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【舩越園子コラム】見えないスコア
【舩越園子コラム】見えないスコア
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2013年6月17日 03時59分
そんなローズの長い歩みに比べれば、松山英樹のプロとしての歩みはあまりにも短い。が、最終日に67をマークし、10位に食い込んだ大健闘の陰には「去年のマスターズの最終日に崩れた」悔しさがあり、「メジャーの舞台での雪辱」が彼の原動力となってきた。「これでちょっとは克服したかな」。
松山のプロとしての歩みは、今のところは前進あるのみのイケイケ状態だ。目指すべきスコアがなかなか見えなかったメリオンでも「オーバーパーを打ちたくない。アンダーパーで回りたい」と前だけを向いて突き進み、それが功を奏した。
だが、そこにはまだローズやミケルソンが味わった優勝争いの駆け引きやプレッシャーは無かった。松山自身、優勝争いの中だったら同じことが「できたかどうか?微妙です」。
プロの道は長く険しい。悔し涙が喜びをもたらすこともあれば、悔し涙がさらなる悔し涙と化すこともある。アップダウンが激しいメリオンの土を踏みしめながら、松山がプロとして大切な何かを噛み締めて帰っていった……そう思えることは、何よりうれしい。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)
松山のプロとしての歩みは、今のところは前進あるのみのイケイケ状態だ。目指すべきスコアがなかなか見えなかったメリオンでも「オーバーパーを打ちたくない。アンダーパーで回りたい」と前だけを向いて突き進み、それが功を奏した。
だが、そこにはまだローズやミケルソンが味わった優勝争いの駆け引きやプレッシャーは無かった。松山自身、優勝争いの中だったら同じことが「できたかどうか?微妙です」。
プロの道は長く険しい。悔し涙が喜びをもたらすこともあれば、悔し涙がさらなる悔し涙と化すこともある。アップダウンが激しいメリオンの土を踏みしめながら、松山がプロとして大切な何かを噛み締めて帰っていった……そう思えることは、何よりうれしい。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)