宮里藍、渡邉彩香が「旧モデル・クリーク」を使う理由とは?
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2017年5月25日 09時00分
渡邉彩香が選んだ5番ウッドは?
「中京テレビ・ブリヂストンレディス」は、ホステスプロであるブリヂストン契約プロたちの活躍が光った。国内屈指の飛ばし屋として人気の高い渡邉彩香は、最終日7アンダーの「65」をマークして4位タイ。堀琴音も同じく4位タイ。そして宮里藍が最終日に"64"を出して、6位タイで大会を終えた。
現在、渡邉のドライビングディスタンスは、248.1ヤードで7位。彼女のクラブセッティングを見てみると、パワーヒッターらしく、ドライバーシャフトは60g台のフレックスXだ。国内の女子選手でXシャフトを使う選手はほとんどいない。
現在、渡邉のドライビングディスタンスは、248.1ヤードで7位。彼女のクラブセッティングを見てみると、パワーヒッターらしく、ドライバーシャフトは60g台のフレックスXだ。国内の女子選手でXシャフトを使う選手はほとんどいない。
4番アイアンの代わりに入れているアイアン型ユーティリティも特徴的だ。アイアン型ユーティリティは操作性と方向性に優れているメリットがあり、男子プロでは使用者が多いが、女子ではボールが上がりきらない場合が多く、ウッド型ユーティリティやショートウッドを使うケースが一般的。だが渡邉はもともと4番アイアンを入れていたこともあり、十分に使いこなせるのだろう。
目を引くのは、5番ウッドが2011年モデルの『TOURSTAGE X-FW』(※2010年11月発売)であることだ。「BRIDGSTONE GOLF」ブランドが誕生し、それに伴い「TOURSTAGE」ブランドが事実上消滅したのが、2014年。渡邉はその年、初優勝を挙げていて、いわば"BRIDGSTONE GOLF 時代"の看板選手だ。これだけクラブが進化した時代に、数年前のクラブを入れていることは、少し奇異に映る。
目を引くのは、5番ウッドが2011年モデルの『TOURSTAGE X-FW』(※2010年11月発売)であることだ。「BRIDGSTONE GOLF」ブランドが誕生し、それに伴い「TOURSTAGE」ブランドが事実上消滅したのが、2014年。渡邉はその年、初優勝を挙げていて、いわば"BRIDGSTONE GOLF 時代"の看板選手だ。これだけクラブが進化した時代に、数年前のクラブを入れていることは、少し奇異に映る。