ウェッジ“維新”だ!! フォーティーン『FHフォージドV1』ウェッジを吉田洋一郎が徹底レポート | 話題のクラブ…すぐ武器になる1本か、否か!?

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ウェッジ“維新”だ!! フォーティーン『FHフォージドV1』ウェッジを吉田洋一郎が徹底レポート

ウェッジといえば、フォーティーン。フォーティーンといえば、ウェッジ。そんな同社から意欲的な最新作が出ると聞き、ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎がガッツリ試打することに。

2018年02月09日

 
フォーティーン『FH Forged V1ウェッジ』(撮影・田畑誠一郎)

FH=FUTURE HERITAGE(フューチャー・ヘリテイジ)の略。すなわち、伝統と未来を融合する意欲作だ!

フォーティーンが“意欲的な新作ウェッジを出す”と聞いたのは年が明けて間もない頃だった。国産ウェッジの歴史を創ってきた老舗中の老舗が、ウェッジの伝統と未来を見据えて出す新作となれば、同社のウェッジをよく知る者に性能を確かめてもらうしかない。

そこで、編集部ではゴルフスイングコンサルタントである、吉田洋一郎(よしだ・ひろいちろう)氏に性能分析を依頼。氏は、デビッド・レッドベターをはじめ、世界のプロコーチと親交が深く、スイング理論の過去から最先端まで幅広く情報収集と研究活動をしている。そして、何よりフォーティーンの歴代ウェッジユーザーでもあるのだ。

試打当日。初めて目の当たりにした新作には、『FHフォージドV1』とある。まず、『FH』ってどういう意味?と聞くのが普通だが、そんな質問は無意味だった。『Future Heritage』との刻印がすべてを表していた。つまり、「ゴルファーのこだわりを満足させる伝統と未来を融合した意欲作」ということなのだ。フォーティーンの歴代モデルをよく知る吉田はそんな意欲作の第一印象をこう語る。
ゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎。さまざまなメディアで活躍する理論派だ
「時代と共にスイング理論もクラブも進化していきます。ゴルフの年輪を重ね、その深みを感じられるようになると、ゴルファーとしてのこだわりや、変わらない価値観のようなものが生まれてくると思います。そういったこだわりや伝統を大切にしながらも、最新テクノロジーを上手に取り入れていきたい。ゴルファーなら誰しもそう思うものじゃないでしょうか。そんな伝統と未来の要素を併せ持つ上質なプレミアムウェッジ。『FHフォージドV1』のコンセプトは、ゴルファーとして大事な考え方を形にしたモデルなのだなぁという印象を強く感じます」(吉田洋一郎)

まずはHERITAGE=伝統の部分。『FHフォージドV1』は軟鉄鍛造で顔もスピンもフォーティーンならでは!

左から、47、52、58度。オーソドックスで構えやすい形状はフォーティーンならでは
フォーティーンのウェッジといえば、ゴルファーなら誰しもが知る高いスピン性能が最大の特徴。そして、オーソドックスで使いやすい形状についても、本格派の伝統を感じると吉田は語る。
トップラインの上部ほど、分厚くて重い【逆テーパーブレード】形状
「今も昔も変わらない手応え、打ち応えに応える伝統的な素材である軟鉄鍛造(S25C)を『FHフォージドV1』は採用しています。そして、フォーティーンが始めた【逆テーパーブレード】もさらに進化しています。これはブレード上部方向とネックからトゥの横方向の両方向へ徐々に厚みを持たせた“ダブル逆テーパーブレード”設計と呼ぶそうです。より効率的なウエイト配分ができていて、インパクト時のヘッド安定性がさらにアップし、安定したアプローチショットをもたらします。これまでのフォーティーンらしい打感、そして卓越したハイスピン性能は、確実にキープ出来ていると、1球打ってすぐに実感できました」(吉田洋一郎)

また、形状についてもまったく違和感がないと言う。

フォーティーンのウェッジはどれもオーソドックスな形状とサイズで、このウェッジが構えづらいというゴルファーはほとんどいないのではないでしょうか。長くゴルフに親しんできた人の技量に応え、アプローチにおけるイマジネーションを引き出してくれるこの顔は、『FHフォージドV1』もほぼ同じで、フォーティーンのウェッジの良さを踏襲しています。何の違和感もなく、ターゲットを狙えるウェッジで、基本性能の高さが際立ちますね。まさに、正統派。奇をてらう部分はひとつもありませんが、これが目の肥えたゴルファーが望むことじゃないでしょうか」(吉田洋一郎)

Future=未来の部分に驚く吉田。『FHフォージドV1』にはロフトごとの用途にベストなソール形状とシャフトが用意されていた!

ソール形状がロフト毎に最適になっていた!
伝統の良さをしっかりと実感していた吉田だったが、明かされた未来(Future)の部分に驚きが待っていた。なんと、今回の『FHフォージドV1』ウェッジには、ロフトタイプごとの用途に最適なソール形状、シャフトが用意されていたのだ。まずは、残り110ヤードから、47度でピンを狙ってショットを試みる。
「リッジソールのおかげでまったく刺さりません!」(吉田)
「今どきのアイアンセットはストロングロフトが多く、ピッチングの下にローロフトウェッジをセッティングする必要があります。そんな、ローロフト番手の41、44、47、50度には、リーディングエッジ寄りに尾根のあるリッジソールが採用されています。打ってみて本当に実感するのが、打ち込んでも刺さらず、シャープに打ち抜いていけること。冬場でフェアウェイの芝もかなり薄い状態で、霜が溶けて地面が柔らかい状態ですが、まったくリーディングが刺さることがないので、狙ったタテ距離をしっかりと出すことができました。ウェッジのフルショットでよくタテ距離がズレてしまうという人は、『FHフォージドV1』のリッジソールの恩恵を確実に受けられますね。」(吉田洋一郎)

次は、もっとも一般的に使用されるロフト(52、54、56度)について。ここでは40ヤードと中途半端な距離から、固く締まった冬場のシビアなグリーンを狙ってもらう。
「レギュラーソールは平らな面が広くて方向性がいい」(吉田)
「一般的に、よく使用される52、54、56度のモデルにはテーパー形状のレギュラーソールが採用されていて、打ってみるとオートマチックにソールが活かせるやさしさを感じますね。フォーティーンのレギュラーソールは、平らな面がトゥ方向に広がる形になっていて、非常に接地したときの安定性が高いのが魅力。実際、薄芝のライから打っても方向性の良さが際立っているため、距離感だけに集中できて、きっちり中途半端な距離を寄せ切ることができました。オーソドックスなピッチエンドランを多用する方に、このソールは本当にスコアをよくしてくれる性能を感じます」(吉田洋一郎)

最後は、58、60度のハイロフトウェッジについて。ここではバンカー越えのシビアな状況から、硬いグリーン面に対してのアプローチを吉田に要求した。
「山形のツインソールはすごくフェースを開いて使いやすい」(吉田)
「58、60度は中央が高いツインソールが採用されていますね。今回は58度を使用して打ってみますが、構えるととてもフェースが開きやすく、テクニックが活かせる感じがします。実際に打ってみても、バンカー越えのシビアな状況からふわりと高い球を打つことができました。このようにテクニックを活かせる理由は、ソール中央部にハッキリとした山型の稜線を持つツインソールの効果でしょうね。フェースが開閉しやすく、テクニックを活かすデリケートなショットに効果を発揮してくれます」(吉田洋一郎)

「用途別のソール形状」の合理性に驚く吉田にさらなる衝撃。ローロフト番手、ハイロフト番手それぞれに最適なシャフト特性が!

新採用の日本シャフト製『TS-114w』。こちらもロフト帯ごとに最適な性能を発揮!
ここまで、新しい『FHフォージドV1』ウェッジのその合理性な設計について、打って性能を実感した吉田洋一郎。ところが、さらなる未来のテクノロジーに衝撃が!

「本当に驚いたのですが、なんといっても注目は『FHフォージドV1』に採用されているこのシャフトですよね。フォーティーン日本シャフトが共同開発したウェッジ専用スチールシャフト“TS-114w"です。ウェッジショットはスイングスピードの幅が広く、その対応が難しいのですがこの(TS-114wスチール)シャフトは、41〜50度のローロフト番手のモデルにはフルショットに近いコントロールショットに対応した特性を、52〜60度のハイロフト番手のモデルにはチップショットに対応した特性を持たせているそうです。適度な重量感とシャフト特性の相乗効果で、それぞれのロフトモデルにおいて、より精度の高いウェッジワークが可能になっています」(吉田洋一郎)
「伝統と未来が融合したウェッジ」(吉田)
昨今のウェッジを取り巻く市場環境は、複雑なものとなっている。メーカー側はさまざまなゴルファーに対応するため、ソール形状やバンスなどの細かなバリエーションを用意している。そのため、本来はゴルファーのためを思って出来た豊富な選択肢という結果なのだが、かえって「自分がどれを選べばいいか分からない!」といった現状を招いているのだ。吉田は今回の『FHフォージドV1』をこうまとめる。

「『FHフォージドV1』は、ロフトタイプごとの用途に対応したベストな設計になっているので、1本のクラブでいろいろ打ち分ける難しさがありません。「このショットはコレ!」とシンプルに用途別にベストなウェッジショットが打てるから、迷う余地がないのです。まさにこれからの時代に即したモデルではないでしょうか。高機能と所有感を併せ持つプレミアムウェッジだと感じますし、伝統と未来の融合というコンセプトを体現しているウェッジだと感じました」(吉田洋一郎)
「違いの分かる大人に薦めたいですね」(吉田)
Text/Mikiro Nagaoka
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