9代目『PRO V1』いよいよ発売!前作との違いを試打比較
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2017年2月6日 06時00分
驚異のベストセラーボール、『PRO V1』
2000年に登場し(※発売は翌年)、現在も多くのツアープロが愛用するタイトリストのボール、『PRO V1』シリーズ。その9代目となる新モデルが、2月3日に発売となった。
『PRO V1』以前は、タイガー・ウッズもかつて愛用した『プロフェッショナル 90』のように、プロや上級者の使用する糸巻きバラタボールが、タイトリストの主要モデルだった。
当時のタイトリストが、糸巻きバラタボールの性能や製法に強いこだわりがあったことは想像に難くない。しかし、他社製品が、現在も主流のソリッドボールに続々と切り替わるのに対抗し、ウレタンカバーのソリッドボールに大きく舵を切った。製造設備も製法も異なるボールに、経営資源をシフトする判断は、決して簡単なことではなかったろう。結果的にそれが、空前の大ヒットボールとなり、現在もプロの定番として、定着しているというわけだ。
過去16年で『PRO V1』シリーズの世界的なシェアや勝利数は圧倒的で、他のブランドの追随を許さない。海外のツアープロの使用者が多いのはもちろんだが、日本の選手も藤田寛之や武藤俊憲など、クラブ契約の違いを越えて、多くの使用プロがいる。アマチュアでも、中上級者を中心に『PRO V1』しか使わないという愛用者が多い。目移りせず、使い続けるゴルファーが多いのだ。
長きに渡り、『PRO V1』がここまで愛好される理由はなんだろうか。大きな魅力はその軟らかい打感だろう。『PRO V1』は他のツアーボールと比べても感触の軟らかさを感じるし、少し硬めの『PRO V1x』も特にショートゲームにおいては、十分に軟らかい感触が楽しめる。もちろん、スピン性能は非常に高く、強いスピンをかけてボールを止めるプロたちには、心強い味方になる。一般的なアマチュアは、そこまでのスピン性能は必要ないかもしれないが、それでも時折、ギュギュッとボールにブレーキがかかると、嬉しいものだ。
他のツアーボールもスピン性能は高く、ウェッジでのフルショットでは『PRO V1』に勝るとも劣らない性能を持ったボールも存在する。そんな中、『PRO V1』が優れているのは、均一性ではないだろうか。同じように打てば、同じようにスピンがかかり、同じ結果になる。不確定な要素が少なく、より結果が揃いやすいところが、上級者から信頼される大きな要因だろう。
『PRO V1』以前は、タイガー・ウッズもかつて愛用した『プロフェッショナル 90』のように、プロや上級者の使用する糸巻きバラタボールが、タイトリストの主要モデルだった。
当時のタイトリストが、糸巻きバラタボールの性能や製法に強いこだわりがあったことは想像に難くない。しかし、他社製品が、現在も主流のソリッドボールに続々と切り替わるのに対抗し、ウレタンカバーのソリッドボールに大きく舵を切った。製造設備も製法も異なるボールに、経営資源をシフトする判断は、決して簡単なことではなかったろう。結果的にそれが、空前の大ヒットボールとなり、現在もプロの定番として、定着しているというわけだ。
過去16年で『PRO V1』シリーズの世界的なシェアや勝利数は圧倒的で、他のブランドの追随を許さない。海外のツアープロの使用者が多いのはもちろんだが、日本の選手も藤田寛之や武藤俊憲など、クラブ契約の違いを越えて、多くの使用プロがいる。アマチュアでも、中上級者を中心に『PRO V1』しか使わないという愛用者が多い。目移りせず、使い続けるゴルファーが多いのだ。
長きに渡り、『PRO V1』がここまで愛好される理由はなんだろうか。大きな魅力はその軟らかい打感だろう。『PRO V1』は他のツアーボールと比べても感触の軟らかさを感じるし、少し硬めの『PRO V1x』も特にショートゲームにおいては、十分に軟らかい感触が楽しめる。もちろん、スピン性能は非常に高く、強いスピンをかけてボールを止めるプロたちには、心強い味方になる。一般的なアマチュアは、そこまでのスピン性能は必要ないかもしれないが、それでも時折、ギュギュッとボールにブレーキがかかると、嬉しいものだ。
他のツアーボールもスピン性能は高く、ウェッジでのフルショットでは『PRO V1』に勝るとも劣らない性能を持ったボールも存在する。そんな中、『PRO V1』が優れているのは、均一性ではないだろうか。同じように打てば、同じようにスピンがかかり、同じ結果になる。不確定な要素が少なく、より結果が揃いやすいところが、上級者から信頼される大きな要因だろう。