キャロ『EPIC STAR』、タイト『AP3』が大爆発。飛び系アイアン全盛時代の外しちゃいけない選び方
最近、本当に飛び系アイアンが絶好調なのであります。牽引するのはキャロウェイ『EPIC STAR』とタイトリスト『AP3』。これら売れ筋がなぜ評価されるのか?同カテゴリの中からどう選び抜くべきか?PCMマニアックチームと議論しました。
配信日時: 2017年10月19日 05時03分
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発売以来、バカ売れが続くキャロウェイ『EPIC STAR』、タイトリスト『AP3』
筆者 「キャロウェイ『EPIC STAR』が売れすぎて品薄だそう。7番のロフト26度と、超ぶっ飛びアイアンなことは我々もレポートしていますし、体感済みですよね。それに加えて、タイトリスト『AP3』も絶好調で、こちらも『EPIC STAR』と激しく首位の座を争っていますよね」
PCM編集長(以下、P編) 「タイトリストは『AP1』と『AP2』の間に位置するものとして『AP3』を出したわけだけど、うまくハマったよね。性能的にもサイズ的にもかなり『AP1』寄りだけど、7番のロフト30度とタイトリストの中では屈指の飛び系アイアンだよ。私も発表会の試打で7番で190ヤード以上軽く打てるのに驚いたよ」
PCM筒康博(以下、P筒) 「その2機種はさておき、恐るべきことに、発売してかなり経っているヤマハ『インプレスUD+2』もここへきて3位でどんどん数量が上がってます。これは店頭でぶっ飛び系アイアンを買いに来て、代名詞の『UD+2』と打ち比べたら、こっちが案外結果が良いというパターンでしょう。いずれにせよ、飛ぶアイアンを買いに来るお客さんがかなり多いことがうかがえます。今までヤマハやプロギアやBSだけだったところに、キャロウェイやタイトリストなどプレーヤーが加わって盛り上がる感じはありますよね」
筆者 「YPSの新商品の売上ランキングだと、10傑の中で飛び系じゃないのはタイト『AP2』くらい。BSの『JGR HF2』は7番のロフト31度だし、PINGの『G400』は30度と十分飛び系ですよね。それ意外はテーラーメイド『M2』も29度、プロギア『赤egg PC/PF』は25度、26度。『JGR HF1』も26度です。もう、飛び系真っ盛りすぎて、ちょっと引いちゃいます……」
P編 「今年、いろんなメーカーの新作アイアンをテストしていて、残り200ヤードから何度7番アイアンを持ったか数え切れないもん。『赤egg PC』と『PF』に至っては、普通に残り190ヤードを8番アイアンでオンしていたし、ロッテ葛西のネットに7番でダイレクトキャリーなんて事件もあったね」
筆者 「そのエピソード、ロッテ葛西に普段行く人が引いちゃうので控えた方がいいと思いますよ」
PCM編集長(以下、P編) 「タイトリストは『AP1』と『AP2』の間に位置するものとして『AP3』を出したわけだけど、うまくハマったよね。性能的にもサイズ的にもかなり『AP1』寄りだけど、7番のロフト30度とタイトリストの中では屈指の飛び系アイアンだよ。私も発表会の試打で7番で190ヤード以上軽く打てるのに驚いたよ」
PCM筒康博(以下、P筒) 「その2機種はさておき、恐るべきことに、発売してかなり経っているヤマハ『インプレスUD+2』もここへきて3位でどんどん数量が上がってます。これは店頭でぶっ飛び系アイアンを買いに来て、代名詞の『UD+2』と打ち比べたら、こっちが案外結果が良いというパターンでしょう。いずれにせよ、飛ぶアイアンを買いに来るお客さんがかなり多いことがうかがえます。今までヤマハやプロギアやBSだけだったところに、キャロウェイやタイトリストなどプレーヤーが加わって盛り上がる感じはありますよね」
筆者 「YPSの新商品の売上ランキングだと、10傑の中で飛び系じゃないのはタイト『AP2』くらい。BSの『JGR HF2』は7番のロフト31度だし、PINGの『G400』は30度と十分飛び系ですよね。それ意外はテーラーメイド『M2』も29度、プロギア『赤egg PC/PF』は25度、26度。『JGR HF1』も26度です。もう、飛び系真っ盛りすぎて、ちょっと引いちゃいます……」
P編 「今年、いろんなメーカーの新作アイアンをテストしていて、残り200ヤードから何度7番アイアンを持ったか数え切れないもん。『赤egg PC』と『PF』に至っては、普通に残り190ヤードを8番アイアンでオンしていたし、ロッテ葛西のネットに7番でダイレクトキャリーなんて事件もあったね」
筆者 「そのエピソード、ロッテ葛西に普段行く人が引いちゃうので控えた方がいいと思いますよ」
飛び系の中で何を基準に選ぶ?スコアになる飛び系アイアンとは?
P筒 「しかし、上位2機種は普通のアイアン形状ですし、いわゆる外ブラとしてのカッコよさも売れる理由なのは間違いないでしょうね」
筆者 「確かに。でも、全部テストしたから分かるのですが、単純にカッコよさだけで選んでいいとは思いません。飛び系は共通でも、全く使い勝手というか、性能が違いますよね? 今回はその辺りに話をフォーカスしたいなと。ヒントはぶっ飛び系アイアンに特に多いと感じる“つかまりすぎ”についてです。具体的に言うと【1】プル角、【2】ソール形状、【3】軽・柔シャフトを掘り下げたいなと」
P筒 「長岡さん、アイアンのつかまり要素を紐解こうなんて、雑誌の特集なら7ページ以上は余裕で作れちゃうくらいの話しですよ」
P編 「詳しく話してもいいんだけど、本当にそこいく?小難しい話で誰も付いてきてくれないと思うよ」
筆者 「いや、いきます。最近打った飛び系アイアンの中で、つかまり度で順番に並べてください。ボクから行きますが、『赤egg PC』>『JGR HF1』=『赤egg PF』>『UD+2』>『EPIC STAR』>>『AP3』=『ゼクシオテン』=『G400』 です」
P編 「国産メーカーのアイアンの方がつかまるイメージがあるよ。 『JGR HF1』>『赤egg PC』=『赤egg PF』>『EPIC STAR』>『UD+2』>>『AP3』>=『ゼクシオテン』=『G400』 だね」
P筒 「長岡さんとほぼ同じです。 『赤egg PC』>『JGR HF1』=『赤egg PF』>『UD+2』>『EPIC STAR』>>『AP3』=『ゼクシオテン』=『G400』 です。『UD+2』は、ヘッドはつかまるんですが、シャフト長が長いので相殺される感じがするので」
筆者 「確かに。でも、全部テストしたから分かるのですが、単純にカッコよさだけで選んでいいとは思いません。飛び系は共通でも、全く使い勝手というか、性能が違いますよね? 今回はその辺りに話をフォーカスしたいなと。ヒントはぶっ飛び系アイアンに特に多いと感じる“つかまりすぎ”についてです。具体的に言うと【1】プル角、【2】ソール形状、【3】軽・柔シャフトを掘り下げたいなと」
P筒 「長岡さん、アイアンのつかまり要素を紐解こうなんて、雑誌の特集なら7ページ以上は余裕で作れちゃうくらいの話しですよ」
P編 「詳しく話してもいいんだけど、本当にそこいく?小難しい話で誰も付いてきてくれないと思うよ」
筆者 「いや、いきます。最近打った飛び系アイアンの中で、つかまり度で順番に並べてください。ボクから行きますが、『赤egg PC』>『JGR HF1』=『赤egg PF』>『UD+2』>『EPIC STAR』>>『AP3』=『ゼクシオテン』=『G400』 です」
P編 「国産メーカーのアイアンの方がつかまるイメージがあるよ。 『JGR HF1』>『赤egg PC』=『赤egg PF』>『EPIC STAR』>『UD+2』>>『AP3』>=『ゼクシオテン』=『G400』 だね」
P筒 「長岡さんとほぼ同じです。 『赤egg PC』>『JGR HF1』=『赤egg PF』>『UD+2』>『EPIC STAR』>>『AP3』=『ゼクシオテン』=『G400』 です。『UD+2』は、ヘッドはつかまるんですが、シャフト長が長いので相殺される感じがするので」
筆者 「なるほど、3人とも打ち方もヘッドスピードも違うのに、モデルごとのつかまり度はみんな同じに感じてるんですね。では、理由を細かく考察するとしますか。あ、筒さん、シャフトの長さの話しはややこしくなるので、今回はヘッド性能にフォーカスしましょう」