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国内男子
【石川遼・復活優勝へ】海外メジャー突破口はFWキープ率にあらず?
【石川遼・復活優勝へ】海外メジャー突破口はFWキープ率にあらず?
所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi
配信日時: 2018年7月12日 07時35分
【全米オープン・トップ10選手のスタッツ】※(フェアウェイキープ率/パーオン率)
1位:ブルックス・ケプカ (64.29%・55位T/68.06%・4位T)
2位:トミー・フリートウッド(85.71%・1位/69.44%・2位T)
3位:ダスティン・ジョンソン(80.36%・16位T/69.44%・2位T)
4位:パトリック・リード (69.64%・44位T/65.28%・6位T)
5位:トニー・フィナウ(67.86%・51位T/62.50%・12位T)
6位T: ザンダー・シャウフェレ(75.00%・29位T/61.11%・25位T)
6位T:ティレル・ハットン(71.43%・41位T/62.50%・12位)
6位T:ヘンリック・ステンソン(80.36%・16位T/63.89%・8位T)
6位T:ダニエル・バーガー(75.00%・29位T/56.94%・41位T)
10位T:ウェブ・シンプソン(73.21%・36位T/63.89%・8位T)
10位T:ジャスティン・ローズ(83.93%・2位T/62.50%・12位T)
トップ10選手11人のうち、フェアウェイキープ率で上位10位に入ったのは2人。一方で、パーオン率の上位10位には6人が入っている。
そこで、石川がプロ転向してからの国内ツアーのスタッツを見ると、
【石川遼・国内ツアーのスタッツ】(※フェアウェイキープ率/パーオン率)
2008年:52.57%・62位/63.53%・27位
2009年:47.95%・87位/65.21%・24位
2010年:49.20%・71位/66.74%・9位
2011年:43.13%・106位/62.28%・48位
2012年:49.59%・77位/67.63%・15位
※2013年:53.57%・53位相当/70.63%・3位相当
2014年:46.25%・95位/70.56%・2位
※2015年:45.77%・96位相当/70.58%・1位相当
※2016年:48.68%・89位相当/64.39%・24位相当
※2017年:39.68%・最下位相当/58.95%・100位相当
2018年:41.70%・113位/62.91%・47位
※13、15〜17年は米ツアーにメインで参戦
フェアウェイキープ率が低い一方、パーオン率で上位に入っているのはアイアンなどのショットの「卓越したコントロール感」があるからだろう。13年に米ツアーに本格参戦してからの石川について、「本人の自覚がないうちに飛距離を求めて振ろうとしていたのはあったと思います。もともとはコントロールが一番大事ですが、本人にしたら飛距離のアドバンテージというのはすごいので、劣等感を感じているでしょうから。客観的に見ると、(石川には)卓越したコントロール感があるのだから、そこを磨いていってほしい」と、原江里菜や福田真未らのスイングを指導する森守洋コーチは解説する。
とはいえ、ドライバーの状態を一定のレベルで安定させることは必須。「ドライバーで狭いところに打つ精度よりも、幅に打って、それ以降の精度を求められるようなセッティングに海外メジャーもなってきているので、そこの舞台に上がるには最低限のドライバーで、良質の球を打たないといけない」(石川)。スイングそのものではなく、勝つための戦略を口にしたのは、1つの自信の表れかもしれない。
1位:ブルックス・ケプカ (64.29%・55位T/68.06%・4位T)
2位:トミー・フリートウッド(85.71%・1位/69.44%・2位T)
3位:ダスティン・ジョンソン(80.36%・16位T/69.44%・2位T)
4位:パトリック・リード (69.64%・44位T/65.28%・6位T)
5位:トニー・フィナウ(67.86%・51位T/62.50%・12位T)
6位T: ザンダー・シャウフェレ(75.00%・29位T/61.11%・25位T)
6位T:ティレル・ハットン(71.43%・41位T/62.50%・12位)
6位T:ヘンリック・ステンソン(80.36%・16位T/63.89%・8位T)
6位T:ダニエル・バーガー(75.00%・29位T/56.94%・41位T)
10位T:ウェブ・シンプソン(73.21%・36位T/63.89%・8位T)
10位T:ジャスティン・ローズ(83.93%・2位T/62.50%・12位T)
トップ10選手11人のうち、フェアウェイキープ率で上位10位に入ったのは2人。一方で、パーオン率の上位10位には6人が入っている。
そこで、石川がプロ転向してからの国内ツアーのスタッツを見ると、
【石川遼・国内ツアーのスタッツ】(※フェアウェイキープ率/パーオン率)
2008年:52.57%・62位/63.53%・27位
2009年:47.95%・87位/65.21%・24位
2010年:49.20%・71位/66.74%・9位
2011年:43.13%・106位/62.28%・48位
2012年:49.59%・77位/67.63%・15位
※2013年:53.57%・53位相当/70.63%・3位相当
2014年:46.25%・95位/70.56%・2位
※2015年:45.77%・96位相当/70.58%・1位相当
※2016年:48.68%・89位相当/64.39%・24位相当
※2017年:39.68%・最下位相当/58.95%・100位相当
2018年:41.70%・113位/62.91%・47位
※13、15〜17年は米ツアーにメインで参戦
フェアウェイキープ率が低い一方、パーオン率で上位に入っているのはアイアンなどのショットの「卓越したコントロール感」があるからだろう。13年に米ツアーに本格参戦してからの石川について、「本人の自覚がないうちに飛距離を求めて振ろうとしていたのはあったと思います。もともとはコントロールが一番大事ですが、本人にしたら飛距離のアドバンテージというのはすごいので、劣等感を感じているでしょうから。客観的に見ると、(石川には)卓越したコントロール感があるのだから、そこを磨いていってほしい」と、原江里菜や福田真未らのスイングを指導する森守洋コーチは解説する。
とはいえ、ドライバーの状態を一定のレベルで安定させることは必須。「ドライバーで狭いところに打つ精度よりも、幅に打って、それ以降の精度を求められるようなセッティングに海外メジャーもなってきているので、そこの舞台に上がるには最低限のドライバーで、良質の球を打たないといけない」(石川)。スイングそのものではなく、勝つための戦略を口にしたのは、1つの自信の表れかもしれない。