【キケンな●●解説】PGAツアーの飛ばし屋に共通する、“高圧縮”ドライバーの世界
PGAツアーウォッチャーかつ、ALBA.net在米特派員のToshi HIRATA氏から「プレーヤーズ選手権」の動画が。3日めの11番で撮影された動画を見て議論すると…
配信日時: 2018年5月17日 01時15分
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「11番の広いFWでドライバーを撮影しました」(トシ平田)
Toshi HIRATA(以下、平田) 「長岡さん、筒さん、先週の土曜日にTPCソーグラスでトップどころのスイングを撮影してきました。11番は左右に広くてかなり振れるホールで、間近から撮影できるので。今回は彼らのスイングから“重いインパクト”を中心とした議論ができればなと」
PCM筒康博(以下、筒) 「貴重な資料をありがとうございます。では、先手としてボクから。“重いインパクト”という言葉を平田さんがどう定義づけているか分かりませんが、トップ選手のスイングを見ていて、 “圧の入るインパクト”の準備動作を感じました。 “圧の入る”という言葉の定義は長岡さんに任せます」
筆者 「平田さん、 “圧の入るスイング”というのは、複数の要素がセットになった【当て型】のことを我々は呼びます。言葉にするなら、【1】インサイド・アタック【2】ハンドファースト【3】ややアッパー軌道【4】負荷をかけたシャフトのしなり戻るタイミングがドンピシャ、といったものです。エネルギー効率のいい球を飛ばせる当て型といった方がいいかな、いや、力の集約と呼ぶ方がいいかも…」
平田 「なるほど。それ、“重いインパクト”に近いフィーリングですよ。私の場合、ダウンスイングでの右ヒジが体にくっついてしっかり球を押せることを重要項目としてセットしていますけど」
筒 「まぁ、右ヒジは必ずしも体に付いている必要はないと思います。アマチュアのようにインパクトで伸びてしまうのは論外ですけど。それより長岡さん、大事なこと忘れてませんか?」
PCM筒康博(以下、筒) 「貴重な資料をありがとうございます。では、先手としてボクから。“重いインパクト”という言葉を平田さんがどう定義づけているか分かりませんが、トップ選手のスイングを見ていて、 “圧の入るインパクト”の準備動作を感じました。 “圧の入る”という言葉の定義は長岡さんに任せます」
筆者 「平田さん、 “圧の入るスイング”というのは、複数の要素がセットになった【当て型】のことを我々は呼びます。言葉にするなら、【1】インサイド・アタック【2】ハンドファースト【3】ややアッパー軌道【4】負荷をかけたシャフトのしなり戻るタイミングがドンピシャ、といったものです。エネルギー効率のいい球を飛ばせる当て型といった方がいいかな、いや、力の集約と呼ぶ方がいいかも…」
平田 「なるほど。それ、“重いインパクト”に近いフィーリングですよ。私の場合、ダウンスイングでの右ヒジが体にくっついてしっかり球を押せることを重要項目としてセットしていますけど」
筒 「まぁ、右ヒジは必ずしも体に付いている必要はないと思います。アマチュアのようにインパクトで伸びてしまうのは論外ですけど。それより長岡さん、大事なこと忘れてませんか?」
「グリップスピードが落ちずにヘッドスピードが最速を迎える」(筒)
筆者 「ああ、グリップスピードが落ちないことですよね?これが難しいんだよなぁ、フリップ癖のあるボクには…。短尺ドライバーでシャフトが固いものだと出来るけど、長いクラブだと待たないと行けないのでこれが出来ないんですよ、ボクは」
平田 「長岡さんは、右手を手のひら側に折るフリップで球をつかまえる悪癖がありますからね。これではスピン量が増えて飛ばない。ヘッドスピードがあるのに飛ばない人は、【ほぼ100%がフリップ癖】でしょう。この動画の中では、ザンダー・シャウフェレやアレックス・ノレンもそのきらいがありますが、他のトップどころにはその癖は皆無です」
平田 「長岡さんは、右手を手のひら側に折るフリップで球をつかまえる悪癖がありますからね。これではスピン量が増えて飛ばない。ヘッドスピードがあるのに飛ばない人は、【ほぼ100%がフリップ癖】でしょう。この動画の中では、ザンダー・シャウフェレやアレックス・ノレンもそのきらいがありますが、他のトップどころにはその癖は皆無です」
筒 「平田さん、“圧の入るインパクト”では、平田さんが強調する右ヒジではなくて、あくまでも左腕とヘッドの位置と動きを重視します。フリップが入るということは、ヘッドが先行した状態ですよね?これでは絶対に“圧”が入りません。ややハンドファーストで左肩と左グリップ、ヘッドが一直線になる状態をスピードが乗り、負荷をかけたシャフトがしなり戻るタイミングも含めてきちんと合わせないといけない。
ボールが当たるまでに左手グリップをヘッドが追い越す必要なんてないんです。スライスを嫌がる人は特に手元をヘッドが追い越すイメージを持っていると思いますが、フリップしてつかまえていると、長岡さんのように永遠にヘッドスピードなりの飛距離が出ないですからね。つかまり=フェース向きなので、怖いかもしれないですが、ハンドファーストにフリップさせずに捉えるインパクトイメージを持って欲しいです。
それに、ボールの打ち出し方向とヘッドの動く方向が一致するために、ややアッパー軌道になること。この当て型を実現するには、左腕の通り道を妨げないことと、バックスイングから切り返しで体がタテに縮むことが重要だと考えます。平田さんもジャンプアップとか、床反力とかの研究をされていると思いますが、なぜジャンプアップすると飛ぶか?はこの“圧の入るインパクト”の当て型と密接に絡むはずです」
筆者 「……。(何も言えない…泣)」
平田 「なるほど。筒さんの主張はわかりました」
ボールが当たるまでに左手グリップをヘッドが追い越す必要なんてないんです。スライスを嫌がる人は特に手元をヘッドが追い越すイメージを持っていると思いますが、フリップしてつかまえていると、長岡さんのように永遠にヘッドスピードなりの飛距離が出ないですからね。つかまり=フェース向きなので、怖いかもしれないですが、ハンドファーストにフリップさせずに捉えるインパクトイメージを持って欲しいです。
それに、ボールの打ち出し方向とヘッドの動く方向が一致するために、ややアッパー軌道になること。この当て型を実現するには、左腕の通り道を妨げないことと、バックスイングから切り返しで体がタテに縮むことが重要だと考えます。平田さんもジャンプアップとか、床反力とかの研究をされていると思いますが、なぜジャンプアップすると飛ぶか?はこの“圧の入るインパクト”の当て型と密接に絡むはずです」
筆者 「……。(何も言えない…泣)」
平田 「なるほど。筒さんの主張はわかりました」