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話題の同一レングスアイアン、ブライソン・デシャンボーのセッティングを徹底分析!

text by kazuhiro koyama

2016年04月19日

デシャンボー、コブラ・プーマと契約

 
3番アイアンからウェッジまでのシャフトの長さを6番(37.5インチ)に合わせる特異なセットのデシャンボー gettyimages
昨年の全米アマ王者、ブライソン・デシャンボーがプロに転向した。先日のマスターズでは、21位タイに入りローアマチュアを獲得。2日目を終わった時点で8位タイにつけて、優勝争いに加わったこともあり、日本での知名度も急速に高まっている。

 デシャンボーといえば、なんといってもアイアンとウェッジ10本の長さがすべて同じ長さという特異なセッティングが知られている。アイアンを同一の長さにするアイディアは、デシャンボー自身の発案とのことだが、それをクラブセットとして実現したのが、今年、日本にも本格上陸するイーデルゴルフのデビッド・イーデル氏だ。デシャンボーのサポートは、かれこれ5年に渡るという。

 しかし、デシャンボーはプロ転向を機にコブラ・プーマと契約。クラブはもちろん、アパレルやキャディバッグ、シューズなどの大型総合契約を結んだ。契約にあたっては、コブラ・プーマの看板プロであるリッキー・ファウラーのアドバイスもあったらしい。

 コブラはかつて、同社のメタルドライバーを使用していたタイガー・ウッズと契約できなかった過去がある。タイガーはプロ入り前後でコブラのドライバーを使用し、97年のマスターズを制しているが、その後、タイトリストナイキとスイッチし、コブラを手にすることは二度となかった。20年前のタイガーとのいきさつが、今回、コブラ・プーマがアマチュアの有力選手であるデシャンボーとの契約にこだわった理由のひとつだと囁かれている。

 気になるのは、同じの長さのアイアンセットという特殊なクラブをコブラ・プーマがすぐに用意できるのかということだ。長さを揃えるだけなら簡単だが、同じ振り感にするには、ヘッド重量を同一にしなければならない。

 通常のアイアンセットは、下の番手になるに従って、約7gずつ、ヘッドが重くなっている。軽いものを重くするのは、鉛テープを貼るなどして対応できそうだが、重いものを軽くするのは簡単ではない。その番手に必要な形状を維持しながら、重量を減らしていく。デシャンボーと同じスペックにするなら、最大で20gは落とす必要があるのだ。

 当初は、マスターズですべてコブラ・プーマのセッティングになるという噂もあったが、最終的にアイアンはイーデルゴルフのものを使っていて、ウェッジのみをコブラに変更していた。今後、どのタイミングでアイアンをスイッチするのか、デシャンボーの動向が注目されるだろう。
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