アン・シネが大絶賛。BSの新ボール『TOUR B X/XS』は何が変わったのか?
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配信日時: 2017年7月17日 07時43分
前作『TOUR B330』シリーズの完成度が高すぎた
先週の木曜日に発表された、ブリヂストンスポーツの新作ツアーボール『TOUR B X』と『TOUR B XS』シリーズ。この発表会が行われる前週の男子ツアー「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で男子ツアー投入され、先週の「サマンサタバサガールズコレクション」で女子ツアーにも投入された。このボールについて書こうと思う。
既報のとおり、先週はアン・シネが『TOUR B X』に渡されてすぐに変更。「飛距離重視のツアーボールでも、スピン性能が高かったことに驚きました。それに飛距離性能も高く直進性も高いので驚きました」と彼女の生命線であるアプローチでの性能の高さを気に入ったようだ。
また、西山ゆかりも「TOUR B Xは聞いていたとおり直進性の高さが気に入りました。それにアプローチでも打感が柔らかいけど、イメージどおりのショットが出やすいので、アプローチの距離感が合いやすい」とコメント。ところが、女子プロたちは自分のオウンネームが入ったボールじゃないと使いたくないらしく、アン・シネ以外は投入を見送ったのだとか。
これは何を意味するのか。新作の性能がよくなっていることは認めつつも、「前作の出来が良すぎる」ということになるのだろう。ご存知のとおり、前作『TOUR B330』シリーズは、まず柔らかい方の『S』が海外プロのハートをわしづかみにした。しかも、契約プロではなく、契約していないのにスター選手が勝手に使いだしたのだ。
皮切りは、レクシー・トンプソン。それに続き、今朝初優勝をはたしたブライソン・デシャンボー、極め付きはタイガー・ウッズ。いずれも最高峰のツアーでスタークラスの実力と知名度を誇るプロたちで、使用し始めたときはブリヂストンスポーツと契約していたわけでも何でもない。勝手に彼らが気に入って使い始めたのだ。
ブライソン・デシャンボーは現在替えているものの、『TOUR B330S』を含め、数多のボールを塩水に浮かべ、偏芯率を自らチェック、一番ブレが少ないから使い始めた。タイガー・ウッズも「私にとって最も大事なギアはゴルフボールだ」と言い切り、ナイキゴルフの撤退を機にすべてのメーカーのボールを集めて選び抜いたことを明かしている。
変態的なデシャンボーの「偏芯率」は別にして、レクシーやタイガーが気に入ったのは、『TOUR B330S』のソフトフィーリングと高いスピン性能にあるだろう。特にグリーン周りで「何でも出来る」フィーリングを重視したと思われ、それでいてドライバーが飛ばないかというと、十分に満足できるレベルの完成度の高さを持っていた。
また、硬い方の『TOUR B330X』は国内プロを中心に高い人気と評価を誇っていた。こちらのボールは「風に強い」「飛ぶ」との評価を聞くことが多く、筆者自身もしばらくエースボールとして使っていた。筆者は高初速な点と元々スピン量が多いタイプゆえ、風に強くて粘っこい球が打てる点がすごく気に入っていた。ボールの手応えや重さも筆者はこのぐらい手応えのある方が好みだった。
そんな中、新作と思しきものがツアー投入されたと聞き、「高い評価を受けている現行品を越えるのは大変だろうな、契約プロも新しいものに替えたくないのでは?」と、正直思っていた。ところが、アン・シネや宮里優作が新ボールに配られてすぐ切り替えたという。俄然興味が沸いて、発表会で「何が変わったのか?」開発担当の宮川直之氏に直撃することにした。
既報のとおり、先週はアン・シネが『TOUR B X』に渡されてすぐに変更。「飛距離重視のツアーボールでも、スピン性能が高かったことに驚きました。それに飛距離性能も高く直進性も高いので驚きました」と彼女の生命線であるアプローチでの性能の高さを気に入ったようだ。
また、西山ゆかりも「TOUR B Xは聞いていたとおり直進性の高さが気に入りました。それにアプローチでも打感が柔らかいけど、イメージどおりのショットが出やすいので、アプローチの距離感が合いやすい」とコメント。ところが、女子プロたちは自分のオウンネームが入ったボールじゃないと使いたくないらしく、アン・シネ以外は投入を見送ったのだとか。
これは何を意味するのか。新作の性能がよくなっていることは認めつつも、「前作の出来が良すぎる」ということになるのだろう。ご存知のとおり、前作『TOUR B330』シリーズは、まず柔らかい方の『S』が海外プロのハートをわしづかみにした。しかも、契約プロではなく、契約していないのにスター選手が勝手に使いだしたのだ。
皮切りは、レクシー・トンプソン。それに続き、今朝初優勝をはたしたブライソン・デシャンボー、極め付きはタイガー・ウッズ。いずれも最高峰のツアーでスタークラスの実力と知名度を誇るプロたちで、使用し始めたときはブリヂストンスポーツと契約していたわけでも何でもない。勝手に彼らが気に入って使い始めたのだ。
ブライソン・デシャンボーは現在替えているものの、『TOUR B330S』を含め、数多のボールを塩水に浮かべ、偏芯率を自らチェック、一番ブレが少ないから使い始めた。タイガー・ウッズも「私にとって最も大事なギアはゴルフボールだ」と言い切り、ナイキゴルフの撤退を機にすべてのメーカーのボールを集めて選び抜いたことを明かしている。
変態的なデシャンボーの「偏芯率」は別にして、レクシーやタイガーが気に入ったのは、『TOUR B330S』のソフトフィーリングと高いスピン性能にあるだろう。特にグリーン周りで「何でも出来る」フィーリングを重視したと思われ、それでいてドライバーが飛ばないかというと、十分に満足できるレベルの完成度の高さを持っていた。
また、硬い方の『TOUR B330X』は国内プロを中心に高い人気と評価を誇っていた。こちらのボールは「風に強い」「飛ぶ」との評価を聞くことが多く、筆者自身もしばらくエースボールとして使っていた。筆者は高初速な点と元々スピン量が多いタイプゆえ、風に強くて粘っこい球が打てる点がすごく気に入っていた。ボールの手応えや重さも筆者はこのぐらい手応えのある方が好みだった。
そんな中、新作と思しきものがツアー投入されたと聞き、「高い評価を受けている現行品を越えるのは大変だろうな、契約プロも新しいものに替えたくないのでは?」と、正直思っていた。ところが、アン・シネや宮里優作が新ボールに配られてすぐ切り替えたという。俄然興味が沸いて、発表会で「何が変わったのか?」開発担当の宮川直之氏に直撃することにした。