目指せ300ヤード!アマチュアが最長不倒をマークするには?
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2017年6月7日 23時00分
飛距離がどんどん伸びているPGAツアー
PGAツアーを見ていると、海外のトッププロたちの飛距離がどんどん伸びているのが分かる。ドライビングディスタンスの平均飛距離はそれほど劇的に伸びているわけではないが、トーナメントでここぞという飛距離の欲しい場面、飛ばし屋プロたちがドライバーショットを放つと、340〜350ヤード付近まで苦もなく飛ばしてくる。
ここまで飛距離が伸びた要因は、クラブとボールの進化が大きな原因だ。以前からヘッドスピードの速い選手は大勢いたが、今ほど飛ばす選手が多くなかったのは、現代のギアが低スピン化し、より効率よく飛距離を出しやすくなったからだ。誤解を恐れずに言えば、460cc前後のヘッド体積が定着したこの10年弱、ドライバーの進化とは、低スピン化の歩みでもあった。現在は、ヘッドスピードの速い人向けのプロモデルはもちろん、アベレージゴルファー向けドライバーであっても、スピン量を減らして棒球で飛ぶような特性のものが大半だ。
低スピン弾道で飛距離を稼いでいる代表的な選手が、ジャスティン・トーマスだ。ヘッドスピード自体は52〜54m/sくらいで、石川遼とそれほど変わらない。タイガー・ウッズの全盛期は56m/sくらいで、振れば60m/sを超えていたという。
身長が180cm弱で細身のトーマスが飛ばしている秘密のひとつが、2000rpmを切るという低スピン弾道だ。適正なドライバーショットのスピン量は、2200〜2400rpmくらいと言われているが、トーマスは、低スピンの棒球で、キャリーもランも稼いでいる。球質が強いので、ヘッドスピードやボール初速が同じくらいの選手よりも、トーマスのほうが、より飛距離が出る。
ここまで飛距離が伸びた要因は、クラブとボールの進化が大きな原因だ。以前からヘッドスピードの速い選手は大勢いたが、今ほど飛ばす選手が多くなかったのは、現代のギアが低スピン化し、より効率よく飛距離を出しやすくなったからだ。誤解を恐れずに言えば、460cc前後のヘッド体積が定着したこの10年弱、ドライバーの進化とは、低スピン化の歩みでもあった。現在は、ヘッドスピードの速い人向けのプロモデルはもちろん、アベレージゴルファー向けドライバーであっても、スピン量を減らして棒球で飛ぶような特性のものが大半だ。
低スピン弾道で飛距離を稼いでいる代表的な選手が、ジャスティン・トーマスだ。ヘッドスピード自体は52〜54m/sくらいで、石川遼とそれほど変わらない。タイガー・ウッズの全盛期は56m/sくらいで、振れば60m/sを超えていたという。
身長が180cm弱で細身のトーマスが飛ばしている秘密のひとつが、2000rpmを切るという低スピン弾道だ。適正なドライバーショットのスピン量は、2200〜2400rpmくらいと言われているが、トーマスは、低スピンの棒球で、キャリーもランも稼いでいる。球質が強いので、ヘッドスピードやボール初速が同じくらいの選手よりも、トーマスのほうが、より飛距離が出る。