へ〜
すべては「コースマネージメント」のためにある。
配信日時: 2020年5月29日 10時00分
GPS VS レーザー距離計
<レーザー距離計の場合>
焦点を合わせて、クリック。
文字通り、距離計の使い方は、多少の注意事項があるもののとてもシンプルで、「アプローチショット」によく使われる。もちろん、ここでは「ピンが見える状態」という条件つきだ。
レーザーは、ライフルスコープの技術を駆使したものなので、いずれにせよ見えないものには焦点を定めることは難しい。視界が遮られたアップヒル(上り坂のライ)では、ターゲットが見えるところまで登らなくてはならないため、正確な距離は得られない。
逆に、フェアウェイバンカーまでの距離や、ドッグレッグ付近の木までの距離を測ることができるのがレーザー距離計だ。しっかりとターゲットを定めることできれば、誰にでも正確な距離が計測できる。
それから、「スロープ(坂)」を測る機能がある。
「スロープ(高低差計測)機能」はアップヒル(上り坂のライ)ショットをどれくらい長く調節すべきか、逆にダウンヒル(下り坂のライ)はどれくらい短くなるのか教えてくれる。
この機能は一瞬にして計算してくれる優れもので、頭で地形を考え、推測するよりはるかに精度が高い。
スロープ機能付きは、少し高価になるがGPSにはない機能だ。
GPSは基本的にプレーヤーの位置を察知して、自分とターゲットとの距離を計測するのが特徴で、ターゲットはグリーンのフロント・ミドル・バックと設定する。
しかし、『Arccos(アーコス)』のAI搭載GPS距離計だけは例外で、「サブスクリプション(月極使用料を払うサービス)」によってさらに高性能なサービスが受けられる。
その中でも、Arccos Caddie Rangefinder(アーコス・キャディー・レンジファインダー)には、リアルタイムでスロープや、風、気温、湿度、高度などを調節する機能が向いている。
アップヒル(上り坂のライ)や、ダウンヒル(下り坂のライ)機能は、GPSには備わっていない性能だ。
ピンさえ見えれば正確な距離を飛ばすこともできる。
簡単な操作とターゲットをとらえる精度といった点では、GPSよりレーザー距離計に票が集まるだろう。
・GPSの場合
・GPS VS レーザー距離計 <決定的なポイント>
・GPS VS レーザー <結論>
読者の皆さんはどんな距離計を選ぶだろうか?