PING『G400』ドライバー徹底研究。ヘッド体積が小さくなったのに、曲がらなすぎ!
カスタムパーツ、通称・地クラブ。この超マニアックな世界の情報通なのが、PCM(Professional Craftman Magazine)。懇意にしているPCM編集長の村田辰也氏と、筒康博コーチと共に、話題の『G400』を徹底研究することに。ちょっとマニアックな試打レポです。。。
配信日時: 2017年8月28日 02時45分
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PCM編集長とのラウンド試打レポ。ピン『G400』ドライバーの性能は?マニアックに斬ります!
PINGの最新作『G400』ドライバーの評判が関係者の間で非常に高い状態になっている。このドライバーは、全米オープンで世界のツアーで同時供給され、チャン・キムがいきなり替えて全米オープンの3、4日目にドライビング1位になるなど、なにかと話題になってきた。筆者もスクランブル方式での試打ラウンドなどを何度も記事にしている。
その後、メーカーが試打会を開催するにつれ、アマチュアのみならず、関係者の評価も上がり始め、じわじわ熱気を帯びてきたと肌感覚で筆者は感じる。そこで、このモデルを徹底研究するため、PCM編集長とPCM筒康博コーチと共に、試打ラウンドを改めて敢行することにした。
その後、メーカーが試打会を開催するにつれ、アマチュアのみならず、関係者の評価も上がり始め、じわじわ熱気を帯びてきたと肌感覚で筆者は感じる。そこで、このモデルを徹底研究するため、PCM編集長とPCM筒康博コーチと共に、試打ラウンドを改めて敢行することにした。
発表会のメディアドラコンで飛び性能をよく知るPCM編集長
PCM編集長
「このドライバーはメディア発表会の鳥かご試打以来だけど、けっこう飛ぶモデルだということは分かっているんだよ。ろくすっぽ試打もせず、『G400LST』の8.5°、純正Rで296ヤードトラックマンで記録していたからね。このドラコンでは、何回も練習した御社の田辺くんが優勝しているよね?君は4位だっけ?」
筆者
「ボクもほとんど練習なしのぶっつけでしたよ。田辺はめちゃくちゃ練習した上でのドラコン優勝でしたけど。あれは練習しすぎだから、フェアじゃないです。あの時、『エボIV』を田辺に薦めなきゃ、村田さんの勝ちでしたね、ボクのせいかも…。ボクはその時は芯を外しまくったんですが、翌日の浦和カントリー倶楽部での試打ラウンドで18ホール体感しているので、飛距離性能についてはしっかり確認しているので、飛ぶモデルということは把握していました。何より、曲がらないというのが自分の中ではあり得ないことなので、すごく高評価しています」
PCM筒康博
「ALBA本誌の連載・ギア総研のために、ヘッドの内部重心計測をしましたが、非常に面白いヘッドだと思いますよ。前作『G』よりもFP(フェースプログレッション)が減っていて、シャフト軸線から内部重心までの“軸線深度”が深くなっていました。この設計はヤマハ『インプレスUD+2』がやり始めだと思いますが、似た設計だと言えます。ヘッド体積が3モデルとも15cc減って445ccになっていますが、いまどきヘッドを小さくするなんてすごく勇気のある設計ですよね。ボクも打ってみたいと思っていたんですよ」
筆者
「おさらいなんですけど、前作『G』 シリーズって、打感がスキャンッ!とかスカンッ!って感じで好かんのですよ。しかも、つかまり悪いし。シャットに上げるタイプのボクでもつかまりませんよ。ターンさせるにはダウンで相当待つ必要があるし、プッシュが怖くてスピードが下がってしまうというか、最大飛距離が失われる気がします。超フッカーには安心なのかもしれないですけど」
PCM編集長
「君のダジャレはさておき、同感する部分は多いね。『G』は、左右の慣性モーメントが極大になっているのは分かるけど、それが使いやすいかどうかは別問題な気がするね。ゴルファーは振りづらく感じると、無意識にヘッドスピードを落としたり、当てにいったりしてしまうよね」
PCM筒康博
「アマチュアゴルファーの現場では、ミスヒットをしても曲がらないという声も多いんですよ、『G』は。ただ、シャットに上げてぶつけるようなスイングで結果が出るというか、結果的に野球でいうセンター前ヒットのような形になるのも否めないですね」
「このドライバーはメディア発表会の鳥かご試打以来だけど、けっこう飛ぶモデルだということは分かっているんだよ。ろくすっぽ試打もせず、『G400LST』の8.5°、純正Rで296ヤードトラックマンで記録していたからね。このドラコンでは、何回も練習した御社の田辺くんが優勝しているよね?君は4位だっけ?」
筆者
「ボクもほとんど練習なしのぶっつけでしたよ。田辺はめちゃくちゃ練習した上でのドラコン優勝でしたけど。あれは練習しすぎだから、フェアじゃないです。あの時、『エボIV』を田辺に薦めなきゃ、村田さんの勝ちでしたね、ボクのせいかも…。ボクはその時は芯を外しまくったんですが、翌日の浦和カントリー倶楽部での試打ラウンドで18ホール体感しているので、飛距離性能についてはしっかり確認しているので、飛ぶモデルということは把握していました。何より、曲がらないというのが自分の中ではあり得ないことなので、すごく高評価しています」
PCM筒康博
「ALBA本誌の連載・ギア総研のために、ヘッドの内部重心計測をしましたが、非常に面白いヘッドだと思いますよ。前作『G』よりもFP(フェースプログレッション)が減っていて、シャフト軸線から内部重心までの“軸線深度”が深くなっていました。この設計はヤマハ『インプレスUD+2』がやり始めだと思いますが、似た設計だと言えます。ヘッド体積が3モデルとも15cc減って445ccになっていますが、いまどきヘッドを小さくするなんてすごく勇気のある設計ですよね。ボクも打ってみたいと思っていたんですよ」
筆者
「おさらいなんですけど、前作『G』 シリーズって、打感がスキャンッ!とかスカンッ!って感じで好かんのですよ。しかも、つかまり悪いし。シャットに上げるタイプのボクでもつかまりませんよ。ターンさせるにはダウンで相当待つ必要があるし、プッシュが怖くてスピードが下がってしまうというか、最大飛距離が失われる気がします。超フッカーには安心なのかもしれないですけど」
PCM編集長
「君のダジャレはさておき、同感する部分は多いね。『G』は、左右の慣性モーメントが極大になっているのは分かるけど、それが使いやすいかどうかは別問題な気がするね。ゴルファーは振りづらく感じると、無意識にヘッドスピードを落としたり、当てにいったりしてしまうよね」
PCM筒康博
「アマチュアゴルファーの現場では、ミスヒットをしても曲がらないという声も多いんですよ、『G』は。ただ、シャットに上げてぶつけるようなスイングで結果が出るというか、結果的に野球でいうセンター前ヒットのような形になるのも否めないですね」