スライスに悩む、元巨人&中日の小田幸平さんの1Wフィッティング。「クラブで全然違いますね」
PCMラボに、元読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズの捕手であるプロ野球解説者の小田幸平さんが来店。「クラブとスイングのことを知りたくて」と、お悩みのドライバーを見てみることに…
配信日時: 2018年3月29日 09時30分
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「とにかく右にいくのが悩み。パワーはあるけど全部右にいく」(小田さん)
小田幸平(以下、小田) 「こんにちは、今日は大大大好きなゴルフの悩みを解消したくて、プロ野球の開幕直前なのにPCMラボにお邪魔しました。ちょっと、ボクのクラブやスイングを見てもらえませんか?」
PCM筒康博(以下、筒) 「わかりました。動作解析の『GEARS』と弾道測定器『スカイトラック』を使ってスイングとギアの両面を見ていきましょう。まずは、7番アイアンでショットの傾向と問題を確認しましょうか」
小田 「ボク、アイアンもちょっと振ると右にいっちゃうんですよ。データでそういう傾向が出てますかね?」
筒 「はい、『GEARS』の真上からのスイング軌道と、インパクト前後にフェースがどのような動きをしているか?を見ると一目瞭然なんですが、小田さんは気合いを入れて振ったショットのときに、フェースが開きやすいですね。特にインパクトした後にフェースが開いていて、アウトサイド・イン軌道でトゥ側に当たりやすく、フェースも当たり負けて開くショットが多いことがわかります」
小田 「ということは、あまり振らない方がいいということ?」
筒 「それも答えの一つです。特に野球出身者の上半身が強い人に多いのですが、手元、つまりグリップスピードが速くてヘッドの追い越しがかかりづらい人が多いです。振れば振るほどそのような傾向になるため、7割〜8割くらいで振るほうがいい結果になりますね。あとは、アイアンを少し被せて構えることでしょうか」
PCM筒康博(以下、筒) 「わかりました。動作解析の『GEARS』と弾道測定器『スカイトラック』を使ってスイングとギアの両面を見ていきましょう。まずは、7番アイアンでショットの傾向と問題を確認しましょうか」
小田 「ボク、アイアンもちょっと振ると右にいっちゃうんですよ。データでそういう傾向が出てますかね?」
筒 「はい、『GEARS』の真上からのスイング軌道と、インパクト前後にフェースがどのような動きをしているか?を見ると一目瞭然なんですが、小田さんは気合いを入れて振ったショットのときに、フェースが開きやすいですね。特にインパクトした後にフェースが開いていて、アウトサイド・イン軌道でトゥ側に当たりやすく、フェースも当たり負けて開くショットが多いことがわかります」
小田 「ということは、あまり振らない方がいいということ?」
筒 「それも答えの一つです。特に野球出身者の上半身が強い人に多いのですが、手元、つまりグリップスピードが速くてヘッドの追い越しがかかりづらい人が多いです。振れば振るほどそのような傾向になるため、7割〜8割くらいで振るほうがいい結果になりますね。あとは、アイアンを少し被せて構えることでしょうか」
小田 「ボク、リーディングエッジをスクエアにして構えてますけど、それを被せろと…」
筒 「はい、見た目には気持ち悪いかもしれませんが、真っすぐスタンスしてフェースが開いて目標より右にいく確率がかなり高いなら、被せて構えるのは全然アリです。池田勇太プロも、藤田寛之プロもそういう構えですよ。もし、違和感があるなら、トップラインをみるようにしてください。リーディングエッジを見ると、違和感があるでしょうから」
小田 「トップラインがスクエアくらいなイメージでと…。オッ!当たりが良くなりました!つかまってる感じがするし、打感が気持ちいいです。これって、ドライバーも同じことですよね?ボク、ドライバーも右に出て球が弱いんですよ。スライスしてる割にはよく飛ぶと周囲には言われますが…」
筒 「はい、見た目には気持ち悪いかもしれませんが、真っすぐスタンスしてフェースが開いて目標より右にいく確率がかなり高いなら、被せて構えるのは全然アリです。池田勇太プロも、藤田寛之プロもそういう構えですよ。もし、違和感があるなら、トップラインをみるようにしてください。リーディングエッジを見ると、違和感があるでしょうから」
小田 「トップラインがスクエアくらいなイメージでと…。オッ!当たりが良くなりました!つかまってる感じがするし、打感が気持ちいいです。これって、ドライバーも同じことですよね?ボク、ドライバーも右に出て球が弱いんですよ。スライスしてる割にはよく飛ぶと周囲には言われますが…」
「ドライバーも同じで、右に出て球が上がるけど弱いんです」(小田さん)
筒 「では、ドライバーも見ていきましょう。確かに、アイアンと同じ傾向で、クラブが長い分、アイアンよりもその傾向が大きいですね。エースドライバーは地クラブの『ゾディア』ですが、えらくクラブにこだわりがあるんですよね?」
小田 「いや、とんでもない。ボク、ゴルフクラブは一度も自分で買ったことがなくて、いまのセットお谷繁元信さんのお下がりなんです。このドライバーも、一応エースなんですが、振ると右です。今日も宍戸ヒルズCCを回ってきて、明日も大厚木CCでラウンド。ドライバーが何とかできれば最高なんですが…」
筒 「小田さんのデータを見る限り、アイアンと同じでインパクトでフェースが開きやすいことだけが問題です。シャフトが合ってないということはなく、ヘッドの問題。つかまりのいいヘッドで、バックスピン量を減らせるシャフトとヘッドなら、もっとラクに振っても飛距離を伸ばせると思いますよ。ちなみに、エースドライバーでいい当たりをしたときにキャリー250ヤードちょっと、トータル270ヤード強。スカイトラックのヘッドスピードで47m/sくらいで、ボール初速は67〜68m/s前後ですね」
小田 「それって、速いんですか?元プロ野球なので、力はある方だと思いますけど」
筒 「男子ツアープロ並みです。なので、さっき言ったようなつかまるヘッド系を試打して、ちょっとデータを見ていきましょう」
小田 「いや、とんでもない。ボク、ゴルフクラブは一度も自分で買ったことがなくて、いまのセットお谷繁元信さんのお下がりなんです。このドライバーも、一応エースなんですが、振ると右です。今日も宍戸ヒルズCCを回ってきて、明日も大厚木CCでラウンド。ドライバーが何とかできれば最高なんですが…」
筒 「小田さんのデータを見る限り、アイアンと同じでインパクトでフェースが開きやすいことだけが問題です。シャフトが合ってないということはなく、ヘッドの問題。つかまりのいいヘッドで、バックスピン量を減らせるシャフトとヘッドなら、もっとラクに振っても飛距離を伸ばせると思いますよ。ちなみに、エースドライバーでいい当たりをしたときにキャリー250ヤードちょっと、トータル270ヤード強。スカイトラックのヘッドスピードで47m/sくらいで、ボール初速は67〜68m/s前後ですね」
小田 「それって、速いんですか?元プロ野球なので、力はある方だと思いますけど」
筒 「男子ツアープロ並みです。なので、さっき言ったようなつかまるヘッド系を試打して、ちょっとデータを見ていきましょう」