コヤマカズヒロが選んだ、2016年の"大賞"ドライバーは?
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2017年1月12日 06時00分
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コヤマカズヒロが選んだ、2016年の"大賞"ドライバーは?
2016年のベストドライバーを選定!
2016年もたくさんのドライバーが登場した。私見で恐縮だが、昨年発売された数あるドライバーの中で、国内外はもちろん地クラブも含めて、ベストドライバーを選定したい。選定の基準は、機能や特性はもちろんだが、クラブやそのブランドのイメージが、ゴルファーに強い印象を与えた点を重視した。
2016年後半に発売されたモデルのなかには、タイトリスト『917D2』、『917D3』や本間ゴルフ『TW737 450』のように非常に好印象だったドライバーもあるが、期間が短いため今回は選考外とした。
2016年後半に発売されたモデルのなかには、タイトリスト『917D2』、『917D3』や本間ゴルフ『TW737 450』のように非常に好印象だったドライバーもあるが、期間が短いため今回は選考外とした。
【殊勲賞】キャロウェイ『グレートビッグバーサ』&テーラーメイド『M2』
ベストドライバーの前に、まずは三賞を選定した。
殊勲賞のひとつめは、松山英樹が使用したことで、大いに話題になったキャロウェイの『グレートビッグバーサ』。2015年秋に発売されたモデルでありながら、松山が活躍したころには、すでにマークダウンとなり、2万円台で購入できるという、やや皮肉なエピソードも生まれた。値下げ後は、ドライバー部門で売上1位を獲得するヒット作になっている。
単なる話題性だけでなく、機能面も優れていて、飛距離性能は当初から評価が高かった。つかまりの良いアベレージゴルファー向けのモデルながら、重厚さと安心感を備えた良い顔つきで、他の海外モデルと比べると、打感も軟らかい。このあたりはプロ好みと言えるだろう。
ドローバイアス(ボールがつかまる傾向)が強く、その点は好みの分かれるところだが、ネック部の弾道調整機能で、ロフト角を1度立てると、ボールのつかまりは抑えられる。そのあとで、微調整するには、可動式のペリメーターウェイトが非常に効果的だ。このあたりの調整のしやすさも評価したい。
殊勲賞のひとつめは、松山英樹が使用したことで、大いに話題になったキャロウェイの『グレートビッグバーサ』。2015年秋に発売されたモデルでありながら、松山が活躍したころには、すでにマークダウンとなり、2万円台で購入できるという、やや皮肉なエピソードも生まれた。値下げ後は、ドライバー部門で売上1位を獲得するヒット作になっている。
単なる話題性だけでなく、機能面も優れていて、飛距離性能は当初から評価が高かった。つかまりの良いアベレージゴルファー向けのモデルながら、重厚さと安心感を備えた良い顔つきで、他の海外モデルと比べると、打感も軟らかい。このあたりはプロ好みと言えるだろう。
ドローバイアス(ボールがつかまる傾向)が強く、その点は好みの分かれるところだが、ネック部の弾道調整機能で、ロフト角を1度立てると、ボールのつかまりは抑えられる。そのあとで、微調整するには、可動式のペリメーターウェイトが非常に効果的だ。このあたりの調整のしやすさも評価したい。