カスタムシャフトは【6S】が正解!?『エボIV』は【5SR】、『CoooL』は【5X】が大人気
フジクラ『エボIV』を中心に、カスタムシャフト装着モデルの新作ドライバーの発表が続きます。ところで、アフターマーケット(リシャフトや組み上げ)市場では、売れ筋に変化があるそうで…。
配信日時: 2017年11月17日 12時18分
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工房へ商品を卸している問屋の出荷内容に変化が!
筆者 「先日、老舗パーツ問屋の日幸物産さんにお邪魔したときに、ちょっとショックでした。なんと、フジクラ『エボIV』が大人気なのですが、一番回転するスペックは60g台のSでもなく、50g台のSでもなく、【569のSR】なんですって!カスタムシャフトなのに、いま売れ筋は50g台のSRですよ!昔だったら【6S】か【7S】が当たり前だったと思うんです。工房に行くような上級者はヘッドスピードも速めの人が多いですしね」
PCM編集長(以下、P編) 「昔って、いったい何年前の話しだよ?そんなに驚きを感じないけど」
筆者 「『JGR』や『VG3』、『GBB EPIC FORGED』も大人気の『エボIV』をカスタム採用していますが、【569S】であって、【569SR】の選択肢はありません。なぜゴルファーは『エボIV』の【569SR】がいいことを知っているんでしょうか…」
PCM筒康博(以下、P筒) 「大手メーカーのカスタムに採用されてないからこそ、【569SR】が人気なんじゃないですか?【661S】はもちろん、【569S】でもキツイ。でも『エボIV』が使いたいから【569SR】になるのは当然なのでは?」
PCM編集長(以下、P編) 「昔って、いったい何年前の話しだよ?そんなに驚きを感じないけど」
筆者 「『JGR』や『VG3』、『GBB EPIC FORGED』も大人気の『エボIV』をカスタム採用していますが、【569S】であって、【569SR】の選択肢はありません。なぜゴルファーは『エボIV』の【569SR】がいいことを知っているんでしょうか…」
PCM筒康博(以下、P筒) 「大手メーカーのカスタムに採用されてないからこそ、【569SR】が人気なんじゃないですか?【661S】はもちろん、【569S】でもキツイ。でも『エボIV』が使いたいから【569SR】になるのは当然なのでは?」
筆者 「50g台のSRがいいのであれば、カスタムシャフトを選ぶ必要ってありますかね?同じ重量帯に純正シャフトのSもあるわけで……。しかも、日幸物産さんの出荷ベースでは、USTマミヤの『アッタスCoooL』はこちらも【6S】ではなく【5X】が大人気だと聞きました。『エボIV』の図式に当てはまりません……」
P筒 「それも同じで『アッタスCoooL』の【6S】がキツイけど、【5S】は緩い。だから【5X】なんでしょうよ。それに、長岡さん、このチームで新作シャフトの全スペック試打をしているじゃないですか、その時3人ともスイングもヘッドスピードも違いますが“イイ!”と思ったスペックは共通していましたよね?」
P編 「ヘッドスピード47m/s以上の長岡と私は『エボIV』は【661SR】が良かったよね。ヘッドスピード43m/sくらいに抑えていた筒さんは【569SR】を評価していた。『アッタスCoooL』は全員が【4X】の出来の良さにまずビックリして、続いて【5X】にも同じ驚きと打ちやすさを感じたよね」
筆者 「はい、それはそうなんですが、ボクたちは他にもいろんなクラブも試打しますし、マニアックだからこそ全スペックのシャフト試打なんかもします。でも、一般ゴルファーはそんなマニアックなことはしないでしょうし、どこからベストスペックを見つけるのか?と、不思議に思います…」
P筒 「今回の売れ筋は工房への出荷の話しですから、やっぱり街のフィッターが適切なアドバイスをしていると思いますよ。それはそうと、大手メーカーのカスタムシャフト装着モデルの現状はどうなんですか?」
P筒 「それも同じで『アッタスCoooL』の【6S】がキツイけど、【5S】は緩い。だから【5X】なんでしょうよ。それに、長岡さん、このチームで新作シャフトの全スペック試打をしているじゃないですか、その時3人ともスイングもヘッドスピードも違いますが“イイ!”と思ったスペックは共通していましたよね?」
P編 「ヘッドスピード47m/s以上の長岡と私は『エボIV』は【661SR】が良かったよね。ヘッドスピード43m/sくらいに抑えていた筒さんは【569SR】を評価していた。『アッタスCoooL』は全員が【4X】の出来の良さにまずビックリして、続いて【5X】にも同じ驚きと打ちやすさを感じたよね」
筆者 「はい、それはそうなんですが、ボクたちは他にもいろんなクラブも試打しますし、マニアックだからこそ全スペックのシャフト試打なんかもします。でも、一般ゴルファーはそんなマニアックなことはしないでしょうし、どこからベストスペックを見つけるのか?と、不思議に思います…」
P筒 「今回の売れ筋は工房への出荷の話しですから、やっぱり街のフィッターが適切なアドバイスをしていると思いますよ。それはそうと、大手メーカーのカスタムシャフト装着モデルの現状はどうなんですか?」
ブリヂストン『JGR』もタイトリスト『VG3』もカスタムシャフトは【5S】中心に
筆者 「さっきも言いましたが、ブリヂストン『JGR』や、先日発表されたタイトリスト『VG3』のカスタムシャフトモデルは、全部50g台のセレクトになっています。キャロウェイ『GBB EPIC FORGED』もフジクラ『エボIV』の【569S】を採用していますね。カスタムシャフトモデルといえば、60g台の【6S】が当たり前だと思いましたが、以前の常識から言えば変化を感じます」
P編 「そうだね、『VG3』には純正シャフトの重さ違いが2種類あるんだけど、重い方の60gの純正シャフト装着モデルの方が、カスタムシャフトモデルよりも総重量が重くなっているからね。こんな逆転現象は今までになかったよ。カスタムシャフト=【6S】というのが当たり前だったから。年齢で一概には言えないけど、これらのカスタム装着モデルは50代のアスリート向けと見ていいんじゃないか」
P筒 「理由はやっぱり、ゴルファーの加齢が一番。10年前の40代に【6S】を使っていた人が、10年後も同じスペックでいいとは限りませんから。でも、その他にも理由が。軽量シャフトでも剛性がしっかりし、しなり戻りが良くなっていて頼り無さを感じないものに進化しているのもかなり感じますよ」
筆者 「そう言えば、ボクも3前は70g台のXを使っていましたが、今はSXですし、最近では『エボIV』の全スペック試打をしたときに“【6S】でも全然いいじゃん!”って思ってしまいました。ちょっと自分の衰えを感じてしまいましたね……。認めたくないですけど」
P編 「私もだよ。5年前に圧倒的なエースシャフトだった『初代白マナ73X』がもう打てなくなってしまった…。でも、私の場合は53歳だからそれでもいいとして、君はまだ30代なのに、なんという体たらくだよ。私よりも一回り以上も若いくせに情けない。私は40代後半まで70g台のXがエースだったよ?」
筆者 「スペック威張りは百害あって一利なし!村田さんにはこの言葉を贈ります。ボクはキャロウェイ『GBB EPIC サブゼロ』の米国仕様の購入を大失敗して痛感していますからね。自分への期待や願望は捨てづらいですが、それを追い求めてOB連発じゃ話になりませんから」
P筒 「成長しましたね、長岡さん。普通の人はゴルフを始めてすぐ気づくことに、今頃気づきましたか」
筆者 「……」
P編 「そうだね、『VG3』には純正シャフトの重さ違いが2種類あるんだけど、重い方の60gの純正シャフト装着モデルの方が、カスタムシャフトモデルよりも総重量が重くなっているからね。こんな逆転現象は今までになかったよ。カスタムシャフト=【6S】というのが当たり前だったから。年齢で一概には言えないけど、これらのカスタム装着モデルは50代のアスリート向けと見ていいんじゃないか」
P筒 「理由はやっぱり、ゴルファーの加齢が一番。10年前の40代に【6S】を使っていた人が、10年後も同じスペックでいいとは限りませんから。でも、その他にも理由が。軽量シャフトでも剛性がしっかりし、しなり戻りが良くなっていて頼り無さを感じないものに進化しているのもかなり感じますよ」
筆者 「そう言えば、ボクも3前は70g台のXを使っていましたが、今はSXですし、最近では『エボIV』の全スペック試打をしたときに“【6S】でも全然いいじゃん!”って思ってしまいました。ちょっと自分の衰えを感じてしまいましたね……。認めたくないですけど」
P編 「私もだよ。5年前に圧倒的なエースシャフトだった『初代白マナ73X』がもう打てなくなってしまった…。でも、私の場合は53歳だからそれでもいいとして、君はまだ30代なのに、なんという体たらくだよ。私よりも一回り以上も若いくせに情けない。私は40代後半まで70g台のXがエースだったよ?」
筆者 「スペック威張りは百害あって一利なし!村田さんにはこの言葉を贈ります。ボクはキャロウェイ『GBB EPIC サブゼロ』の米国仕様の購入を大失敗して痛感していますからね。自分への期待や願望は捨てづらいですが、それを追い求めてOB連発じゃ話になりませんから」
P筒 「成長しましたね、長岡さん。普通の人はゴルフを始めてすぐ気づくことに、今頃気づきましたか」
筆者 「……」