4年ぶりの復活優勝を目指す、藤田寛之のフットウェア
4年ぶりの復活優勝を目指す、藤田寛之のフットウェア
配信日時: 2018年7月20日 09時00分
4年ぶりの復活優勝を目指す、藤田寛之のフットウェア
40歳を超えて活躍する“中年の星”
サッカーのワールドカップ、ロシア大会では、下馬評の低かった日本代表が健闘した。若手選手の少ないメンバー選考に、“年功序列ジャパン”などと揶揄する声もあったが、経験豊富な選手たちが奮闘し、戦力的に不利と言われていた状況の中で、好結果をもたらした。
プロとしての選手生命が長いゴルフは、サッカー以上に経験を持っていることが活きるスポーツだろう。プレーの選択やコースコンディションの違い、メンタルのマネージメントなど、経験が物を言うことが多く、事実、体力的なピークを過ぎても活躍できる選手が少なくない。藤田寛之もまた、そんな選手の一人だ。
ジュニアでは天才と呼ばれた丸山茂樹と同学年。しかし、早くからスター街道を邁進していた丸山とは対象的に、藤田は学生時代はもとより、プロ入り当初も目立った活躍ができていない。20代後半からようやくツアープロとして頭角を表し、1997年のサントリーオープンでは、当時圧倒的な強さを誇っていた尾崎将司との優勝争いを制して初優勝。20〜30代でツアー6勝をあげた。
驚くのは、40代になってから、それまでの勝利数を大幅に上回る12勝をあげたことだ。ほとんどの選手が20代から30代前半にキャリアピークを迎えるプロゴルフの世界で、40歳を過ぎてから、際立った強さを見せはじめた。2012年には年間4勝をあげて、43歳にして初の賞金王に輝き、その年の日本シリーズでは圧巻の3連覇を達成した。東京よみうりCCの名物パー3である18番ホール。断崖絶壁のような下りのウィニングパットを驚くほど強いタッチで決めたシーンを記憶している人も多いだろう。“中年の星”と称賛されるようになったのもこの頃だ。
現在の若手男子プロには、ドライバーの飛距離が300ヤードを超える選手が大勢いる。パワー重視の傾向が強まっている近年のツアーで、飛距離面の不利にもかかわらず、得意のショートゲームを駆使しながら、ひたむきなプレーで戦い続ける藤田には、なにか求道者のような趣すらある。その姿に魅了されるファンは多い。
プロとしての選手生命が長いゴルフは、サッカー以上に経験を持っていることが活きるスポーツだろう。プレーの選択やコースコンディションの違い、メンタルのマネージメントなど、経験が物を言うことが多く、事実、体力的なピークを過ぎても活躍できる選手が少なくない。藤田寛之もまた、そんな選手の一人だ。
ジュニアでは天才と呼ばれた丸山茂樹と同学年。しかし、早くからスター街道を邁進していた丸山とは対象的に、藤田は学生時代はもとより、プロ入り当初も目立った活躍ができていない。20代後半からようやくツアープロとして頭角を表し、1997年のサントリーオープンでは、当時圧倒的な強さを誇っていた尾崎将司との優勝争いを制して初優勝。20〜30代でツアー6勝をあげた。
驚くのは、40代になってから、それまでの勝利数を大幅に上回る12勝をあげたことだ。ほとんどの選手が20代から30代前半にキャリアピークを迎えるプロゴルフの世界で、40歳を過ぎてから、際立った強さを見せはじめた。2012年には年間4勝をあげて、43歳にして初の賞金王に輝き、その年の日本シリーズでは圧巻の3連覇を達成した。東京よみうりCCの名物パー3である18番ホール。断崖絶壁のような下りのウィニングパットを驚くほど強いタッチで決めたシーンを記憶している人も多いだろう。“中年の星”と称賛されるようになったのもこの頃だ。
現在の若手男子プロには、ドライバーの飛距離が300ヤードを超える選手が大勢いる。パワー重視の傾向が強まっている近年のツアーで、飛距離面の不利にもかかわらず、得意のショートゲームを駆使しながら、ひたむきなプレーで戦い続ける藤田には、なにか求道者のような趣すらある。その姿に魅了されるファンは多い。