男子、シニアで大流行 『M2 フェアウェイウッド』 を調査
アマチュアゴルファーがスイングを成長させ、ショットの精度を上げるには大変な時間と熱意量が必要。時間が確保できない人にとってはクラブの助けを借りることが必要になるが“本当に使えるクラブ”がわからない…。そこで本コラムではツアーシーン、アマチュアシーン問わず、話題になっているギアが“すぐ武器になるか、否か”を練習場で調査(撮影、取材・山代厚男)。
配信日時: 2016年9月16日 12時00分
目次 / index
今回の調査対象は、テーラーメイド『M2 フェアウェイウッド』
男子、シニアプロの評価は“入れざるを得ない”!?
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【話題ポイント1】男子ツアーでは開幕から契約外にも関わらず使用プロが続出
【話題ポイント2】シニアツアーでは多くの選手が“入れざるを得ない”
先行して登場した『M1シリーズ』の兄弟モデルとして、今年3月に発売された『M2シリーズ』。大まかなモデル別の特徴は、ボールの強さならM1、やさしさで選ぶならM2、という住み分け。機能面では、M2の方がボールをつかまえやすい重心設計で、M1は自分でボールをつかまえる技術が必要だったが、M2はサポートしてくれるヘッドとなっています。ただ両モデルともツアーモデルなので、M2も上級者がフィーリング面で好むヘッドに。M2シリーズもプロレベルでも十分対応できるヘッドに仕上がっていることは、『M2フェアウェイウッド』が今季男子ツアーおよびシニアツアーでは契約外の選手が開幕時からこぞって継続使用している例からもわかると思います。
圧倒的な飛距離性能と、やさしさのなかにある操作性。カーボンクラウンによる低重心化でボールがラクに上がり、低スピン設計のヘッドが力強い弾道を生み出す…。この高い潜在能力、プロではない普通のゴルファーでも“武器になる1本”となるのか?今回、試打で調査してみた。
スペックはギアNAVIページをチェック!!
【関連コラム】ツアーを席巻中!! 『M2 フェアウェイウッド』の実力とは?
【関連ニュース】卓越した飛距離性能と直進性、新しい『M』は“オートマ”だ
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圧倒的な飛距離性能と、やさしさのなかにある操作性。カーボンクラウンによる低重心化でボールがラクに上がり、低スピン設計のヘッドが力強い弾道を生み出す…。この高い潜在能力、プロではない普通のゴルファーでも“武器になる1本”となるのか?今回、試打で調査してみた。
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アマチュアへの“5球試打”を敢行!みんなの感想は?
今回調査で伺ったのは…「トーキョージャンボゴルフクラブ」
9月某日に東京都足立区にある230ヤード200打席の大型練習場『トーキョージャンボゴルフセンター』へ。実際に打ってもらったのは20代〜80代の男性ゴルファー25名。シングルから平均スコア100のアベレージゴルファーまで。ヘッドスピードも30台半ば〜40台後半まで多岐に渡り、幅広い層になった。
9月某日に東京都足立区にある230ヤード200打席の大型練習場『トーキョージャンボゴルフセンター』へ。実際に打ってもらったのは20代〜80代の男性ゴルファー25名。シングルから平均スコア100のアベレージゴルファーまで。ヘッドスピードも30台半ば〜40台後半まで多岐に渡り、幅広い層になった。
【すぐ武器になる!の意見】「中弾道の力強い球で、飛距離が出る印象です。数球しか打っていないのに“飛び”を実感できました。スピン量が少なく、乾いた打球音でボールの弾きがいいと思います。サイドスピンが少ないせいか直進性も高くミスヒットに寛容で、これならコースでも大怪我しなさそうです。フェースが被っていないため、構えやすいのもいいですね」(高橋 誠さん、年齢44歳、ゴルフ歴20年、平均スコア80、ヘッドスピード44〜45m/s)
【すぐ武器になる!の意見】「自分のクラブよりも飛距離が出ているように感じました。棒球で力強く飛んでいきますね。多少、芯を外しても真っすぐ飛んでくれるのも魅力です。クラウンに白い部分があるからなのか、構えた時にシャフトが短く感じられて振りやすいのもいいですね。好みのシャフトにして慣れてくれば、とても強力な武器になると思います」(中村勝哉さん、年齢44歳、ゴルフ歴15年、ハンデキャップ14、ヘッドスピード50m/s)
【ちょっと厳しい…の意見】「スピン量が少ないのか、ボールが上がりにくいですね。私にはシャフトも硬く感じられて、全体的に少し難しいという印象です。普段使っているのがゼクシオで、シャフトがRということもあるとは思うのですが…。ヘッドスピードが落ちてきているシニア層には、使いこなすのが少々辛いのではないでしょうか。ただ、弾道が低く強いこともあって、風には強そうで、曲がり幅も少ないと思います」(佐藤 進さん、年齢69歳、ゴルフ歴35年、平均スコア95、ヘッドスピード38m/s)。
すぐ武器になると答えた人は…
試打クラブには3番ウッド(純正シャフト/S)を使用したのだが、傾向としてHS40m/s以上の中・上級者から好評価が“即、コースで使える!”という意見が多かった。少ない球数でも「一発目から強い弾道の手ごたえが得られる」というコメントが多く、「慣れないクラブでのミスヒット時でも怪我をせずにいい結果が出そう!」とのファーストフィーリングが“コースでの好結果”を連想させたようだ。
ツアーモデルだが、あえてHS40m/s以下のシニア層にも試打をお願いしたが“球が上がりにくい”という想定の感想はあったものの、同時に低く強い球が期待できるというメリットも…。毎スイング、安定した軌道を保てるシニアゴルファーであれば、高打ち出しを確保できる先端側が柔らかいシャフトを差せば、大いに武器になるだろう。
ツアーモデルだが、あえてHS40m/s以下のシニア層にも試打をお願いしたが“球が上がりにくい”という想定の感想はあったものの、同時に低く強い球が期待できるというメリットも…。毎スイング、安定した軌道を保てるシニアゴルファーであれば、高打ち出しを確保できる先端側が柔らかいシャフトを差せば、大いに武器になるだろう。