有村智恵、復活間近のプレーオフ進出!
有村智恵、復活間近のプレーオフ進出!
配信日時: 2018年6月13日 03時00分
有村智恵、復活間近のプレーオフ進出!
米国ツアーに参戦後、苦難の連続
今年から、“宮里藍”の冠がつくこととなったサントリーレディスオープン。72ホールでは決着がつかず、4ホールのプレーオフで勝負を決した最終日、その舞台に有村智恵はいた。
2012年までに国内女子ツアーで12勝。ツアーのホープとして押しも押されもせぬ活躍を見せていた有村だが、米国女子ツアーのQTを突破し、主戦場をアメリカに移してからは苦難の連続だった。USLPGAツアー参戦初年度の2013年は、ベスト10に2度入ったものの賞金ランキングは61位。翌年の2014年に至っては、成績が全く振るわず、ランキングも106位と低迷した。
2015年からは、米国下部のシメトラツアーに参戦。何度も優勝争いを演じたものの、最終的な順位は15位で、レギュラーツアー出場枠を得ることができる賞金ランキング上位10名以内に入ることが出来なかった。
翌年も同ツアーで戦う予定だったが、4月に故郷、熊本で起きた大地震をきっかけに、国内ツアーへの復帰を発表。大望を抱いて乗り込んだアメリカで成績が出ず、すでに国内ツアーのシード権もなくなっていた。まさに、刀折れ矢尽きた状態での帰国に見えたファンも少なくなかったろう。
国内女子ツアーに復帰してからも、かつて年間何勝もあげていた有村の面影は、そこにはなかった。あれだけの実績を上げてきた選手が、予選通過にも苦労している状況は、ゴルフファンにも驚きだったろうが、有村本人も相当精神的にきつかったのではないだろうか。限られた出場試合の中でシード獲得を義務づけられたプレッシャーも小さいものではなかったはずだ。
そんな中、有村はそんな苦しい状況をおくびにも出さず、SNSでの情報発信も熱心で、試合会場でもファンサービスを欠かしていなかった。若年化が著しい女子ツアーの中にあって、すでにベテランの風格さえ漂う有村だが、今も練習場では人一倍球を打つ姿が見られる。そんなプロとしての姿勢に、多くのファンが復活を待ち望んでいただろう。
2012年までに国内女子ツアーで12勝。ツアーのホープとして押しも押されもせぬ活躍を見せていた有村だが、米国女子ツアーのQTを突破し、主戦場をアメリカに移してからは苦難の連続だった。USLPGAツアー参戦初年度の2013年は、ベスト10に2度入ったものの賞金ランキングは61位。翌年の2014年に至っては、成績が全く振るわず、ランキングも106位と低迷した。
2015年からは、米国下部のシメトラツアーに参戦。何度も優勝争いを演じたものの、最終的な順位は15位で、レギュラーツアー出場枠を得ることができる賞金ランキング上位10名以内に入ることが出来なかった。
翌年も同ツアーで戦う予定だったが、4月に故郷、熊本で起きた大地震をきっかけに、国内ツアーへの復帰を発表。大望を抱いて乗り込んだアメリカで成績が出ず、すでに国内ツアーのシード権もなくなっていた。まさに、刀折れ矢尽きた状態での帰国に見えたファンも少なくなかったろう。
国内女子ツアーに復帰してからも、かつて年間何勝もあげていた有村の面影は、そこにはなかった。あれだけの実績を上げてきた選手が、予選通過にも苦労している状況は、ゴルフファンにも驚きだったろうが、有村本人も相当精神的にきつかったのではないだろうか。限られた出場試合の中でシード獲得を義務づけられたプレッシャーも小さいものではなかったはずだ。
そんな中、有村はそんな苦しい状況をおくびにも出さず、SNSでの情報発信も熱心で、試合会場でもファンサービスを欠かしていなかった。若年化が著しい女子ツアーの中にあって、すでにベテランの風格さえ漂う有村だが、今も練習場では人一倍球を打つ姿が見られる。そんなプロとしての姿勢に、多くのファンが復活を待ち望んでいただろう。