【現代病】に効く?『ミズノプロ319』&『719』。全6機種のラインナップ完成、マニアックC脳外試打
ミズノの『謎プロト』の正体が判明。手嶋多一や武藤俊憲が使うのは『ミズノプロ319』でした…。また、それ以外にも大きめで反発のいい『719』もデビュー。改めてマニアックチームがフィッティングを受けると?
配信日時: 2018年7月19日 08時27分
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『319』『719』が生まれた理由は、【現代病】が背景?
筆者 「午前中は熱中症寸前でしたね。PINGの『i500』『i210』アイアンをコースで体感できて良かったですが…。ミズノもPINGもいまクラブ契約フリーの選手が好む対極のアイアンだと言えるので、新作が楽しみです。フラフラですが、午後も気合いで打ちますよ!」
PCM編集長(以下、P編) 「今回の『ミズノプロ319』(以下、ミズノプロ割愛)と『719』は、今まであった『118』『518』『918』『Ti18』のどこに入るかと言えば、『319』は『118』寄りのセミキャビティ、『719』は『518』寄りの貫通型の大型キャビティということらしいね。なぜこの2機種を出す必要があったのか?
ミズノは去年『MP』から『Mizuno Pro』に変え、カスタムフィッティングに大きく舵を切った。M-Tracerが内蔵されたオプティマイザーで、3球打つだけで最適なシャフトとヘッドが推奨されるキットでフィッティングするんだけど、ショットデータがすべてクラウドに溜められる。そして、わずか10ヶ月の間で77,000件もの膨大なデータが溜まり、ここから導き出した答えらしいね」
PCM筒康博(以下、筒) 「はい。なんというか、ゴルフ界にもビッグデータ革命が起きているんですね…。アナログ人間なボクには想像もつかなかったです…」
筆者 「ミズノが当初思っていたより、多くのゴルファーはインパクトで2度フェースクローズ、つまりアイアンでつかまり過ぎている人がかなり多いとのデータ分析結果が出たそうです。そのため、既存の『118』『518』よりも【重心距離が長くてつかまりが控えめなモデル】として『319』と『719』を追加した形だそうですね」
筒 「ミズノ、分かってるなぁ〜〜〜。タイトリストの『AP3』がバカ売れした理由と同じです。これは【現代病】対策ですよ!」
PCM編集長(以下、P編) 「今回の『ミズノプロ319』(以下、ミズノプロ割愛)と『719』は、今まであった『118』『518』『918』『Ti18』のどこに入るかと言えば、『319』は『118』寄りのセミキャビティ、『719』は『518』寄りの貫通型の大型キャビティということらしいね。なぜこの2機種を出す必要があったのか?
ミズノは去年『MP』から『Mizuno Pro』に変え、カスタムフィッティングに大きく舵を切った。M-Tracerが内蔵されたオプティマイザーで、3球打つだけで最適なシャフトとヘッドが推奨されるキットでフィッティングするんだけど、ショットデータがすべてクラウドに溜められる。そして、わずか10ヶ月の間で77,000件もの膨大なデータが溜まり、ここから導き出した答えらしいね」
PCM筒康博(以下、筒) 「はい。なんというか、ゴルフ界にもビッグデータ革命が起きているんですね…。アナログ人間なボクには想像もつかなかったです…」
筆者 「ミズノが当初思っていたより、多くのゴルファーはインパクトで2度フェースクローズ、つまりアイアンでつかまり過ぎている人がかなり多いとのデータ分析結果が出たそうです。そのため、既存の『118』『518』よりも【重心距離が長くてつかまりが控えめなモデル】として『319』と『719』を追加した形だそうですね」
筒 「ミズノ、分かってるなぁ〜〜〜。タイトリストの『AP3』がバカ売れした理由と同じです。これは【現代病】対策ですよ!」
P編 「大型1Wの使いこなしで、シャットフェースの癖が影響した?」
P編 「う〜んなるほど、そういうことか…。確かに、練習場で見ていても、アイアンの出球が左のゴルファーは多い。私の肌感だけど、大型ヘッドのドライバーを使いこなそうとするうち、フェースを閉じてシャットに使う癖がついた人が多いと感じるね……。確かにそういう意味では【現代病】と言えるかも…。アイアンの方がドライバーより短いし操作性がいいために、シャット癖だとインパクトで被って当たる人が昔より増えたんじゃないか?」
筆者 「…………。(ゲッ!!そ、それ、ボクじゃん…)でも、【現代病】は大げさですよ、ボクには関係ない話だな!(もちろん強がる)」
P編 「おい、どの口が言う? 君はその醜い肥満体と不摂生の限りをつくした【現代病】以外にも、スマホ中毒、寝不足、運動不足と【現代病】の申し子だろ! その上、ゴルフの上でも【現代病】にかかっている。もはや、手遅れだ!お前はもう、死んでいる」
筆者 「………。(ぐぬぬ…、バレてたか…)村田さん、北斗の拳のセリフはやめて…」
筒 「ギヒヒ。村田さんの言うとおり! ヒデブゥ〜〜、プシャー、お前はもう…」
筆者 「…………。(ゲッ!!そ、それ、ボクじゃん…)でも、【現代病】は大げさですよ、ボクには関係ない話だな!(もちろん強がる)」
P編 「おい、どの口が言う? 君はその醜い肥満体と不摂生の限りをつくした【現代病】以外にも、スマホ中毒、寝不足、運動不足と【現代病】の申し子だろ! その上、ゴルフの上でも【現代病】にかかっている。もはや、手遅れだ!お前はもう、死んでいる」
筆者 「………。(ぐぬぬ…、バレてたか…)村田さん、北斗の拳のセリフはやめて…」
筒 「ギヒヒ。村田さんの言うとおり! ヒデブゥ〜〜、プシャー、お前はもう…」
筆者 「おっと、筒さんの場合はそれ以上言ったら殴りますよ? でも、『319』と『719』ってどれくらいつかまらないもんなのかなぁ…。(ミズノ開発の)大野さん、完成したミズノプロ全6機種の簡易的なポジショニングマップをいま作ってほしいんですが。縦軸を弾道の高低、横軸をつかまり度合で、ここに置いてくれませんか?」
ミズノ大野さん 「そうですね、難しいリクエストですが、軸心距離(フェース面上の重心距離)とオフセット度合いの関係から、簡易的に並べてみましょう」
ミズノ大野さん 「そうですね、難しいリクエストですが、軸心距離(フェース面上の重心距離)とオフセット度合いの関係から、簡易的に並べてみましょう」
ミズノ大野 「こんな感じです。球の高低はあくまでもロフト基準です」
ミズノ大野さん 「球の高低に関しては、重心深度や素材、構造やシャフト長さなども影響しますが、ここではヘッドのロフトという軸で並べてみました」
P編 「ほう。面白いね」
筆者 「へぇ〜〜、一番つかまりづらいのは『319』なんだ。ストレートネックですもんね。でも、フェースサイズがかなり近い『518』より、全然つかまりが違うというのは意外でした。だって、『518』はアン・ソンジュや申ジエ、木戸愛など【クラブ契約フリー】が選び抜いた評価の高いモデルなのに、こんなに差をつける必要があったというのが意外です」
P編 「ほう。面白いね」
筆者 「へぇ〜〜、一番つかまりづらいのは『319』なんだ。ストレートネックですもんね。でも、フェースサイズがかなり近い『518』より、全然つかまりが違うというのは意外でした。だって、『518』はアン・ソンジュや申ジエ、木戸愛など【クラブ契約フリー】が選び抜いた評価の高いモデルなのに、こんなに差をつける必要があったというのが意外です」
筒 「なるほどねぇ〜。生粋のドローヒッターである手嶋多一プロや、武藤俊憲プロが『319』に移行してべた褒めする理由がやっと分かりましたよ。『謎プロト』の時点では不明でしたが、『118』より大きくて、それでいて同じストレートないい顔。しかも、評価の高い『518』とほぼサイズは同じなのに、重心距離は『518』より長くて左にいかない。そりゃ、手嶋多一プロが好むはずですよ!」