松山英樹の【左手親指痛】を経験者と考える。マスターズには間に合うのか?
松山英樹の左手親指痛による離脱で、いまいちPGAツアーを観る楽しみが薄れる毎日です…。今回は、ギアと少し離れて、この【左手親指痛】を識者と議論することに。何しろ筆者もコレには苦しみましたので。
配信日時: 2018年2月20日 08時04分
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確かに痛くて振れない。でも、実はよくあること?
筆者 「今日は松山英樹の左手親指痛について議論したいなと。ボクも3年前のパーゴルフ編集部時代に左手親指の付け根を痛めています。ラウンド中に超マン振りをしたところ、激痛が走って、うずくまって動けなくなるほどの痛みでした。一瞬、【あぁ、もうゴルフ人生が終わったな】と感じたことを昨日のように覚えています」
PCM筒康博(以下、筒) 「みんな、痛めた瞬間はそう思うものですよ。松山英樹プロもそのようなニュアンスで最初の感想を語りましたが、誰でもここを痛めたことがある人なら、みんな同じ感想を持つものです」
⇒松山英樹が無念の棄権「一生ゴルフができないのではという怖さがある」
筆者 「結局ラウンドはそのホールで離脱して、そこから苦悩の日々が続きました。医者に行っても、腱鞘炎の一種(母指CM関節症)や軽い亜脱臼と診断されただけで、安静にするしかないとの判断で、患部をガチガチに固定するか非常に迷いました。仕事的にパソコンが使えなくなると困るので。でも、スイング以外の日常生活に支障はなく、痛み自体は2ヶ月くらいで引いたことを覚えています。ただ…」
筒 「クラブを握るのが怖くなって、以前の握り方では打てなくなったんでしょう?長岡さん、ベースボールグリップで両手を離してスプリットで握るようになりましたよね?」
PCM筒康博(以下、筒) 「みんな、痛めた瞬間はそう思うものですよ。松山英樹プロもそのようなニュアンスで最初の感想を語りましたが、誰でもここを痛めたことがある人なら、みんな同じ感想を持つものです」
⇒松山英樹が無念の棄権「一生ゴルフができないのではという怖さがある」
筆者 「結局ラウンドはそのホールで離脱して、そこから苦悩の日々が続きました。医者に行っても、腱鞘炎の一種(母指CM関節症)や軽い亜脱臼と診断されただけで、安静にするしかないとの判断で、患部をガチガチに固定するか非常に迷いました。仕事的にパソコンが使えなくなると困るので。でも、スイング以外の日常生活に支障はなく、痛み自体は2ヶ月くらいで引いたことを覚えています。ただ…」
筒 「クラブを握るのが怖くなって、以前の握り方では打てなくなったんでしょう?長岡さん、ベースボールグリップで両手を離してスプリットで握るようになりましたよね?」
筆者 「はい。試行錯誤して、右手と左手親指が絶対に触れないようにスプリットハンドにすれば、まったく痛くないことが判明しましたから。でも、ベースボールでスプリットで握ると、基本どチーピンが出やすくて、まったくゴルフが楽しめなくなりました。そこから練習量もラウンド量もガタ落ちしていきました。2ヶ月経って日常生活で痛みが消えても、元のグリップに戻して打つと、たった1球ですぐ怪我した当初のゼロの状態に痛みが戻ってしまうんです。それを何度も繰り返すうち、握り方など以前と何かを変える必要があるとの結論が出ました」
筒 「ボクも左手親指を痛めたことがありますが、ボクの場合は軽量グリップから合うグリップを探すことで、一気に痛みが引く経験をしています。長岡さんは右手が触れないことで振れるようにはなったようですが、合う道具で左手親指の痛みが引くケースもあるんです」
筒 「ボクも左手親指を痛めたことがありますが、ボクの場合は軽量グリップから合うグリップを探すことで、一気に痛みが引く経験をしています。長岡さんは右手が触れないことで振れるようにはなったようですが、合う道具で左手親指の痛みが引くケースもあるんです」
「左手親指痛?そんなもの【ケナコルト注射】1本で3日で元に戻ります」(平田)
Toshi HIRATA(以下、平田) 「長岡さん、私も何度も左手親指痛になっていますが、私が住んでいるアメリカ合衆国では、かなり対処法が進んでいますよ。ボクの場合は、ホームコースのメンバーの友人に医者が多いのですが、外科医数人に相談したところ、“そんなもの、ステロイド注射1本で終わりだよ”と一笑に付されたことがあります」
筒 「平田さんも左手親指痛になったことがあるんですね」
平田 「職業病です、こんなもの。ちょっとタメのキツい男子プロなら、まったく珍しくも何ともないでしょう。大げさに捉えすぎだと思いますよ。ボクの場合も、友人に紹介されて整形外科医に注射1本を打ってもらったら、3日で痛みが完全に取れて、元のグリップでゴルフが出来るようになりました。確か局所的なステロイド注射でコケナルト、いや、ケナコルトといった名前だったかな…。もう、これまでに右ヒジに5回、左ヒジに2回、左手親指に3回この注射をしていますが、副作用もいまのところ何もないですよ」
筒 「うわぁ〜、平田さん、そんなに今までステロイド注射しているんですか。その歳で260ヤードもキャリーするのは、ステロイドで増強されたせいじゃないですか?」
筒 「平田さんも左手親指痛になったことがあるんですね」
平田 「職業病です、こんなもの。ちょっとタメのキツい男子プロなら、まったく珍しくも何ともないでしょう。大げさに捉えすぎだと思いますよ。ボクの場合も、友人に紹介されて整形外科医に注射1本を打ってもらったら、3日で痛みが完全に取れて、元のグリップでゴルフが出来るようになりました。確か局所的なステロイド注射でコケナルト、いや、ケナコルトといった名前だったかな…。もう、これまでに右ヒジに5回、左ヒジに2回、左手親指に3回この注射をしていますが、副作用もいまのところ何もないですよ」
筒 「うわぁ〜、平田さん、そんなに今までステロイド注射しているんですか。その歳で260ヤードもキャリーするのは、ステロイドで増強されたせいじゃないですか?」
平田 「……。まぁ、日本とアメリカでは医療も患者の考え方も違うでしょうから驚く人も多いかもしれません。でも、ゴルフをやり込む人にとって、関節の炎症って避けられないものでしょう?だから、関節の痛みが長引くよりも、私はすぐに痛みを取る方がいいという考え方です。それに、この注射のいいところは、すぐ痛みが取れる上、その効果が半年くらい持続します。炎症も鎮めてくれるからです。
ステロイドの副作用については医師が一番良く知っているはずなので不安であれば聞けばいいし、ステロイド注射が怖い人は患部が自然治癒するのを気長に待つしかないですよね。そこは怪我した本人が自己責任で判断すべきことでしょう。少なくとも、私には自然治癒を待つ時間が惜しいので、これまでの判断は私にとっては正解だったと断言できます。長岡さん、右手薬指のバネ指も治らないんでしょう?優秀な整形外科医に聞いてあげましょうか?」
筆者 「いや、平田さん、アメリカと日本じゃ治療も保険も違うんで大丈夫ですよ。まぁ、ボクは下手なアマチュアだし、注射が何より嫌いなので、この自然治癒と握り方を変える選択肢で後悔はしていないです。だって…」
ステロイドの副作用については医師が一番良く知っているはずなので不安であれば聞けばいいし、ステロイド注射が怖い人は患部が自然治癒するのを気長に待つしかないですよね。そこは怪我した本人が自己責任で判断すべきことでしょう。少なくとも、私には自然治癒を待つ時間が惜しいので、これまでの判断は私にとっては正解だったと断言できます。長岡さん、右手薬指のバネ指も治らないんでしょう?優秀な整形外科医に聞いてあげましょうか?」
筆者 「いや、平田さん、アメリカと日本じゃ治療も保険も違うんで大丈夫ですよ。まぁ、ボクは下手なアマチュアだし、注射が何より嫌いなので、この自然治癒と握り方を変える選択肢で後悔はしていないです。だって…」