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【バケモノたちの使用ギア】永野竜太郎と一緒に回って感じた、男子プロの“凄さ”

先日のPINGの試打ラウンドレポートの最終章。永野竜太郎と一緒に回ることになったのだが、そこで1ラウンドを共にすると、いろいろなことを感じた。やっぱり、ヤツはバケモノだ!

2017年07月16日

天性の球の高さから来る、ビッグキャリー製造能力

 
PINGが発表した、永野竜太郎のトラックマンデータ。振ってなくてこの数字。なんじゃ、その球の高さは!

先日、PINGの『G400』の試打ラウンドにて、スクランブル方式で永野竜太郎プロと一緒に回ることになった。前回の投稿では、その結果と『G400』の性能について触れたのだが、実は、こちらの方が筆者が本当に書きたい、伝えたいと思う内容である。ロープ内で目の当たりにした、永野竜太郎プロの凄さについて書きたいと思う。

前日の発表会では、筆者もトラックマンで試打・計測を行っているが、筆者が球の行方を気にせず思い切り振れば、ヘッドスピード50m/sが計時された。(メディア向けドラコンをやっていたため)ところが、方向性を気にしながらのヘッドスピードはというと、47.5m/sから48.5m/sの間。普段自分のヘッドスピードを50m/sと語っておきながら、このザマだ。現実は意外に厳しいのである。

トラックマンはヘッドスピードで辛いデータが出る。だが、PGAツアーのデータもこの辛いトラックマンで計測されているのだから、辛いデータで正確な自分の実力が把握出来たほうがいい。どのヘッドスピードでどんな打ち出し条件を作って打っているのか?同じトラックマンで図るとPGAツアーのデータが参考になるからだ。(ちなみに、筆者は量販店のサイエンスアイなどではMAX53、4m/sを記録してしまうし、ユピテルなどをカット軌道で振るともっと数字が出ることもある)

筆者の話はさておき、永野竜太郎プロのトラックマンデータをPINGが発表会で開示していた。それが画像なのだが、HS51.3m/s、BS76.7m/sで、トータル324.5ヤードを記録していた。筆者はこのデータはどのくらい永野竜太郎プロが振ったデータなのか?ということに疑問を持った。そして、一緒に回った結論からすると、普段試合でティショットを放つスピードで打った、いい当たりのトラックマンデータということになるだろう。永野プロ本人はこう言う。

「こないだ初めてトラックマンデータで、BS80m/sを越えたんですよ。『G400LST』の8.5°に替えてから。PINGが言っている空気抵抗を減らすというロジックを皆さん目に見えないから信じないかもしれませんが、同じ長さのものを同じ力加減で振ってもボクの場合、0.5m/s『G』よりヘッドスピードが速く出るんです。初速もヘッドスピードアップ分と同じかもう少し速くなりました。

もちろん、BS80m/s出たときはマン振りしています。PGAツアーナンバーワンのダスティン・ジョンソンが試合中の平均でBS81m/sちょっとですよね。試合中の平均で81m/sを越えてくるというのは確かに凄いし、ボクのそれとは差があります。でも、考えてみてください。チャン・キム選手は先週のセガサミーの練習場で、マン振りとはいえ、BS84.6m/sを記録しているんですよ。

ダスティン・ジョンソンも振れば同じくらいのデータが出るかもしれないけど、チャン・キム選手は世界ナンバーワンを越えるスピードの持ち主ということ。そして、ボクはその彼とまったく同じヘッドを使っている。刺激になりますし、日本の男子ツアーにも世界ナンバーワンを越えるほどのバケモノがいるという事実を知ってほしいですね。彼をベンチマークにボクらも追いつけるように頑張らなくてはいけません」(永野竜太郎)

永野プロはチャン・キムを事例に自分と比較しながら驚きをもって伝えてくれたが、筆者からすると、自分と比べて永野プロの凄さを嫌というほど知った。何しろ、データに出ているとおり、最高到達点が49ヤードを記録している。上空50メートル近くに球を打ち出すというのは、アマチュアの筆者からすると激しくテンプラした時のイメージだ。これが試合中に方向性を気にして抑えて振って出る球だというのが信じられるだろうか。

実際、スタートホールから永野プロはぶっつけ本番で練習なしで抑えて振っていたが、首が痛くなるほどの高弾道。「ボクは元々球が高いほうなので」と本人は当然のことのように語っていたが、近しいヘッドスピードを持つ筆者からすると、テンプラがずーっと前に飛び続けている感覚で、永野プロが放つ弾道にいちいち驚愕せざるを得なかった。

PGAツアーでは「ハングタイム」というボールの滞空時間を記録しているが、飛ばし屋の滞空時間は7秒を越える。永野プロの球も明らかにそれに近い。テンプラが7秒以上ずっと前に飛び続けるという不思議な感覚に筆者はいつまでも見慣れなかった。

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